読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2006.10.30
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カテゴリ: 小説
ずうっと前から読みたかったけど、なんとなく縁がなくて、今になってしまいました。
桐野夏生の「魂萌え!」です。

魂萌え!

テレビドラマでもやっているし、もうストーリーは説明する必要ないくらいですね。
簡単に言えば、家庭の主婦(59歳)が夫の急死から、突然社会に放り出されて、
一人で生きていこうとする話です。
成人して勝手なことばかり言う子どもたち、高校時代のそれぞれ異なった日常を持つ友達や、
夫の生前の友達である男性たち、それに、夫の愛人がからんで、
そこにもここにもあるだろうなあと思わせるストーリーが展開するのです。

そこには、子どもも嫁も孫もない。
自分ひとりであり、しかも生まれて初めての経験である。
そんな現実を突きつけられたら、誰でもこの本に熱中せざるを得ないでしょう。

うちだって、どう考えても私の方が夫より後に残るだろうなあ。
この本の敏子さんのように、一人ぼっちになるんだ。
そのときに、私はどうやって心の整理をつけるんだろう。
いろんなことを考えながら、薄暗くなっても灯りをつけるのも忘れ、
日課のラジオ英会話を聞くのも忘れ、食器洗いも忘れ、夜のふけるのも忘れ、
ひたすら読みまくり、読みまくり、読みまくり、
この分厚い本をまる一日で読了してしまいました。
読み終わった今は、虚脱状態です。


気にかかったことが三つあります。

●塚本さんというおじいさんは、敏子さんに小さい嘘をつきました。
 月曜日なのに「図書館に行ってた」って。
 このことから、何か彼の不実さとか、隠された真実みたいなのが
 出てくるのかなあと思ったけど、結局何もなかったですね。


●これだけの内容の本を、たった3回の連続ドラマにしてしまうのは、
 絶対にもったいないです!

●敏子さん夫婦は、老後のための蓄えとして、1000万円あるって書いてありました。
 これって、世の中の平均値なんでしょうか?
 うちなんて・・とても恥ずかしくて言えないわ・・私の老後はどうなるんだろう・・・





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Last updated  2007.01.28 05:58:06
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Re:寝食を忘れて没頭するヨロコビ(10/30)  
daimajin814  さん
私には、二人の子供がいて、小5の孫娘だっているんですが独居して長い。
孤独を感じるよりもノーテンキに生きるよう自分を教育して生きてます。

因みに蓄えを聞かれると困りますねぇ^^

桐野さんは「OUT」しか読んでないなぁ。
結構、女流も読んでるかな。
(2006.10.30 13:42:54)

Re:寝食を忘れて没頭するヨロコビ(10/30)  
私も寝食忘れてこの本読みました。

普段「憎い奴」と言いながら、もし夫があんな事していたらきっと嫉妬で心穏やかにお見送りは出来ないなと、本を読みながら悶々としました。
自分勝手な子供達も私ならバッサリ切り捨ててやると鼻息荒くしていましたが、実際は心細くて出来ないのかな。
いつも読む桐野さんの本とはちょと路線が違い、誰にでも起こりうる日常のテーマですごく熱中させてくれましたね。
私の日常も彼女が書くとドラマチックになるのかな?
(2006.10.30 16:59:20)

Re[1]:寝食を忘れて没頭するヨロコビ(10/30)  
ぱぐら2  さん
daimajin814さん
>私には、二人の子供がいて、小5の孫娘だっているんですが独居して長い。
>孤独を感じるよりもノーテンキに生きるよう自分を教育して生きてます。

私はこの年になるまで、一人暮らしの経験がないんです。
あるのは、夫の長期出張のお留守番だけ。
だから、年老いてから一人になるんだと思うと、とても寂しい。
でも、子どもや嫁や孫と一緒に住むのもいやです。
わがままですねえ。 (2006.10.31 08:33:38)

Re[1]:寝食を忘れて没頭するヨロコビ(10/30)  
ぱぐら2  さん
北海どんちゃんさん

>普段「憎い奴」と言いながら、もし夫があんな事していたらきっと嫉妬で心穏やかにお見送りは出来ないなと、本を読みながら悶々としました。

憎い奴というところで、深くナットクしましたよ。
でも、私は一人はさみしいけど、子どもや嫁に遠慮しながら暮らすのはもっとイヤなので、
やっぱり一人を選びます。
なあんてね、自分が後に残ると決め付けてる。
夫はなんて言うかしら?
それにしても、この本の敏子さんはまだ59歳。
その年齢になるまで、もうちょっとしかないんです。 (2006.10.31 08:36:16)

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