福内鬼外(月日が往く)

福内鬼外(月日が往く)

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

http://buycialisky.com/@ Re:コメント読めんと(07/07) which works best viagra cialis or levit…
http://cialisvu.com/@ Re:コメント読めんと(07/07) alternare cialis e viagracialis clonete…

バックナンバー

2024年12月
2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2004年02月17日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
座間味島の青少年旅行村で行われていたキャンプ。不登校児童と一緒に遊び、食事をし、のんびり話をしながら月をみる。キャンプのスタッフの村上聡美らは、主催者の石嶺孝志を師匠と呼んでいた。
しかし最も必要としていた時・場所に、師匠は居ない。
聡美ら3人のスタッフが採った行動とは?


結局、すぐミステリに戻りました。
選択したのは、『月の扉』石持浅海。題名と表紙がとても綺麗です。
“沖縄”が出てくるし、七生子さんにもせっつかれていましたし(笑)
「このミス8位」ということもあって期待度高し!です。

【琉球航空8便座席配置図 Boeing767-300ER】

ページをめくるとまず最初にあるのがこの図。
“人質”なんて言葉もみえる。そう、これはハイジャックもの。

始まりは、穏やかなキャンプの描写。ここからどうやって繋がるのか?
それはともかく (おい!)。ページはどんどんすすみます。
読んだことのない“飛行機の中”という設定の為か、ちょっと新鮮な感じがする。


ハイジャック機のトイレで乗客の死体が発見された!
沖縄県警との交渉、そして並行して進む機内での事件の真相探し。
ハイジャック犯は、一人の乗客に真相を究明するように頼んだ。

キャンプのスタッフである柿崎、真壁と聡美。
思いがけず探偵役となった“座間味くん”。
機に乗り合わせたトップシンガーの麻里は、かつてキャンプの生徒だった。
そして死体となった人物は・・・


一癖ありそうな人物がそろう、このあたりが面白い。
特に、座間味くんと真壁のやりとりなど。
そしてこのままクライマックスへと向かうのだが・・・

最後の結末は、決してすんなりとしているわけではない。
人物の背景などの重い部分がラストへと繋がっているが、私はそれをイマイチ消化出来ず、あまり訴えてくるものを感じなかった。どうも肝心なところで物足りなさが残る。

師匠のエピソードが弱い、というかあまり具体的ではなく(結果のみ)「特別」さを感じられない。自分の周りにそういう人がいればいいんだけど、多分いないから(笑)よくイメージ出来ない。なぜ【月】なのかも良くわからない。ただ現象を利用するというだけではね。だから、最後(の一歩手前か)は「あら逃げちゃった?」と思ってしまったりもする。それぞれ一つ二つ、ちょっとした話があるだけでもっとこの世界に入っていけると思うのだが・・・。まぁそこが主題ではないのかな。

ですが、ミステリの部分を含め全体的には結構好きなので(どっちだ?)他の作品も読みます。

『月の扉』 石持浅海 光文社 カッパ・ノベルス(2003年8月初版1刷発行)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年02月24日 00時20分31秒
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: