読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2010.03.09
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カテゴリ: 小説
重松清さんの短編集です。

ほんとにじんわり、しみました。

○「いいものあげる」
   町に大きなショッピングセンターが誘致され、地元の老舗商店がすたれていくさまを、小学生の女の子の視点で書かれています。小学生だって、親の職業には敏感なところありますよね。そして、町の移り変わりを大人よりはっきりと見ています。

○「永遠」
   知的障害者を弟に持つ小学校教師。その弟が結婚することになって、子どもの頃の友だちシノケンを探します。純粋な弟にとっては大事な友達だったシノケンだけど、シノケンにとっては弟は・・・それでも、シノケンがチラッと見せた誠実さにほっと救われました。

○「チャーリー」
   丸顔のチャーリー。張り切るわりには何をやってもうまくいかない、不器用なチャーリー。がみがみ屋のルーシー、毛布を抱えたライナス、ピアノを弾くシュローダー、個性的過ぎる他の登場人物(犬も)のおかげで、どうにも影が薄いチャーリー。主人公なのに、ちっとも人気のないチャーリー。そのチャーリーに、どこか似ている僕。そして、僕の息子。







どこにも「再会」というタイトルはありません。再会をテーマにした物語もありません。
ではなぜ?


それはね、きっと読んだ人が、小学生だったあの頃の自分と再会できるからだと思います。





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Last updated  2010.03.09 11:51:30
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