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2008.06.09
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カテゴリ: 映画
(あらすじ) スランプに陥り体調を崩した作家・春名礼子(中谷)は、編集者・木島(西島)の勧めで郊外の洋館に引っ越す。ある日、向かいのある大学が所有する研究室に、何か運び込む男の姿を目撃する。男は吉岡誠(豊川)という大学教授。やがて礼子は、そこに1000年前の女のミイラが極秘に保管されていることを知る。ある日、吉岡からそのミイラを2,3日預かってほしいと頼まれるのだが―。
端的にいえば、ミイラの呪い=愛の呪縛を描いたホラーですが、冒頭ではわからない深いメタファーが込められていました。
それがいったいなんなのか、真夜中、眠くなり遠のく意識を覚醒させながら観ましたが、いま時間が経ってもはっきりとわかりません。
現代人が囚われているもの、たくさんの呪縛は本作のテーマである愛だけではありません。呪縛をテーマに敷きながら、そういった広い意味での囚われの身となっている現代人を描いていたようでした。
ミイラを媒体にして、引き合わされていく男と女。
「なにもかも捨てる」
そういってひしと抱き合ったあの森でのシーン。
突然単なるホラーではなくなる感じが面白かった。礼子も吉岡も、千年前のミイラによって呪いをかけられていたにすぎないのかもしれないけれど、ふたりの奇妙な結びつきに、あまり触れたことのないような雰囲気がありました。
60年前(?)一度沼から引き上げられ、再び沈められたミイラの謎。越して来た洋館で起こった殺人事件の謎。礼子が引っ越す以前から吐いていたドロの謎・・・様々にわからない箇所がありました。
けれどもそれを意に介さず、怖いシーンに怯えながら、観念の積み重ねを静かに見つめていると、鑑賞後意外にも心の深いところに辿り着いているのでした。


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音楽  ゲイリー芦屋
出演  中谷美紀  豊川悦司  西島秀俊  安達祐実

(カラー/115分)








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Last updated  2025.06.16 10:35:08
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