読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2015.03.22
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カテゴリ: 小説
前回と同じことが起こってしまいました。
書き上げた記事をアップしようとしたら、またもやフリーズ。
すべて消えてしまったんです。

こんな駄文とはいえ、それなりに時間をかけ、一生懸命書く記事です。
読書感想なんて、消えてしまったからといって、
気楽にもう一度なんて、書けるもんじゃないです。
同じ感想は2度書けないものです。

しょうがないので、もう一度書いてはみますが。
(というのは、とても感動した本なので、やっぱり書き残しておきたいのです)




この本は再読で、前に読んだのは4年前。
そのときも、 こちら に感想を書きました。
その時も書いているように、この本はほんとうに「きれい系」で、
実際にはあり得ないような、清く正しく美しい人々がたくさん出てきます。
あえて言えば、一番きれい系じゃないのは、主人公の無職の青年だけじゃないかと思うぐらいです。
この本には、主人公が二人いて、この無職の青年と、73歳の金貸し老人です。
この老人は、理由を明かさずに青年を運転手として雇い、
いろいろな知り合いに会わせながら、彼の成長を促すといった役なんですが、
この知り合いたちが、実にいいんです。

毎晩夜中にチェロの練習をする老人。

自作のスパゲッティソースを青年に伝授する女性。
1人1人が、もう若くはないけれど、懸命に生きるということを教えてくれます。

私自身、今までの人生、世間だけじゃなくて自分にも恥ずかしくない生き方をしてきただろうか。
これからの残りの人生も、自分に厳しくすがすがしく生きていけるだろうか。
答えはNOだと思います。



先日、私と同じ読書好きの友達と会ったとき、
彼女が宮本輝を読んだことがないというので、強く勧めました。
そのとき、一番いいのは「錦繍」と言ったのですが、
やっぱりこっちの方がよかったかもしれないです。
しかもそのとき、まちがえて、
「三十光年」を「二百光年」って言っちゃった。
いくら数字に弱いぱぐらでも、こんなに大切な小説の題名を間違うなんて!

「錦繍」については、8年も前ですが、 こちら に感想を書いています。
こちらもぜひ合わせてお読みくださったら、
宮本輝さんのすばらしさを感じていただけるかも。






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Last updated  2015.03.22 18:42:32
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