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東京都の舛添要一知事は15日、政治資金流用疑惑などで都政を混乱させた責任を取り、都議会の川井重勇議長に辞職願を提出した。都議会は同日夜の本会議で、辞職に同意した。舛添知事は本会議で辞職を決めた理由などを説明した。
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今回、私自身の問題によりまして、都民の皆様からいただいた4年間という任期の途中でこのような形となり、反省と心残りの念は尽きませんが、全て自らの不徳のいたすところであります。私が最も懸念しましたのはオリンピック・パラリンピック大会への影響であります。リオデジャネイロ大会を控える中での選挙は次期開催都市として、ふさわしくないと考えました。そして、4年後の東京大会も同様であります。この事態を避けたいと思いました。しかし、これ以上都政の停滞を長引かせることは私にとっても耐えがたいことでございます。従いまして、私が身を引くことが一番だと考えるにいたり、都知事の職を辞す決意をいたしました。
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東京都の舛添知事は15日午前、自らの政治資金流用問題などによる都政混乱の責任をとって、都議会の議長に辞職願を提出した。都議会が不信任決議案を可決する見通しになったことを受け、辞職を決断したと見られる。舛添知事の辞職は今月21日付け。一昨年2月の知事就任以来、2年4カ月での辞職となった。舛添知事の辞職願い提出を受けて、都議会各会派は不信任決議案を取り下げた。東京都知事選挙は来月14日告示、31日投開票の日程で実施される見通しで、各党は公認の候補者選びを本格化させている。
舛添氏をめぐっては、高額な海外出張費の問題や、週末に公用車を使って湯河原の別荘に行き来していたことから始まり、会見を開くたびに疑惑は大きくなり火を消そうと思っていたが、かえって火に油を注ぐ結果となり最終的には辞職に追い込まれた。
疑惑そのものの大きさよりも、舛添劇場そのものの面白さをいじられ、自らもその役を演じてしまったところがある。
理由を論理的に説明しようとすればするほど、余計なことを言ってしまい、出版社社長は存在するのかなど疑惑を逆に深めていく結果となり戦略的に失敗をした印象が強い。
参院選があるということを背景にして、メディア政治が続いている印象が強い。特に安倍政権のメディアへの対応については、いろいろ注目されているところではあるが、逆に言えばそういうことをしないと、メディア上の表現でミスをすると一気に辞職までの流れができてしまい、舛添氏ですら止めることができなかったというような状況が今もある。
世論の流れが大きくなったからこそ、メディアもさらに追いかけて質問を加速させていくし、都議会などもそうした番組の論調や世論の声をなんとなく感じ取って論調を強めていった。
やはり、舛添氏のネタは数字が取れ、視聴者の関心を引くところもあったし、もうひとつに、議員たちも参院選を目の前にして支持率が落ちてしまうのではないかと先読みをして反応をするといったメディア政治が動いたとも言える。
都知事は都庁官僚7万人とは別なところからやってくる、神々しく輝いている神様のような存在なのか。
そして、都庁という高層ビルの7階は特別なフロアーで、外界からは遮断され知事がいるかいないかもわからないような超特別待遇の雲の上の存在的扱いをされている人のようだ。金曜の午後にはもう不在で、湯河原の別荘に行っていたことなど、ほとんどの職員は知る由もなく、舛添氏は職員の気持ちからは完全にかけ離れた存在だったのではないか。
このような環境では、誰が知事になろうが、勘違い野郎がこんな環境に入ればとどまる所を知らず、舛添病に侵されても仕方ないのかもしれない。
・都知事選「50億円かけ知名度競争でいいのか」 河野氏 - 朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASJ6G3Q40J6GUTIL00K.html
・舛添氏の在任期間は862日。歴代都知事で猪瀬氏に次ぎ2番目の短さ - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160616/k00/00m/040/084000c
・舛添知事 周辺に「公明党に裏切られた」 - 日本テレビ系(NNN)
http://www.news24.jp/articles/2016/06/15/04332736.html
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