コミックや小説の感想つれづれ書き~かなり雑多に

コミックや小説の感想つれづれ書き~かなり雑多に

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2025.04.12
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カテゴリ: コミック感想


タイトル長いねん…っていうつまり「なろう系」というやつですね。

これはとあるレビュー動画で紹介されていて絶賛されていたので読んで、買ってしまったコミックです。
いわゆる「なろう系」は苦手だったので、過去の様々な人気作はほとんど知りません。アニメも見てないです

それ以前にわたしくめはゲーム自体をまったくやらないので、ゲームがベースになってるコミックって読めないんですよ、スキルだのダンジョンだのステータスオープンてなんだw

いや意味はわかるけども。

で、こちらの作品ですが、まあ「なろう系」には違いないとは思うんですが、ゲーム的な展開がほぼないので、とても読みやすく、かつ面白かったです。
コメディがベースになってはいますが、魔物を討伐していく系の話です。そして「迷宮」に封印されている強大な魔物の謎を解き明かしていく、という大筋がある。

主人公の剣士ジルがとある冒険者のパーティーに雇われて迷宮へ挑むことになるのだが、そこで仲間の裏切りにあい…しかも剣士ジルは剣の腕前は抜群なのにとんでもない方向音痴というマイナス要素があって、当然「迷宮」でも迷いまくってすったもんだ、というお話かな。



が、普通に少年漫画として読める内容です。
「迷宮」がつまりはダンジョンなのですが、その迷宮の成り立ちにも意味があり、伏線もあちこちにちりばめられている様子なのも好ましいです。


そしてもちろんですが、絵もとてもうまい、というか読みやすいです。コミカルな描写もとてもかわいい。

「なろう系」だとハーレムになりがちなのですが(偏見?)こちらの作品にはそれがないのもうれしい

もちろん主人公周りに女子は多いんですが、色っぽい雰囲気にならないのがとにかく安心して読める。

最新刊まで買っていますが、そのあたりでも変にお色気もありません。

主人公の剣士「ジル」も、一見すると量産型なろう男子なんですが(黒髪)それが気にならないっていうのは、ちゃんとキャラが立っているということでもあります。
聖女リリリアや大魔導士ユニス、おそらくメインヒロインにあたるクラハ…ほかにも魅力的なキャラが登場します。

なんても繰り返すようで申し訳ないのですが「なろう系」ではあるので、女子の登場率が高いです。
けど可愛いので問題ないです。
一番大事なのは剣士ジルの師匠が男性だってことですよ!!これ大事


バランスがいい、というのかもしれませんね。



ちなみにちょいネタバレですが、わたくしめの好きなシーンは剣士ジルが階層の扉を開けて、その一瞬で魔導士のユニスを突き飛ばすってシーンがあるんですよ。ここ、ジルの性格がちゃんと現れていて、すごく好きなシーンです。
ほんの一瞬、つまり「死」の瞬間なんですが、その一瞬でそばにしたユニスを助けようとするんですよ。
一瞬の判断でそのキャラの性格が出ている、いいシーンだなと何度読んでも好きなコマです。

さらにそのあと、剣士ジル、聖女リリリア、魔導士ユニス、この三人がなんとか生き残れてお互いに顔を見合わせて「ありがとう」と「どういたしまして」と言うシーンもとても好きです。


キャラ同士の関係性がわかる、大事なシーンだなと。
こういう関係いいなぁって、読んでてにっこりできるシーンでした。



先にも触れましたが、「Sランクパーティー」だの「迷宮(ダンジョン)」だの「階層主」だのがさらっと出てくるので、そういうものが受け付けない、あるいはそれってなんだよって疑問を持ってしまう方には向かないかもしれないですが、それはつまり「なろう系」全般にいえることです。

そのため、わたくしめはこの作品とっても好きなのですが、同年代の友人には貸せないんですよね。そういう世界観がまずわからない、となってしまうので。

こちら、原作のほうは未読です。
コミックは現在6巻まで出ています。
5巻から次の章へ、といった具合でそこそこテンポもいいのではないでしょうか?


6巻が4話しか収録されてなくてちょっともんやりしますが…
先の展開が気になる、次の巻が待ち遠しいと思える作品です。

ジルどんの師匠の活躍が待ち遠しいですねっ!
絶対わたしの好きなタイプや……





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最終更新日  2025.04.12 14:27:42
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