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著者は、JIS X 0213(第3・第4水準漢字)の開発に関わった人物。常用漢字表の成り立ちからJISコードの制定、JIS83の混乱を経て、Windows VistaのUnicode字体に至るまで、漢字標準化の経緯がよくわかる。異体字の多い人名を扱っているシステム開発に携わっている方は、知識として読んでほしい。高橋の「?」など、人名の異体字については法務省が「戸籍統一文字情報」という情報を持っており、これを解析すれば、すべての異体字をおさえることができるらしい。ところが、個人情報保護の観点から、この情報をシステム開発に流用することはできないらしい。一方で、われわれが依存しているJIS漢字表は経済産業省の所管、国語で学ぶ常用漢字表は文部科学省の所管である。標準化が進められているといっても、役所の縦割りの壁があるようだ。
■メーカーサイト⇒ 小池和夫/河出書房新社/2007年7月 異体字の世界
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