特許の思想体系

特許の思想体系

2005.05.09
XML
こんちくは。

「知財活動 どのレベルですか?」 の「発明することは難しい。そもそも発明がない。(レベル2 その17)」についてで、 前回 の続きです。

発明に気付くことについての参考にしてください。



(あなた)「前回までは、プログラムの保護についてだったけれども、

プログラムに関係が深いビジネスモデル特許、一時期、たいへん話題になったよね」


(私)「ビジネスモデルって、一体何でしょうね。

一般的には、「儲けの仕組み」などと言われることが多いです。

実際に特許になっているのを見ると、ちょっと違うかなぁと考えます。




(あなた)「ビジネスシステムは、発明の対象になるでしょう。

機械やコンピュータ上でのプログラムなんかで実現されているから」


(私)「その通りです。

機械やプログラム上で実現できるものであれば、発明ですよね。

特許になるか否かは別問題ですけれども。

では、ビジネスコンセプトは?」


(あなた)「ビジネスコンセプトは、発明ではないでしょう。

文章や絵で表すことができるけれども、技術とは関係ないからね」


(私)「そうでしょうね。

ビジネスコンセプトって、人間の精神活動そのものでしょうからね。

ただ、発明の背景として、そのコンセプトを知ることができると、特許出願の際の明細書作成に役立ちますね。




(あなた)「ビジネスプロセス、業務の流れ。

どうかな。微妙かな?

単にビジネスプロセスって言うと、人間の取り決めのような感じだけれども、

そのビジネスプロセスを実際の業務に適用するとなると、そこには必ずといってよいほど、コンピュータ、ネットワークが入ってきている。

そのようなシステムなら発明はあるかな」




たぶん、いまビジネスモデル特許と言われているもののほとんどがビジネスプロセスに関するものでしょう。

ビジネスモデルといわれるものを実現しようとすると、今の世の中、コンピュータ、ネットワークを抜きにしたシステムは考えられません。

そのシステムを実現するために、技術的な工夫がなされます。

それを特許として取得することができます」


(あなた)「なるほど、わかってきた。

ビジネスモデルを実現する必要なシステム、技術についての特許を取得する。

すると、そのビジネスモデルを実現する方法がひとつしかなければ、それに特許がとれたということは、そのビジネスプロセスそのものを独占するのと同じということか」


(私)「ピンポ~ン。

そこの道筋を普段は面倒なので、すっとばして「ビジネスモデルに特許が取得できる」となるわけです。

ですので、ビジネスモデルを実現できるシステムが他にもあれば、そのビジネスモデルを独占できないわけです。

つまり、ビジネスモデルは同じだけれども発明が異なるということがあるわけです。

ここのところはきちんと理解しておいてください」


(あなた)「ビジネスモデルというと、ビジネスプロセスよりも上位の概念のような感じがするけれども」


(私)「米国では、ビジネスモデル特許とは言わずに、ビジネスメソッド特許と言っています。

なぜか、日本ではビジネスモデル特許って言っています。

どちらも略すると「BMP」ですけれどもね」


(あなた)「ビジネスモデル特許といっても、技術に関係しないといけないということか。

とすると、プログラム特許と同じ?」


次回へ。



キーワード 特許、ビジネスモデル、ビジネスモデル特許

感想・質問・意見交換は下の コメント欄 か 私書箱 をどうぞ。

【ビジネスモデル特許、優れた視線は価値を生み出します】  人気blogランキング ブログポポタル

特許制度の基本 本ページの先頭に戻る





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005.05.09 18:26:35
コメントを書く
[02 知財活動 どのレベルですか?] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

コメント新着

kuni@ 直接的かつ一義的に 直接的かつ一義的に、の検索から拝見しま…
Gimmick @ Re:25D 知財の活用(06/10) なにかしらつながりが必要・・・ この…
Gimmick @ Re:24B ゲッツ(05/23)    ゲッツ! ・・・・・(^∇^)″ …
Gimmick @ Re:249 過去の弁理士試験制度との比較(05/21) すご~い! 私が学生だったころは、世…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: