舞い降りてきた白い天使の涙

舞い降りてきた白い天使の涙

デジモン小説


その1ヶ月後ネット空間内をさまよっていたディアボロモンのデータが書きかえられ新たなデジモン「スクナノガルモン」として復活した。


「スクナノガルモン、今こそ俺達がおまえを倒す!!ヤマト、一気に行くぞ!!」
「あぁ、オメガモンだな!!」
俺達がディアボロモンと戦った時に誕生した聖騎士「オメガモン」は大量のディアボロモンを倒すほど強力な力を持っていた。
「スクナノガルモン、これで終わりだ!!」
グレイソードでスクナノガルモンを貫き、戦いは終わった・・・はずだった。



数年後東京西新宿・・・
「よし、僕はメタルグレイモンをウォーグレイモンに進化させる。」
カードゲームに熱中する1人の少年がいた。
彼の名前は松田タカト。つい先日パートナーのギルモンとデリーパから世界の脅威を救った少年である。
ギルモンはデリーパとの戦いが終わるとデジタルワールドに帰ってしまった。
「じゃあ僕は今日は帰るね。」
ともだちのヒロカズ、ケンタに挨拶をし、家に帰る途中だった。
「・・・どうしたんだろう・・・今日は風がまったくないや・・・」
そのとき、彼の目にとんでもないものが映った。
「あ・・・あれは・・・デジモン・・・なんでこんなところに・・・・」
彼はおもむろにディーアークでそのデジモンを調べてみた。
「・・・デビモン・・・ウィルス種・・・成熟期・・・」
するとデビモンはタカトに気付き、襲いかかってきた。
「もうだめだ・・・」
タカトが諦めたときディーアークが光った。
「ファイアーボール」
なんと目の前にパートナーのギルモンが現れ、デビモンを倒していた。

これと同じく、牧野留姫のもとにレナモン、リー・ジェンリャのもとにテリアモンも姿を現していた。

テイマーの前にデジモンが姿を現す、それは新たな戦いが始まる事を意味していた。

翌日3人は留姫の家に集合し、ギルモン達から話を聞いていた。
「ギルモン達この世界の危機を知らせに来た。過去の世界からとんでもないデジモンがこの世界に来てる。」
「とんでもないデジモン!?ギルモンそれってなんなの?」
「それは私達にもわからない。ただ、昨日デビモンが現れたのもおそらくそのデジモンの影響だろう。」
「それで、そのデジモンはどこにいるのよ。もうこの世界に来てるの?」
「まだ来てはいない。けど・・・もうすぐ来るだろう。」
「とにかくこの世界にきたらまずい・・・異次元空間で倒さなきゃ。」
「ジェン、どうやって異次元にいくのさ?」
「うーん・・・それは・・・」
3人と3体が悩んでいるとき声がした。
「異次元空間ならば私がつれていってやろう」
現れたのは沖縄での戦いのときに協力してくれたオメガモンだった。
こうして3人はなんとか異次元空間に侵入した。

「ここでまっていれば、必ずヤツは来るはずだ。」
「タカト、進化!!」
「うん、ギルモン進化!!デュークモン!!!」
彼等は究極体に進化することで、一体化することができた。
「サクヤモン!!!」
「セントガルゴモン!!!」
彼等が進化したとき、超スピードで飛んでくるデジモンがいた。
「タカト、ヤツがスクナノガルモン、今回の敵だ!!」
「よし、いこう!!」
そのときスクナノガルモンが攻撃してきた。
「グラウンド・ハイ・デス!!!」
「くっ・・・ファイナ・・・」
デュークモンの攻撃が発射される前にデュークモン達はやられてしまった。
・・・これが・・・あいつの力・・・
かつて太一やオメガモンが戦ったとき以上の力を持っていた。




前編終わり

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