読書の部屋からこんにちは!

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2007.06.06
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カテゴリ: 小説
先日読んだ 「女たちのジハード」。
その裏バージョンと聞いて、読まないわけにはいきません。




この本(短編集)は結婚している女たちが主人公。どの人も、等身大とはいかなくて、現実にいる女性からはかなりずれている人たちでした。私はたいてい、主人公を心から応援したくなる小説がおもしろかったと感じるのですが、この本の主人公たちはあまり応援する気にはなれません。「おいおい、そこまでするかい。」「あんた、ちょっとおかしいよ。」「いいかげんにしたら?」って声をかけながら、読んだって感じかな。

その中で唯一、同情し、「わかるわかる・・・あなたも苦労するわねえ」と思ったのは、最初の一つ、「女と豆腐とベーゼンドルファー」です。
大手企業のエリート社員だった夫があとさき考えずに、義憤にかられて退職。その後も少年ぽいと言えば聞こえがいいけど、甘ちゃんとしか思えないような世渡りをして、そのあげくに難病の子どもを持つ友だちにお金を貸すという。
難病の子どもは確かに気の毒だけど、自分たち家族の生活や子どもの教育の方が大切だと思う妻。
あー、男ってなんてみえっぱりなんだろう。困っている友達になけなしの預金をおろして貸してあげる男気のある男。そういうクサイ自分に酔ってるだけ。


そのきっかけになったのが、たった一丁のお豆腐だった。
男から見れば、女はなんて現実的でつまらない生き物かと思うだろうけど、私だってこのお豆腐を見れば、ヤーメタって思いますよ。
女にとっては、他人の子どもの難病よりお豆腐の値段だもん。

えー、そんな薄情な。ぱぐらさん、いくらなんでも冷酷だよ。
そう思った人は、まあこの本読んでみてよ。短いから立ち読みでもOKよ。





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Last updated  2007.06.06 18:28:01 コメント(2) | コメントを書く


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