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| 製造/販売 | キヤノン |
|---|---|
| 製品情報 | 交換レンズ「EF 16-35mm F4L IS USM」 |
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F2.8通しで上位モデルに当たる「EF 16-35mm F2.8L II USM」とは 6 万円近い価格差があるため、開放 F 値を 1 段落としたとしても、使い勝手とコストパフォーマンスに優れた高性能な超広角ズームを望んでいた人にとって朗報だろう。
長さは 112.8mm、質量は 615g、フィルター径は 77mm となっている。従来の「EF 17-40mm F4L USM」の長さが 96.8mm、質量475g、フィルター径 77mm なので、比べればひと回り長く重い印象である。ただ、フルサイズ機である EOS 6D、EOS 5D Mark III、EOS 1D X などとのマッチングは思った以上によく、フィルター径が 82mm の「EF 16-35mm F2.8L II USM」に比べるとやはり軽快性を感じることができる。
鏡筒は、他の L レンズ同様に非常にしっかりとした造りで、ズームリングやピントリングを回す際にガタツキや余計な遊びを感じることは一切ない。リングのトルクや、スイッチ類のクリックは、スムースかつ適度な重さを備えており、L の称号に相応しい高級レンズの風格を備えたレンズである。
もちろん、粉塵や水滴の侵入を防いで過酷な環境にも耐える防塵防滴構造をもつが、「EF 17-40mm F4L USM」や「EF 16-35mm F2.8L II USM」など、他の超広角ズーム L シリーズと同じく、プロテクトフィルターを装着することで十分な性能を発揮するように設計されている。これは、レンズ前群がズーミングによって鏡筒内で前後に移動するためであり(レンズの全長自体は変化しない)、この点は注意して使用するようにしたい。
AF駆動は、大型の光学系の駆動に最適なリング USM が搭載されているため、AF は非常に速く、静音性に優れ、かつ正確である。AF の動作に関してストレスを感じることは、まずないだろう。当然、AF でピントを合わせた後、スイッチの切り換えなしでピントの微調整を手動で行える「フルタイムマニュアルフォーカス」も可能である。
鏡筒側面には AF/MF の切り換えスイッチと、手ブレ補正機構 IS の ON/OFF スイッチが並んでいる。本レンズに手ブレ補正機構が搭載されたことで、キヤノンの超広角ズーム L シリーズにおいても、より低 ISO 感度で、より低速なシャッターを手持ちで切ることが可能となったわけである。これまで以上に表現領域の拡大が期待できるという意味で、本レンズの操作性上の大きなアドバンテージといえるだろう。
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