読書の部屋からこんにちは!

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2007.08.05
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カテゴリ: 小説
中学2年のときに、担任教師まで加担するような陰湿ないじめにあっていた少年が、4年後、いじめたクラスメイトたちに復讐を始めた。

いじめをしていた者も、傍観していた者も、次は自分の番かと脅える。
元クラスメイトたちは緊急同窓会を開き、防衛隊を結成して復讐に備えるのだが・・・

いじめ問題や自殺のニュースが時おり聞かれる昨今ですが、いじめをきっかけにした殺人事件の推理小説というのは、珍しいんじゃないでしょうか??
冒頭から、たくさんのクラスメイトたちのフルネームやらニックネームやら、過去にいじめた方法や、受けた復讐の内容などが次々に出てくるので、訳がわからなくなりそうでした。メモをとりながら読んでいきました。

元のいじめっ子たちは結束し、必死で考え話し合い、新たな関係や友情が芽生えて来ます。これがいじめを発端としたものでなければ、なかなかいいお話になっていたかもしれません。
しかし、彼らに「悪かった」「ごめんなさい」という感情は、いっこうに表れてこないのです。彼らは、いじめられていた少年に対して、さらに憎悪を燃やすばかりです。これには、ちょっと背筋の寒くなるような気がしました。



ところで、この本を読み始めてかなり早い段階から、私はこれが真犯人だろうなと思う人がいました。が、最後の最後にひっくり返って、全然別の展開になりました。

私は、自分の予想を完全に裏切った結末でよかった~って思いましたよ。だって、せっかくミステリーを読むなら、おもいっきりびっくり仰天して終わりたいじゃないですか?
自分にも犯人が分かってしまったら、ちっとも楽しくないです。

結末は悲しくやるせない。主人公も、やるせなさを感じながら、高校3年の夏休みが過ぎていきます。
この本は、夏に読むミステリーです。






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Last updated  2007.08.05 10:18:30
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