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戦国時代が終わりを告げた時、奥州一の剣士・斎藤小兵太寅吉は戦いを求め、イスパニアへと旅立つ。武勲をたて、無敵連隊テルシオスの一員となるも、イスパニアにかつての栄光の力は無かった。生きている証・真実のときを求めて新大陸ピルーに渡り、インディオたちの救世主となった寅吉は、敵味方入り乱れるなか、ついにジャガーとなる。

こうみると、いかにも戦記を中心とした西洋歴史小説、という感じだが、むしろその辺はあっさりしていて読みやすい。それは“寅吉という一人の男”の生き方に焦点をあてている為であろう。腕はたつが、剣一筋では生きられず、常に女を必要とする。幸せな生活をとるか、刺激的な戦いの喜びをとるか。女の為に戦うことが出来る時代ではなかったということが寅吉の苦悩を誘う。

おしゃべりな従者の「ぺぺ」がいい。話としては、寅吉と女たちの物語なのだけれど、やはり最後のペペとの絡みがギュッと引き締める。実際にスペインに存在するパポン(日本)という姓の人々。彼らが寅吉の末裔だと考えるのも、ロマンがあってとっても楽しい。

 読書中 『オルガニスト』 山之口洋





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最終更新日  2003年03月08日 01時19分49秒
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