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2011.11.26
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カテゴリ: スペイン映画

期待したわりに、内容がよくわからなくってびっくりしたけれど(笑) すごく好きだった。
ノスタルジックで幻想的な世界。

画面がとにかく魅惑的なもので。古いお屋敷、オルゴールつき懐中時計、調律されないピアノ、ドン・ホセという名の人体模型・・・・。もはや蠱惑にちかいほど惹かれてしまう。
会話のないやつれた大人たちをよそに、子どもたちの空想力は果てなく広がり、研ぎ澄まされたアナの感性は眩しくて、子どもの目を通して内戦の傷痕と、人々の営みを眺めたら、いつもは気づかないことに気づけそうだった。

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おもしろいのは、屋敷の窓が六角形の格子柄、蜂の巣模様であること。ガラスの巣箱で蜂を観察している父親みたいに、じぶんが屋敷の外から、六角形の格子を通してアナ家族を観察している気持になってくる。

「報われることのない過酷な努力、眠りはなく、休息は死である」

父親の書きつけたミツバチの記録は、そのまま過酷な時代に生きる人間に通じる。

原題は 『ミツバチの巣箱の精霊』 なのだそうだ。精霊がいるとすればそれはアナだった。無垢で純粋なこころのアナだった。

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フランケンシュタイン





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原案・監督  ヴィクトル・エリセ
  脚本  アンヘル・フェルナンデス=サントス  ヴィクトル・エリセ
  音楽  ルイス・デ・パブロ
  出演  アナ・トレント  イザベル・テリェリア  フェルナンド・フェルナン・ゴメス

   (99min)







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Last updated  2011.11.27 15:47:15
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