猫のオトヒメ騒動記

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2015年07月12日
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カテゴリ: オトヒメ管理人
段々夏が近づいて来ていますネ。
ヒメを送ってから、2ヶ月。
ヒメの介護にあると便利だった知識等を2つ書いておきます。


一つは「水吐き」のことです。

高アンモニア血症になると、吐くので食べさせ難いと言う人がいます。
それより前から、肝臓の機能低下による嘔吐はあるのですが、
アンモニアが出ると、さらに吐きやすくなるようです。

そこで、食事の前に、少量の水を飲ませ、少し様子を見ます。
吐かなければ当然良いのですが、10分ほどの間に吐いたとしても、

最初に与えるのは、水でなくても良いのですが、
吐くことが前提なので、水だと少し楽です。

吐かせるので、人間の医師も獣医も、いつでもやって良い方法とは言いません。
食中毒、または、食中毒的状態だと言えば、了解してくれると思います。


もう一つ。

元野良猫のシニア期に起きやすい「冬の激痩せ」から始まる一連の内臓疾患について、
静脈点滴で治療した先生の話を思い出しています。

結局、助からなかったのですが、
肝臓の快復途中に発生する高ビリルビン血症にも対応出来そうなので、
書いておきます。

ヒメのような症状は2月頃から始まるのですが、


来院早々、食事を殆どしていないと言う理由で、
静脈点滴をしたそうです。

未だ元気が残っている状態だったので、
樹脂製の静脈針を入れることが出来ました。

この後、2泊程度の入院を繰り返しました。

最後の方では、退院した次の日に、
また「食べない」と言う理由で入院することもあったそうです。
そうして、高ビリルビン血症まで行ったそうですが、
前述の通り、残念ながら、助からなかったそうです。

多くの動物病院では、静脈点滴のための入院は、
予め期間を決めて行ないます。
人間の治療と全く異なります。
言うまでもなく、人間の治療は、予め決めた期間はなく、
入院中に症状が改善したことを確認した後に、退院します。

この先生も、予め日数を決めた入院を行なっていたそうですが、
私にお話をして下さったときには、
「期間を決めずに長く入院させると助かったかも知れない」と言っていました。

入院させて、症状を見ながら快復を待つ、と言う、
人間の病院では普通のことを、動物病院で行なうためには、
少なくとも、年中無休にする必要があるのかも知れず、
静脈針を入れてあげられたとしても、
長期の入院は、どの病院でも出来ることではないと思います。

この先生の話を聞いた時、私は、
「来た時からすぐに2週間くらい入院させてしまったら、助かったのかも?」
と言ってしまったのですが、
そう言われて入院を承諾する飼い主さんが多いのかも判りません。


ところで、早期に静脈針を入れることのメリットは、
その処置を出来る先生が多いということです。
一般に、高ビリルビン血症になった後では、
身体が弱っているため、静脈の確保が難しく、
かなり器用な先生でないと、できません。

その一方で、静脈針を入れてしまうと、
静脈点滴を行なわない間の皮下輸液が出来るかどうかが不明です。

少なくとも、大量の皮下輸液を行なえば、
前脚でさえも一時的に浮腫が発生することがあります。

しかし、高アンモニア血症の場合、アンモニアの分子量が小さいので、
血管への点滴(静脈点滴)よりも皮下輸液の方が有効かも知れないのです。


余談になりますが、
ヒメの介護をしている間、
何度も、私が子供の頃、病中にあったことを思い出していました。

母がしてくれた「水吐き」や、
少量の重湯を30分おきくらいに口に入れてくれたこと。
寝ていると、苦しいので、布団から這い出して廊下まで行ってしまったこと。

猫が死に際に外出して帰ってこないことを、
「死ぬために行った」と言う人がいますが、
私の経験では、違います。
苦しいので、楽になりたくて、外出するのだと思います。

そんな風に、ヒメの介護に必要な経験は、自分がしていました(笑)。





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最終更新日  2015年07月12日 16時46分42秒
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