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パポピンのつぶやき
2-1エーゲ海と欧州の旅
日程 1992年1月9日~1月18日(10日間)
< スケジュール >
1日目
福岡発~ロンドン着(BA006)17:50~5:00(翌日)北回りアンカレッジ経由
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー機中泊
2日目
着後ロンドン市内観光
午後、ロンドン発~マドリッド着(BA460)14:10~17:25 着後ホテルへ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーホテルフロリダノルテ泊
3日目
午前、マドリッド市内観光
午後、自由行動
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー連泊
4日目
マドリッド発~ローマ着(アリタリア航空)着後ローマ市内観光
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーロイヤルサンティナホテル泊
5日目
ローマ発~アテネ着(オリンピア航空)着後アテネ市内観光
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーディバニザフォリアパレス泊
6日目
終日、エーゲ海クルーズ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー連泊
7日目
アテネ発~パリ着(TW807)8:00~10:10着後パリ市内観光
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーフラントゥールシャトーランドンホテル泊
8日目
終日自由行動
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー連泊
9日目
パリ発~ロンドン着(BA307)12:10~12:20
ロンドン発~成田着(BA1021)14:30~11:25(翌日)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー機中泊
10日目
成田~羽田(リムジンバス)
羽田発~福岡着(NH259 )15:30~17:15
1日目 1992年1月9日(木曜日)快晴
今回は、近畿日本ツーリストの旅に、参加しました。2度目の海外旅行です。
福岡空港第3ターミナル(国際線)に、午後3時50分集合。
30分後に搭乗開始が始まり、16時50分発の英国航空006便で、ロンドンに向かいました。
この頃は、英国航空も乗り入れてたんですね・・・驚き。
ただ、飛行機は、直行便ではなく、北回りアンカレッジ経由でした。
アンカレッジでは、燃料補給とアンカレッジから乗り込むお客もあり、約45分の待ち時間があったので、一旦降りて空港を散策しました。
まだ暗い外を見やると、雪があり、路面は凍結してました。
どんなもんなのか、外に出てみたら、かなり寒かったという記憶があります。
<アンカレッジ空港>
飛行機は、午前5時にロンドンに到着しました。
朝が早いので、外はまだ真っ暗でした。機内で夜を過ごしたせいか、アンカレッジ経由のせいか、かなり長時間乗ったせいで、時間の感覚が麻痺していました。
2日目 1992年1月10日(金曜日)曇のち晴れ
朝食をロンドンのホテルで食べました。
観光には時間が早いため、ホテルで時間を潰すことになりました。私達はホテルを出て、その周辺を散策しました。
<ノボテルロンドンホテル周辺にて>
そして、ホテルのトイレに行って、ロビーに戻る時、入ってはいけない場所に迷い込み、叱られた事を思い出しました。とても怖かったです。
外が白み始めるころ、観光バスが出発しました。
国会議事堂・ビッグベン・タワーブリッジ・ロンドン塔・バッキンガム宮殿・ウェストミンスター寺院などを約4時間観光しました。
<タワーブリッジ>
タワー・ブリッジ (Tower Bridge) は、イギリスのロンドン市内を流れるテムズ川に架かる跳開橋。1886年に着工、1894年に完成した。
可動部分は、初期の頃水力を利用して開閉していたが、現在は電力を利用しています。
<第二次大戦にも活躍した軍艦ベルファウスト号HMS Belfast>
戦争とか歴史好きには、堪らないんでしょうね。海軍国イギリスが誇る軍艦が、停泊して佇んでいます。
<ビッグベン>
ビッグ・ベン (Big Ben) とは、英国の首都ロンドンにある国会議事堂に付属する時計台 (Clock Tower) の大時鐘の愛称です。
<ロンドン塔>
テムズ川の岸辺、イースト・エンドに築かれた中世の城塞です。
血塗られたロンドン塔とか、今も首なし王妃の亡霊や無数の幽霊の渦巻く恐ろしい城とか、怖いうわさが囁かれたりしています。 また、ロンドン塔には地下75メートルにあって、全く闇だけの小部屋があり、ここに入れられると、どんな意志の強い人間でも発狂したと言われていますが・・・。
<ウェストミンスター寺院>
生憎、修復中でした。
イギリス国教会で、聖ペテロ修道教会。戴冠式などの王室行事が執り行われ、内部の壁と床には歴代の王や女王、政治家などが多数埋葬されています。
<ウィンストン・チャーチル(1874~1965)の銅像>
元英国首相で第二次世界大戦の折、イギリスを勝利に導いた人物として現代の英国社会でも偉大な人とされています。一方では、セムシ男の愛称もあるが・・・。
バスは、再びロンドン空港に到着しました。
空港で、ロンドン名物のフィシュ&チップスのランチを食べました。チップスと言っても、日本ではフライドポテトと呼んでいますけど・・・。
その後、14時10分発の英国航空(BA-460便)に乗り、スペインの首都マドリードに、17時25分(定刻通り)無事到着しました。
冬の欧州は、日が短く、午後6時頃だというのに、夜みたいに暗かったです。
またバスでホテルに向かう途中、どうしようもなく睡魔が襲ってきました。ちゃんと機内で寝てなかったせいでしょうね。
ホテルまでは、約1時間ぐらいかかり、7時頃到着しました。
疲れていたので、お風呂に入ったら、夕食も食べずにすぐ寝ました。
3日目 1992年1月11日(土曜日)晴れ時々曇り
午前中マドリッド市内観光で、午後から自由行動でした。
プラド美術館・プエルタデルソル・スペイン広場・王宮などを巡りました。
まず最初にスペイン広場に行きました。
周りをビルが囲み、王宮の北に位置しています。広場と言っても、そう大きくなく、ローマのスペイン広場の方が有名かも。。。
「ドンキホーテとサンチョ・パンサの像」などセルバンテスを記念した像がいくつも建てられています。
<スペイン広場>
その後、王宮に、歩いて行きました。
王宮前にあるオリエンテ広場に、フェリペ4世の騎馬銅像がありました。
王宮は、フランスのブルボン家出身のフェリペ5世という王様の命令で建築がはじまり、30年を費やして完成しました。
<王宮と騎馬像>
次は、絶対行きたかったプラド美術館です。
<プラド美術館>
スペインの三大巨匠ゴヤ・エルグレコ・ベラスケスの作品展示が充実しています。エルグレコはギリシャ出身なんですけどね・・・。
ツアーの為、自由には観賞できませんが、コンパクトに見所を観ました。
1番有名なのは、「裸のマヤ」と「着衣のマヤ」ではないでしょうか?その二つ、並べて展示してありました。今もそうなのか、定かではないけどね。
<ラス・メニーナス(女官たち)1656-57年 318×276cm >
画面中央には、豪奢な衣服に身を包んだ皇女マルガリータと、その女官であるドーニャ・マリア・アウグスティーニャ・デ・サルミエントが描かれています。さらに画面左側には、ベラスケス本人と推測される画家が、筆を手にしながら、大画面のカンバスへ、国王夫妻の肖像画を描いている姿が配されています。スペイン独自の厳しい明暗対比(陰影法)による、写実性豊かな描写手法を用いながら、当時の王室の生活の情景を、見事に計算された構図といえます。
その後マドーリードのへそ(中心地)、プエルタデルソルへ行きました。
そこのレストランで、ランチを食べた後、自由行動となりました。
<プエルタ・デル・ソルにて>
プエルタ・デル・ソルとは『太陽の門』を意味し、15世紀にはマドリードを取り巻く城壁の門の一つでした。広場北側には、クマとイワナシの像があります。これは、マドリード市の紋章を表しています。
まずは地図を見ながら、レティーロ公園を目指しました。
<レティーロ公園入口>
緑豊かな公園で、118ヘクタールもの広さがあり、ビル群の中にあるのは、世界でも稀だとか・・・。17世紀にフェリペ4世の命により建設され、1868年までは貴族だけしか立ち入ることができなかったのですが、現在は市民の憩いの場となっています。
<公園の噴水>
歩き疲れたのもあり、トイレにも行きたいので、ファーストフード店に入りました。けど、そんなにお腹も空いてないので、ベジタブルサラダを頼みましたが、人参の千切りのみが出てきました。
私の常識とスペインの常識のギャップに驚きました。
キャロットサラダと明記してよ!
今では、人参サラダも有りかと思いますが、あの時はカルチャーショックでした。
店を覗いて、買い物をしたら、歩き疲れてきたので、ホテルに帰ることにしました。
ホテルは、ノルテ駅近くのフロリダノルテなんですが、道に迷って、川を挟んで対岸にある、行くはずではなかった、カサ・デ・カンポに結果的に行ってました。
ここも広大な公園で、遊園地・動物園・レストランなどがあります。
<公園風景>
高台にあり、景色が一望できます。そこから市街と王宮が見えました。
迷って歩き疲れましたが、素晴らしい景色に出会えて、結果的に良かったかも。。。
<王宮を望む景色>
どうにかホテルまでたどり着く事ができました。この日は、無計画だったので歩きましたが、今なら絶対、地下鉄に乗ったと思います。
夕食は、ホテルで一旦休んで、近くのバル(居酒屋)で済ませました。
地元民が入ってる店なので、味は悪くなかったです。
帰りにショートケーキを買って帰りました。疲れてると甘いものが欲しくなりますが、この甘さには辟易しました。半分も食べれませんでした。
バスタブで疲れた足を揉みほぐし、寝床に着きました。
万歩計があったなら、どれぐらい歩いたのだろう?
4日目 1992年1月12日(日曜日)晴れ
午前中、アリタリア航空で、マドリッドを後にして、ローマへ向かいました。
着後市内のレストランにて、パスタランチを食べた後、観光しました。
最初に向かったのは、バチカン市国のサンピエトロ大聖堂です。
聖堂に入って右側には、、弱冠23歳のミケランジェロが制作した、ピエタ像があります。死せる息子キリストを抱える、聖母マリアの悲しみに満ちた表情や筋肉や衣服の細密な描写など、彫刻された”ピエタ”は、必見です。
<ピエタ (Pieta) 1499年>
カトリック教会の総本山。
サン・ピエトロ大聖堂は、もともと使徒ペトロの墓所があったところに建立されたとされ、キリスト教の教会建築としては世界最大級の大きさです。
床面積2万3,000m²。北に隣接してローマ教皇の住むバチカン宮殿、バチカン美術館などがあり、国全体が『バチカン市国』としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。
<サンピエトロ大聖堂広場>
中央には、オベリスクがあり、クリスマスツリーが残っていました。
その後、コロッセオとフォロロマーノに行きました。
<コロッセオ>
コロッセオは、ローマ帝政期に造られた円形闘技場です。
ネロ帝の黄金宮殿(ドムス・アウレア)の庭園にあった、人工池の跡地に建設されたものです。
長径188m短径156mの楕円形で、高さは48m、45,000人を収容できたそうです。
かつて多くの殺人(公開処刑を含む)が行われた場所であることから、現在では死刑廃止のイベントのために使用されています。
<フォロロマーノ>
フォロ・ロマーノは、道を挟んで、コロッセオの前に位置します。コロッセオより、フォロロマーノをバックに撮ってみました。
東西約300m、南北約100mに渡って存在する古代ローマの中心部「フォルム・ロマヌム」の遺跡です。
古代ローマでは、たいていの都市に政治・宗教の中心としてフォルム(英:フォーラムの語源)と呼ばれる広場が置かれていたが、このフォロ・ロマーノは首都に開設された最初のフォルムであり、最も重要な存在でした。
ローマでは、後に諸皇帝によっていくつかのフォルムが建設されたが、3基のバシリカと元老院議事堂を備えたフォロ・ロマーノは、そのなかでも中心的存在として機能し続けました。
かなり広く、まともに見れば、半日かかるそうです。
その後、トレビの泉と真実の口を観光しました。
トレビの泉は、バロック時代の泉で、ポーリ宮殿の壁と一体となったデザインです。
<トレビの泉>
後ろ向きにコインを泉へ投げ入れると願いが叶うという言い伝えがあり、投げるコインの枚数によって願いが異なります。
コイン1枚だと再びローマに来ることができ、2枚では大切な人と永遠に一緒にいることができ、3枚になると恋人や夫・妻と別れることができると言われています。
このコインは、半分がカトリック系チャリティ団体に寄付されています。残りの半分は???
泉の清掃代でしょうか?
ちなみに私は、いつも1枚です。
<サンタ・マリア・イン・コスメディン教会>
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会(Santa Maria in Cosmedin)の外壁、教会の正面柱廊の奥に飾られています。元々は下水溝のマンホールの蓋であったらしいとの事。海神トリトーネの顔が刻まれています。
<真実の口>
手を口に入れると、偽りの心がある者はその手首を切り落とされる、あるいは手が抜けなくなるという伝説がありますが、裏に神父さんがいたとか・・・。
<サンタ・マリア・イン・コスメディン教会前広場>
夕食は、オプションだったので、参加しませんでした。
個人的に観光がてら、スペイン広場に行き、近くのレストランで食べました。
午後6時頃だったのですが、欧州の冬は暗いです。
<バルカッチャの噴水>
スペイン広場とは、スペイン大使館にちなんで命名されました。
広場の中央には、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作「バルカッチャの噴水」があります。とても綺麗で、落ち着く雰囲気が好きです。
そこで休んでいたら、薔薇売りの少年が来ました。
ローマ人は、一輪買って、女の人に渡すみたいですよ・・・。
<スペイン広場>
暗すぎてよく解りませんね。
東には、有名な大階段があり、西側はコンドッティ通りとなっています。この通りは、ブランド好きには堪らないストリートですね。
<地下鉄エスパーニャ駅>
お土産を買って、地下鉄に乗って、ホテルへ戻りました。
5日目 1992年1月13日(月曜日)晴れ
午前中、オリンピア航空にて、アテネ空港を目指しました。
いつもながら、飛行機が着陸する時、拍手がどこからともなく始まりました。
ギリシャ人の国民性なんでしょうか?
ランチは機内食となりました。
着後、アテネ市内を観光しました。最初にオリンピック競技場へ行きました。
<オリンピック競技場>
1896年クーベルタン男爵の提唱によりに近代オリンピックの第1回大会が開催された競技場で、収容人員は5万人、観客席は白い大理石で作られています。
その後、フィロパポスの丘へ行きました。
ここでは、アテネのシンボル、”パルテノン神殿”が良く見えます。 夜景が綺麗そう・・・。
<フィロパポスの丘>
その後、大統領官邸に行きました。
<大統領官邸の衛兵>
民族衣装を身につけた二人の衛兵が、一時間交代で立っています。衛兵の採用基準は、背が高くハンサムで高学歴とか・・・。
次は、ディオニス劇場です。
<ディオニス劇場>
ギリシア最古の劇場跡(紀元前6世紀)で、酒と演劇の神・ディオニスにちなんでこう呼ばれました。
1万5000人の観客が収容でき、観客席の最前列は来賓席で、今でも背もたれのある大理石の席が残っています。
最後は、本日の観光のメイン、アクロポリスへ行きました。
アクロポリスは 高さ70mほどの丘の上に広がる古代ギリシアの聖域、紀元前5世紀頃に パルテノン神殿を始めとする、神殿や劇場が建てられた場所です。
<パルテノン神殿>
パルテノン神殿は、建築とアートが一体となり、数学的な計算に基づいた究極の構造美と、破風や柱梁を飾るみごとな彫刻美が、今現在もモニュメントして、君臨しています。
あの時代、どこよりも発達していて、今はその遺跡の財産で生きている街だと思います。
<エレクティオン神殿>
パルテノン神殿の北側に位置していて、カリアティード(柱)となっているエレクティオンの少女像は6体、実物の4体はアクロポリス博物館にあり、1体は大英博物館にあります。
アクロポリスの神殿の中で最も神聖な場所とされ、多くの神々の住む家であり、伝説上の王達のお墓でもあったとのこと。複数の神々を祭っているのでこのように複雑な構造となっているようです。
<ヘロド・アティクス音楽堂>
大富豪のヘロド・アティクスが建てたこの音楽堂は、西暦161年に建てられたもので、観客席は1951年に修復され、現在では毎年開催されるアテネ・フェスティバルの会場として使用されています。
音響設備もない頃、声が響くよう設計されているそうで、ここでオペラを聞いたら、どんなにかいいでしょうね・・・。
その後、一旦ホテルで休んだ後、オプションに参加しました。
<ホテルにて>
ギリシャは、シエスタがあります。シエスタとは、お昼を3時間ぐらい休みます。よって、男性は、自宅に帰って昼ご飯を食べて、お昼寝という習慣があります。
必然的に夜ご飯も、8時過ぎが平均みたいです。
タベルナ(居酒屋)で、食べながら飲みながら、ダンスショー(民族)を観ました。
<ダンスショー>
ウゾという飲み物は、透明ですが水を入れると白くなり、とても不思議な飲み物です。焼酎みたいな感じなんですが、飲みやすいので飲みすぎ注意です。
ホテルに帰ったのは、夜も11時を過ぎていました。
続きは、
2-2エーゲ海と欧州の旅
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