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| 著者・編者 | 日本放送協会=著 |
|---|---|
| 出版情報 | 宝島社 |
| 出版年月 | 2010年09月発行 |
奈良県の山本病院が不必要に心臓カテーテル検査を行って患者を死亡させたり、不正に診療報酬を受け取った 2010 年の事件の取材に始まり、関西地域の医療の闇を追ったルポルタージュ。病院間で生活保護患者がトレードされるという「行路病院ネットワーク」、西成あいりん地区の人々を病院へ送り込む「コトリバス」など、その背景には利益をむさぼる病院コンサルタントや反社会的勢力の存在があるという。
政府の医療費削減にうまく対応できず、経営能力のない病院理事長が借金まみれになり、怪しげな病院コンサルタントや反社会的勢力の餌食になっているというのが問題提起の内容だ。
最終的な被害者は患者であり、生活保護費の源泉となる税金を払っているわれわれ市民なのだが、正常な病院経営ができていればこういった悲劇は起きないと言える。
なぜ病院経営が行き詰まってしまうのか、本書ではそこまで突っ込んだ取材はなされていないが、日本の社会保障問題を考える上で、この問題は避けて通れないと思う。
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