読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2009.11.24
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カテゴリ: その他の本
何をかくそう、私は歌人、枡野浩一さんのファンです。
こんな本 を読みましたが、今も本棚の前に立ったまま、ぱらぱらとめくっては一つ二つの短歌を読むということを、ときどきやっています。
彼の短歌には、「けり」とか「なり」とか古文調の文句が一切ないので、意味も気持ちもストレートに伝わってきて、簡単に言えば「ぐっとくる」のです。
つい笑ってしまう短歌もありますが、その笑いの奥底には深い悲しみが常に見えているような気がします。
身の置き所がないほどの悲しみや迷いや、誰もが持っていたはずなのに知らん顔で忘れたふりをしている、若さのかっこ悪さってものを、いやでも思い出してしまうような、そんな短歌たちです。


今夜どしゃぶりは
屋根など突き抜けて
俺の背中ではじけるべきだ



破廉恥の隣にあると
気づいている日


この本は、短歌に添えて小さなストーリーが加えられてるんですが、これもすごく雰囲気があって悲しく心地よい。ほんと、泣けるんです。
興味ある方は、とりあえず書店の詩歌のところに行って、一つ二つ立ち読みしてみてくださいね。


ところで、今日の日記のタイトル、私が打ち間違えたわけではありません。
なんでこんな題名なのかは何の説明もなかったけれど、この突き放したような言い方が、まさに枡野さんらしいところなのです。
この人、天才だね。



淋しいのはお前だけじゃな





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Last updated  2009.11.24 15:23:22
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