ラスタ・パスタのレレ日記

2006年03月09日
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テーマ: Jazz(2022)
村治佳織 が、スーパーギタリストの 渡辺津美 と共演するというので、観にいった。

このコンサートは、村治佳織スペシャル・プロジェクトとして企画され、昨年の12月に行われるはずだったものが、

村治佳織が、右なんとか骨神経麻痺にかかり、今年の3月に延期されたもの。

会場の浜離宮朝日ホールには、お詫びとお知らせとして、さらにこんなことが書いてあった。


右手の負傷は回復して1月からコンサート活動を再開したが、2月に筋膜炎を起こしたため、演奏に集中するため、コンサート終了後のサイン会はない。


とのこと。

村治佳織/リュミエール
村治佳織/リュミエール
【デッカ契約第2弾。今日の演奏曲が多数収録】



単なるアマチュアのウクレレ弾きの私だって、最近、ちょっとテンションの高い弦をはったウクレレで集中して練習していたら、いままで感じたことのなかった指、腕、ひじの痛みを感じている。

やっぱり、むりな筋肉の使い方をしているのかなァ。
ましてや、村治佳織さんは、プロのクラシック・ギタリスト。
練習のし過ぎで、右腕を痛めているのかもしれない。

村治佳織スペシャル・プロジェクト というのは、彼女が選んだ他のフィールドのミュージシャンたちとの一連の共演のプログラムで、

渡辺香津美との共演のプログラムのほかに、
チェンバロと笛・レコーダーのプレイヤーとの共演
弦楽四重奏(ヴァイオリン x 2、ヴィオラ、チェロ)との共演など。

7公演4プログラムで、彼女にとっては初めての大掛かりな企画だそうだ。
それだけに、昨年の右手の負傷で全公演を延期せざるおえなかったのは、大変な決断だったと思うが、幸いに、すべての共演者が延期を了承してくれたらしい。

さて、今日の公演は2部構成。1部は村治佳織さんのギター・ソロ。


会場内の照明が暗くなり、ステージ上の照明が少し明るくなった。
ギターを大切そうに持った村治佳織さんの登場だ。

刺繍というかメッシュ柄というか、なんというかわからないが、黒の一部シースルーの衣装に、赤い大きなスカート姿で登場した。

何年か前に、みなとみらい横浜でオーケストラと 「アランフェス協奏曲」 を共演した時の彼女よりも少し大人っぽくなった気がする。



椅子に座って、ポジションを確かめると、ちょっと一息集中した後、1曲目を弾き始めた。

ローラン・ディアンスの 「サウダージ 第3番」
i. 儀礼 ii 舞曲、iii 祭りと終曲

彼女の最新CD『リュミエール』にも収録されている曲だ。

ウクレレ弾きのパスタとしては、純粋に音楽を楽しみながらもクラシック・ギターって、どうやって弾いているのかな、とつい変な興味が出てしまう。

するとおもしろいことに、クラシック・ギターでもチョーキングみたいなことはするんですね。

また、 押尾コータロー みたいに、ギターのブリッジを、バン、と叩いたりもするんですね。これは面白い、とヘンなことに感心している。


1曲目を弾き終わって、彼女がマイクをとって話した。落ち着いた声だ。

自分の腕の負傷で、公演が12月から3月に延期されたことへのお詫びと、それでも、こうしてお客さんが観に来てくれたことに対する感謝の言葉だった。


2曲目のフランシス・クレンジャンスの 「2つの舟歌 作品60」

を弾き終わると、少し嬉しそうな笑顔を見せる彼女。演奏中は、音楽に集中してか、そっと目を閉じて、ちょっとひたいにしわよせるしぐさが彼女のくせなのかな、と思うが、曲の終わりで最後の音が綺麗に消えていくまで、気をぬかず、完全に曲が終わった後に、ちょっとほっとしたような、嬉しそうな笑顔を見せてくれる。


3曲目の

ラヴェル/ディアンス編曲の 「亡き王女のためのパヴァーヌ」

を聴いているうちに、クラシック・ギターの綺麗な響きと旋律に、だんだんぼくの脳のしんあたりが、じ~ん、としびれてくるような、気持ちよさが押し寄せてきた。


4曲目は、

エリック・サティ/クレンジャンス編曲の 「ジムノペティ 第一番」

エリック・サティって、日本で人気があるけど、フランスではそんなに評価されていない、という話をどこかできいたような覚えもあるが、日本でも、一時、B級のVシネマのようなものによく使われ、WOWOWで夜中に放送されていたりしたので、、ちょっと変なイメージがついちゃっているが

彼女のギターの演奏は、サティの曲がもともともっている空気感みたいなものを表現していて、すごくよかった。

クロード・ドビュッシー/マーシャル編曲の 「亜麻色の髪の乙女」

と、親しみやすい曲が続き


プレイヴィルの 「ギターのための幻想曲」


を演奏する頃には、彼女自身がどんどんノッテ来るのが感じられ、演奏を楽しんでいる様子が顔の表情から伝わってくる。


第1部の最後の曲は、

クロード・ドビュッシー/デ・ラ・マーサ編曲の 「月の光」


ぼこも子供の頃から好きだった曲で、いつかウクレレで弾いてやるぞ、と思っているのだが、やはり村治佳織が弾くと、

色彩感というのか、音の表情がいろいろ変わっていくさまが感じられる。

やっぱり、クラシック・ギタリストというのは、その辺が単なるアコースティック・ギター弾きとは違うんだなあ、と思う。


つい、演奏に夢中になって、あっという間に第1部が終わった。

ロビーに出て、ちょっと休憩

その2 に続く。





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最終更新日  2006年11月01日 21時31分56秒 コメント(4) | コメントを書く
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