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カテゴリ: カテゴリ未分類
四月一日、司馬遼太郎が那覇へゆく。司馬さんにとって三回目の沖縄。

日本全国、モンゴル、韓国、ヨーロッパなどをたずねた【街道をゆく】シリーズもの6。

かつて四月一日から二ヵ月半つづいた沖縄戦。司馬さんは想いをつづる。
「ここ十数年ばかり、沖縄へゆくたびに、自分の中に沖縄についての知識や実感が堆積したが、それがみな断片ばかりで、しかもどの断片も、そそり立つようにして自己を主張しているのである。」
そして沖縄を知ることの困難さを指摘する。
そこには【独立論】をはじめとする沖縄問題がある。


那覇から糸満、石垣島、民俗学の宝庫といわれる竹富島。そして与那国島へ。

デイゴ、モー遊び、黒潮、琉球言葉、殿内、ヒンプン、御岳(うたき)。

竜の爪萱、サンニヌ台、サンアイ・イソバ、赤蜂、泡盛、水桶をかついだ人間。

沖縄本島よりも、離島、先島(宮古諸島、八重山諸島のこと)が話の中心となる。
沖縄人の由来、14世紀初頭まで神話と伝説の時代といわれる沖縄の歴史、
鉄器がもたらした影響、本土復帰の衝撃などなど。

・ 沖縄言葉は、母音、エとオの二個欠けている、とのこと(例: 心 → ククル)
 また、日本語のH音は、むかしF音であり、その前はP音であった。
 (国語学の初歩的な常識らしい)
 沖縄ではH音、もしくはP音で発音する場合も多いらしい。

・ 星砂は実際は砂ではなく、こういう種類のヒトデの残骸らしい。

両方とも知りませんでした(こんなのばかりだなぁ)。へぇ~(そして最近こればかり)


見て、触って、話をして、感じたこと考えたこと。

25年以上を経た今、沖縄はどうかわったのだろうか?

司馬さんの対象を見つめる眼、雰囲気もいいのですが、同行している須田画伯がこれまた魅力的です。モンゴルに行った時と全く同じ格好で沖縄へ。造形家としての自由も持った独自の理論。格好いい。

私自身は一度も沖縄で暮らしたことはない(両親沖縄出身)ですが、それでも沖縄は意識します。自分に流れている血、というか先祖のことを知りたいということも当然ありますし、実際いつ沖縄の離島で暮らすことになるかわからないので(本家の後継ぎ問題があるから)。
知らなければいけないこともたくさんあるだろう。だが本を読んだだけではわからないことも多くあるに違いない。でも出来ることを少しずつしたいと思う。正直、真摯な姿勢で向かいあっているとは言えないけれど。
それだけに、この間ニュース23で見た、沖縄の海を綺麗にすることから始めようと考えているCoccoの姿は、とても眩しく映りました。





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最終更新日  2003年09月22日 00時37分23秒
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