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| 著者・編者 | ベンジャミン・フルフォード=著 |
|---|---|
| 出版情報 | 青春出版社 |
| 出版年月 | 2007年08月発行 |
著者は、カナダ生まれで日本在住 20 年のジャーナリスト、ベンジャミン・フルフォードさん。日本人のことを「日本人には克己心があり、一般の人の知識レベルが非常に高い」(154 ページ)と絶賛する。ベンジャミンさんは、その日本人に対して、「『大手メディアが流す情報は都合よく加工されている』という視点を持つこと」(19 ページ)と警告を発する。なぜなら、「基本的に大手マスコミ、新聞、テレビは利権複合体であり、タブーによってがんじがらめになっている」(17 ページ)からだ。「逆に言えば、利権の構造を理解すれば騙しの仕組みが見えてくる」という。
確かに最近のマスコミの報道には偏りが感じられる。
海外資本に 20%以上の株式を握られている放送局が偏向報道をしているということでデモ運動が起きたり、領海侵犯のニュースが正常に伝えられなかったりと。ベンジャミンさんに言わせれば、イラク戦争の時もアメリカによる「ひどい情報管理」(80 ページ)があり、真実が報道されなかったという。
アメリカでは政治家として当選するにはテレビ CM を打つなどコストがかかるため、「一般市民の言うことよりもお金持ちの要望を聞く政治家が量産される」(96 ページ)傾向があるという。さらに「ドルの発行権という強大な利権を握っているにもかかわらず」(105 ページ)、FRB は一民間企業に過ぎない。FRB は、「自由にドル紙幣を刷って資源を買うことができる」(112 ページ)という。
ベンジャミンさんは、「日本が再びアメリカの属国ではなく、独立して世界に挑戦する国になることを願っている」(187 ページ)という。「もはやアメリカには期待をしないで、日本がリーダーシップを取ってアフリカや南米の貧しい国を豊かにしていくべきだ」ともいう。外国人からこれほど信頼されるのは恥ずかしい限りだが、せめてメディアに“騙されない”ように生活していこうと思う。
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