プックミさん
>ばぐらさんのブログを読むだけでこの本の温かさ伝わってきます。
>明日探しに行ってこよう!

これはほんとに、いい本ですよ。
自信を持ってお勧めします! (2007.03.07 08:07:27)

読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2007.03.05
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カテゴリ: 小説
なんていったらいいのかな。
この満足感。読んで良かったなあって思える幸せ。
心が満たされて、あったかくって、ほんわか良かったなあ・・・
そんな読後の充実した気持ち。




それが「ミーナの行進」の感想です。
小川洋子さんの小説はクール系とあったか系に分かれる(と勝手に思っている)のですが、
これはもちろん、究極のあったか系。
朋子が家庭の事情から預けられた親戚のおうちは、神戸の山の手にある洋館でした。

使用人の米田さんも庭師の小林さんも、とてもすてき。
そして家族の一員、ペットのポチ子。
ミーナの秘密のコレクションと、小さな恋。
朋子がこの家で暮らした一年間が、あたたかく流れていきます。


文章は、繊細なガラス細工をそっとテーブルに置くように、
柔らかな表現で過不足なくつづられていて、
私は日頃のがさつな日常が、なんだか恥ずかしくなってしまうほど。

ミーナが読書をする場面では、こういうふうです。
「ブラウスがスカートからはみ出すのも気にせず精一杯背伸びをし、目指す本を引っ張り出し、か細い腕で抱きとめる。クッションを胸に当て、ソファーに寝転がって本を開けば、ミーナはもう遠いどこかへ旅に出ている。」

パン生地が発酵して膨らむところは、こうです。
「たちまちそれはボウルからあふれんばかりに膨らんだ。十分に発酵したかどうか確かめるため、私たちは人差し指で真ん中に穴を開けた。生地は中に小さな生き物が隠れていることを証明するかのように、恥ずかしげに震えた。」


それは、「ミーナの行進」の意味がはじめて分かる場面なんですが、
どう考えたってこの行進の図、この本に似合わず、滑稽にすぎるような気がします。
どうしてここだけ冗談みたいにおかしいんだろう。
どこからこんな発想が来たんだろう。
そう思いながら読みましたけれど、読み終わってみれば、

楽しくて懐かしくて、そしてせつない場面です。

そして、もうひとつ、気になったことは、
ミーナの家族は一人残らず、ポチ子までもステキな人々なんだけど、
唯一、朋子と血のつながりのある伯母さんだけが、理解できなかった。
この伯母さん、寡黙でタバコとお酒が好きで、印刷物の誤字を探して出版社に手紙を出すのが趣味なんです。
なんでこんなキャラなんだろう。
それが私にはよく分かりませんでした。





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Last updated  2007.03.05 17:01:49
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Re:「ミーナの行進」 小川洋子(03/05)  
プックミ  さん
ばぐらさんのブログを読むだけでこの本の温かさ伝わってきます。
明日探しに行ってこよう! (2007.03.05 17:41:26)

Re:「ミーナの行進」 小川洋子(03/05)  
私も大好きな話です。ばぐらさんがお読みになられたと知ったときから、ずっと感想を楽しみにしていました。
なによりも嬉しかったのは、おんなのこ二人、たくましい大人になっていたことです。

ばぐらさんの感想を読んで、たまらなく懐かしい感じがよみがえりました。ありがとうございます! (2007.03.05 20:54:47)

誤植。  
紅ずきん  さん
とおり・ゆうさんのところからやってきました。
アタクシも読みましたよ~
挿絵もカラフルでほんわかとしていてステキ♪
こんなに優しい人や思い出に囲まれて過ごした記憶や、お金持ちの洋館、図書館、のんびりしているけれどドキドキするようなエピソード。大好きな作品でした。
この作品を読んだ後、たまたま読んだ小説の中に誤字を見つけてしまい、伯母さんを思い出してしまいました。
出版社に手紙は出しませんでしたが( ̄◇ ̄)
確かに不思議キャラですね(笑)
(2007.03.06 10:58:53)

Re[1]:「ミーナの行進」 小川洋子(03/05)  
ぱぐら2  さん

Re[1]:「ミーナの行進」 小川洋子(03/05)  
ぱぐら2  さん
とおり・ゆうさん
>私も大好きな話です。ばぐらさんがお読みになられたと知ったときから、ずっと感想を楽しみにしていました。
>なによりも嬉しかったのは、おんなのこ二人、たくましい大人になっていたことです。

ほんとにそうですね。
朋子の現在があまり語られなかったのが、ちょっと寂しかったけど。
なんか読みながら、私も12歳くらいの女の子になって、
一緒に神戸で暮らしていたような気がします。 (2007.03.07 08:09:02)

Re:誤植。(03/05)  
ぱぐら2  さん
紅ずきんさん
>とおり・ゆうさんのところからやってきました。
>アタクシも読みましたよ~
>挿絵もカラフルでほんわかとしていてステキ♪

そうなんです!
挿絵が独特の雰囲気を醸し出していますよね。
それに、柔らかい関西弁がよく合っていますね。
最後に出てくるけど、朋子は図書館で働いているみたい。
朋子とミーナは、ケルンで再会したんでしょうか・・・? (2007.03.07 08:15:58)

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