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2021.09.08
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カテゴリ: オーディオ
イヤホン「IE 900」

イヤホン「IE 900」

 音に関わる全ての人が持つこだわりに真摯に取り組み、一切妥協なく仕上げた製品
製造/販売 ゼンハイザー
製品情報 イヤホン「IE 900」
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IE シリーズの伝統である、自社開発/直径 7mm のシングルダイナミックドライバー(トランスデューサー)は堅持する。ただし、IE 800 シリーズの XWB ドライバーから TrueResponse トランスデューサーと名称を変更。よりコンセプチュアルなものになった。
ポリマーブレンドの新素材を用いた振動板(メンブレンフォイル)は、高内部損失(鳴きの少なさ)を重視。不要な共振と歪みを最小限にする設計とした。
断面を見ると、中央が少し盛り上がった波形の形状になっている。低域~中域成分は振動板全体がリニアに動いて再現し、高域成分は硬質な中央部分が振動して再現する仕組みだ。素材については細かく開示されていないが、あまり硬くし過ぎると、共振のコントロールが難しく、金属的な響きが乗ってしまうので、そうならないように配慮しているとのことだ。
新しい試みとして取り入れたのが、ドライバーと音導管を挟むパーツの改良だ。内側に大きさの異なる 3 つの凹みを設け、中央に独特な形状(花形)の穴が空けられている。
3 つの凹みはトリプルレゾネーターチャンバーと命名されている。レゾネーターはエンジンなどで共振を抑え騒音を低減する機構。チャンバーは部屋だ。空気の流れを制御し、6.5kHz~10kHz の付近に発生するピークとディップを打ち消す役割を担っている。IE 900 が搭載するドライバーをこれなしにハウジングに入れると、高域に大きく 3 つのピークが発生してしまう。大きさを変えているのは、それぞれの周波数帯を狙って、ピークを削るためだ。
アルミ製の筐体は表面に細かな溝が刻まれた精度の高い加工となっている。5軸の CNC マシンを使い、アルミブロックを 40 分かけて丹念に削り出すのだという。使い込んでも傷や汚れが目立たないイヤホンがいいという日本のユーザーの声も反映したデザインだという。
ケーブルは着脱式。コネクターは MMCX 仕様だが、IE 300 同様、端子周辺部の形状が異なる独自仕様(Fidelity Plus MMCX)となっており、一部のケーブルが利用できない可能性があるという。安定感と耐久性を維持するための選択とのことだが、サードパーティーが交換ケーブルを開発できるように、積極的にコネクターの提供をしていくという。
また、ケーブルの被膜には特殊素材のパラアラミド繊維を用いており、数千回の折り曲げに耐える耐久性を持つという。ケーブルを耳の後ろに回して安定させるイヤーフック型の形状になっており、イヤーチップはシリコン素材と形状記憶のフォームの 2種類が付属する。
本体重量は片側 4g(ケーブル除く)。ケーブルは一般的な 3.5mm(3 極)端子に加え、バランス駆動用の 2.5mm(4 極)、4.4mm(5 極)端子を持つ 3種類が付属(端子はいずれも L 型)。インピーダンスは 16Ω、周波数特性は 5Hz~48kHz(-10dB)、感度は 128dB/mW、歪み(THD)は 0.05%以下(94dB、1kHz)というスペック。シリアルナンバー入りのプレミアムキャリングケース、ケーブルクリップ、クリーニングツール&クロスなどが付属する。






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最終更新日  2021.09.08 12:36:30
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