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これはレンタか電子のみのコミックなのかな?
これまたいかにもテンプレ的な始まり方をするのですが、なかなかに面白かったです。
ヒロインは双子の妹・珠妃
ちなみに姉は芽依
で、このヒロイン珠妃は姉の代わりに厳しい龍の巫女修行をやってるんだけど、蛇のうろこが体に顕現、まあつまり、蔑まれていたわけです。
巫女修行の宮司様だけは入れ替わりに気づいていつつも黙っていたわけだけども。
まあその、虐げられヒロインが実は、という展開はお腹いっぱい過ぎて最初は流し読んでいたのですが、後半、ちゃんとした設定になっていきました。
絵も好きかもってことで読んでいたわけで。
竜神や鬼神の一族がある、という設定で、時代も大正風。
これもまた「流行」を意識したものでしょう。
そこらもそれなりにうまく書かれているんですが、しかし一話目との乖離がすごいなとおもわないでもないかな…
蛇の身と蔑まれていたヒロインですが結果としては竜神の巫女として正式にみとめられ、そのきっかけとなったのが鬼神の一族の長・廉との出会いです。
この鬼神の廉は「大江」という姓からもわかるように酒呑童子の末裔という設定もあったりします。
このイケメン鬼神の廉の「花嫁」として迎えられることになるヒロイン珠妃なわけで、ここもテンプレではあります。契約結婚的な、そういう設定にしておいて、というね。
そして鬼神の長・廉に連れられて「東京」に行き、そこでさまざまな事件に巻き込まれるといった態かな?
鬼の一族には「仕事」があり、それゆえに人間に忌避されることもない。
また閻魔の配下ということもあり「嘘をついてはならない」という設定があるのもなかなかに面白かったです。
嘘はつかないが、隠し事はする、というね。
廉はわがままなぼんぼんって感じですが、きちんと仕事はこなす性格。
わたしはいわゆる「俺様」系の男は苦手なのですが、廉に関してはそこまで苦手感なかったです。
まわりがきちんと説明してくれるからでもありますし、廉自身も理不尽なことはしません。
きちんと「長」として立っている、という感じがします。
一方でヒロインの珠妃ですが、好感はもてなくもないんですが、なんつーか、前半と後半でかなり性格が変わるんですよ…
いじわるねーちゃんそっくり…双子って怖い…
とにかく性格のわるい姉の芽依と似た感じがするんですよ。
気が強くて、手が出る。廉にビンタするしなぁ…
うじうじネガティブヒロインよりはマシなんですが、しかしそこまで変わる?
たぶんどこからかの時点でいじわるねーちゃん復活してきそうではあるんで、そのためにこの気の強さってのは必要なんでしょうが、すごく…怖いんですよ、絵面が。
なのであまり好き…といえないというか。
双子なんだから納得はいきますけどね。
変わり身の早さにはドン引きですよ…
こりゃ、いじわるねーちゃんと入れ替わったってわかんないやっていう。
たぶんいつかバトルするんだろうなぁ…
ヒロインだけがいまのところなんというか好感もてなくもないけどびみょう…っていうくらいですが、他はわりと良い感じかなと思ってます。
ひとつだけ。
この漫画に限ったことではありませんが、自分の力が定かではないのに、ヒーローが戦ってるところにしゃしゃろうとするのは、あまり好きではないです。
確実に自分のちからを使いこなしていて、バトルに参加できるだけの「根拠」があるんならいいですが、自分だけ守られてるなんてっと、バトル参戦しようとするのって、好きじゃないんですよ。
結果的にヒーローの助けになるわけですし、物語の展開として必要ならぶイベントなんだろうなってのはわかりますが、しゃしゃり出るヒロインって、けっこう嫌われます…
足手まといって知ってる?
ってなる。
何ができるかわからない、なら指示に従っておこ?ってなっちゃうんだよね。
力があることがわかって、ヒーローもそれをアテにしてるってことなら、女がバトル参戦は問題ないし好きなんですけども。
それはそれとして。
亡くなったと思っていた父親がじつは…ということで、父を求めて東京へ…
ところが父親の行方不明の謎にはさまざまな状況がからんでいて…みたいないくつかの謎がふくまれていて、それを探っていく、という一本の筋が通っているのは、この話のいいところですね。
はじまったばかりの話のようですが、印象としてはいい感じです。
読むのにさほどのストレスは感じません。
いくつかの謎がちりばめられている、というのもわかっているので、続きが気になるコミックだと思います。
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