読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2014.10.07
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カテゴリ: 雑感
本好きの皆様に質問します。



いろいろな意見があるかと思います。
ずっと昔、乗り物に乗ったら、何も食べず何も読まず、
ひたすら車窓をながめて旅情にひたるべし、みたいなエッセイを読んだことがあります。
車窓を見ないで本を読むなんて、もったいないって。
また、私の尊敬する本好きの大先輩岡崎武志さんの「読書の腕前」には、
見知らぬ土地で本を読む贅沢が紹介されています。


わたしは旅先に本をたくさん持っていくタイプ。

時差のせいで眠れないとき、目が覚めてしまったとき、必ず本を読みます。
そして、そういうときは、とてもスピードが出てどんどん読めます。
私にとって、旅行に持っていく本を選ぶのも、旅の準備の一つです。


さて、そんな私ですから、先月一週間カナダへでかけたときは、
ちゃんと文庫本を用意していきました。
私は旅先で読み終わった本は捨ててくるので、
ブックオフで100円コーナーの文庫本を買います。
持って行ったのは、荻原浩「誘拐ラプソディ」、乃南アサ「結婚詐欺師」、
篠田節子「ハルモニア」「第4の神話」「聖域」
の5冊です。


飛行機の中でも読むし、ホテルでももちろん読みます。

雄大な山々に囲まれて、ポットに入れたコーヒーを飲みながら、公園のベンチで読書すること。
せっかくの景色を見もしないで本を読むって、理解できませんか?
でも、私にとっては2度とないであろう、最高のぜいたくです。


幸い一週間のほとんどをバンフで過ごす旅程です。
本を読む時間はじゅうぶん取れそうです。

雄大な山々、美しい川、広々とした公園、
本を読むのにちょうどよさそうなベンチも随所に置かれ、
夢のような読書環境です。


しかし、私はホテル以外の場所で、全然本が読めませんでした。
9月のはじめというのに、バンフは大雪で、ベンチは半ば埋もれていたんです。
雪をかぶった山々はほんとうに美しく、雪道を歩いていると、
エルクという鹿の家族が目の前を横切っていくというラッキーに出会いました。
これはこれでとても楽しい経験でしたが、本が読めなかったことは残念でした。
とはいえ、持って行った5冊のうち3冊は読了して、バンフのホテルで捨ててきましたが。


この次の旅行でどこに行くのかは、まだわかりませんが、
きっとこの次も文庫本をいっぱい持っていこう。
できれば、乗り物の中でもたくさん読めるよう、遠いところがいいなあ・・・
次の旅行の読書をたのしみにするぱぐらなのでした。





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Last updated  2014.10.07 19:31:44
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