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2019年05月14日
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短大や大学の授業で、重なるように

『ことばを分析する』とか
語彙について授業をする機会があって

その流れで、

授業最後にリフレクションシートに書いてもらったり
一旦、一人で書いてもらってから
テーブルでシェアしたり、ディスカッションしたりと

授業形態によって、違いはあるのですが



って、お願いしていたのです。

今日は、キャリア教育の一環で
就職筆記試験対策の授業だったのですが

当初予定した進度より早く進んだので
言語・知識分野の堅い時間だけどいいかなぁ?と

いつもよりちょっとスライド控えめに

「そのプリントの【違い】の項目なんですが
 これについて、皆さんに書いてほしいのです。」

とスライド出して書いてもらいました。

後ろに座っておられた主管の松脇准教授と
授業中、いつもより何度も目が合うので



「書きあがったら提出してくださいね。」

と声をかけて回収したら

授業後、松脇先生が「ちょっと」と
前に来て下さって

「今日の授業、もしかして

 最終面のキセキの高校というやつ。」

「日経新聞でも同じようなことをしている
 高校の授業が紹介されていたのですか?」

「そうなんです。底辺校と言われる高校から

 『恋と愛の違いについて』など、
 哲学的な対話を取り入れることで

 生徒に関心と思考力を持たせて
 難関大に受かったという記事を読んで。

 先生もその記事を読んでされたのかと。

 あぁいう学生たちの興味のあるところを
 哲学的に考えるところから、
 語彙や違いに興味を持たせるっていいですね。」

と褒めてくださいました。

語彙を増やすことに興味を持ってもらえたらと
書いてもらったのですが

哲学的な問いがもたらすことと
新しい切り口をいただきました。

日曜日に浅間さんの講演を聴かせて頂いて以来
「目の前の人がキラキラするには?」
という問いを持っていたのですが

意識したものは拡大するというか
繋がるお話で嬉しくなりました。

「キラキラするには?」のお話は
長くなるので、明日書いてみたいと思います。

以下は、松脇先生にご紹介いただいた
新聞記事です。

偏差値40から上智大 「哲学対話」が私を変えた
キセキの高校(1)

東京都立大山高校(板橋区)は、
複数の受験サイトによれば偏差値40。

都立高では最低に近い。ところがここ3年、
有名私大や公立大への進学者が相次ぐ。

合格者は「哲学対話」という集いを経験した。
対話が、生徒たちの何を変えたのか。

社本理江さん(19)は、上智大(東京都千代田区)の
外国語学部英語学科2年。

受験レベルは同大で最難関の、
通称"外英(がいえい)"で学ぶ。
社本が「大山高出身」と言うと、同級生は驚く。

無理もない。外英の受験偏差値は68で、
大山高の偏差値と単純に比べると、20以上も違う。

社本も高校入学時点では、
外英どころか大学進学自体を考えていなかった。

だが、米国人の女性講師にあこがれ高校の英語部に入部。
大学進学を決意し、上智大に現役合格した。
大山高の進路データによれば、少なくとも2004年度以降、
同大合格は例がない。

つらい受験勉強を耐えられたのは、将来への希望と、
自分自身の確固たる考えを持てるようになったためかもしれない。

今や留学生にも物おじしない。違う意見に耳を傾け、自分の意見を言える。
中学時代はできなかった。社本を変えたのが、大山高の哲学対話だ。

生徒ら10~20人が車座を囲む。1つのテーマを決めて質問し、答え合う。
約90分の集いだ。ルールがある。
「自由に意見を言っていい。でも他人を否定してはだめ」

社本が初めて参加した対話のテーマは「愛と恋との違いは何か」。
生徒たちは尻込みしていたが、ルールに促されるように口を開き始めた。

社本は驚いた。「loveとlikeの語義から考えると」と話す男子生徒は、
英語の教科書を読んでいるところなど見たことがない。
寡黙な同級生は雄弁家に変わっていた。

社本も、いつしか手を挙げて
「恋が子供のものだとすれば、
愛は成熟した大人のものだと思う」と語っていた。

「対話の前は思ってもみなかったような考え」が、自分の中から生まれた。

そのうちクラスメートへの見方が変わった。
派手な化粧の女子生徒も、授業中に騒ぐ男子生徒も、
様々な経験を基に色々な考えを持っている。

「勉強ができない」とだけ思った人の別の一面がみえるようになったとき
「大山高でよかった」と感じ、希望を持てた。

将来を考えている。英語を生かす仕事もいいが、教育にも携わりたい。
アルバイトで大山高生に勉強を教えている。
「勉強が苦手だった私のような子の力になりたい」

大山高の変貌は、奇跡の変身か、変化の軌跡か。生徒と見守る人々を追う。





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最終更新日  2019年05月14日 23時12分42秒
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