PR
キーワードサーチ
フリーページ
私を突き動かしているのは「このままでは国が滅びる」という思いだ。
著者は、2008 年 10 月、「我が国が侵略国家だったというのは濡れ衣」などと政府見解に反した論文を発表していたことが発覚し、更迭された自衛隊航空幕僚長である。巻末に問題となった論文の全文や、政府の“公式見解”である「村山談話」が掲載されている。
本書の冒頭に「私は、正直、論文がこれほど大騒ぎになるとは思っていなかった」(14 ページ)と書かれているが、私も巻末の論文と村山談話を比較してみて、そこまで大騒ぎになった理由が分からない。勤務時間中に民間の仕事をしていたのが問題なのであれば、更迭するほどのこともなかろう。
著者が「自分で言うのも変だが部下からも記者からも最も親しまれた異色の航空幕僚長だった」(142 ページ)かどうかはさておき、「自衛隊が国家や国民のことを忘れ自分のことだけを考えるようになったらおしまいだ」(142 ページ)というのは同感である。文民統制というのは結構なことだが、コンプライアンス遵守とか何とかで、自衛官が萎縮しないよう配慮していただきたいものである。
■メーカー/販売元 田母神俊雄=著/ワック/2008年12月発行
■販売店は こちら

【西暦2007年、人類は全面核戦争に突入】… 2025.11.08
【三重連星系から人類殲滅艦隊がやって来… 2025.10.27
【プログラマにおすすめ】「分かりやすい… 2025.09.14