真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2016年04月08日
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・この島の頂上の窪地にイルカやクジラの油を入れて燃やせば、到達距離は当時の海水位上昇分の5メートルを差し引いても、35キロにも達します。もし船上に人が立つならば37キロ先からでも見える回転式の明弧灯台に匹敵します。

・これは北東35キロの倉良瀬、北西26キロの小呂島、西は30キロも離れた小イズミ瀬、南西は31キロの湊の立神岩までカバーできる範囲で、柱島の高さまでがきっちり計算されたものであることが分かりました。

短い内容だが以上の抜粋からも、「柱島」が綿密な測量のもとに位置付けられ、玄界灘の中心の「柱」として整形されたことが伺えよう。

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さて冒頭の画像は、玄界島から「柱島」の北西面を撮影したもので、この上の画像は海上のフェリーから「柱島」の別角度(冒頭の画像の反対方向・右側の島影は玄界島)を撮影したものだ。

双方の画像を見比べていると、その超然とした圧倒的な存在感に魅了されてしまう。

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そして上の画像は、「柱島」(画像中央に黒く尖って見える小さな島・その左側に並んで見える大きな島は玄界島)を中心にして、南方に向かって糸島半島方面を映したものである。

その「柱島」を起点にしてほぼ真南には、背振山系に属する「雷山(らいざん・福岡県糸島市と佐賀県佐賀市との境にある標高954.5mの山)」があり、上記の書籍には・・・雷山の山頂には、一目で縄文人が岩根を削り出したものと分かる大きな磐座があり、雷山-柱島-北極星(この時代の北極星は竜座のα星トゥバン)が一直線に並ぶように計測したことが分かる・・・と記されていた。

実は「柱島」を初めて身近に展望した後、この南北を結ぶ一直線を改めて確認したときに、私の脳裏には・・・もしかするとこの軸線は「志登神社(主祭神 豊玉姫命)」(しとじんじゃ・糸島では唯一の「延喜式神名帳」に記された神社)を通るかもしれない・・・との直感が走った。



さらに後日になって、この「志登神社」の祭祀にも深く関わっていたであろう「シリウス信仰」に纏わる祭祀線が見出せたので、また項を改めて書こうと考えている。


以上、上記の書籍を参考にしつつ、縄文時代(正確には紀元前2547年以降)より玄界灘の博多湾岸域において、いわば海原の中心たる『御柱』を担ってきた「柱島」について記してみた。

最後に何度も引用した書籍(以下に改めて紹介)から、著者の言葉を借りて締め括りとしたい。

・柱島の祭祀測量跡を検証すると、海上からよく目立つ山々のほか、玄界灘に点在する暗礁や洗岩(せんがん・海上すれすれの岩)、また立柱や磐座も引照点にしていました。

・それら一つひとつ意味がある引照点から、気脈線が柱島めがけて集められています。

・言い換えると、柱島めがけて引かれた気脈線は、一本一本に情報が込められた祭祀測量線で測量され、その情報が航海する海人に伝えられる仕組みになっていたのです。


☆ 参考文献『 縄文の星と祀り 』 堀田總八郎 著 (中央アート出版・1997年刊)


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最終更新日  2016年04月11日 22時56分46秒


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