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「第十一回愛勝日の御言」

1994年1月2日
漢南洞公館

 一九九四年一月二日、愛勝日の式典後、日本の幹部に日本語で語られた内容です。


  「真の父母と成約時代安着」

 今年は一九九四年ですね。成約二年です。今から成約二年というように数えていくのです。成約時代と真の父母の宣布というのは、大転換時代、宇宙の転換時代です。新しい成約時代に入るので、成約元年を一九九三年に発表しました。以後統一教会は、成約二年というように、これから成約年号を全世界的に使わないといけません。そうすると、何年もたたないうちに西暦年号が変わってくるでしょう。

 今の時は、摂理的観点から見たらどういう時かというと、今日、摂理的に立っているところは、ちょうど一九四五年当時、連合国家が日、独、伊を敗北させて勝利したその時に当たります。キリスト教文化圏である連合国家を中心として世界が一つになったのです。その一つになった目的は、神様の御旨を完成するためでした。人類はそれを知らなかったのですが、神様がきちんと歴史を通して、その目的完成のために準備して勝利圏を立たせたのが、第二次世界大戦後の連合国家の勝利圏だったのです。その統一された全世界の連合国家、代表国家は、エバ国家とアベル国家とカイン国家です。そうなっているのです。

 堕落によって、神側とサタン側に分立されてしまいました。それは種を神様のほうとサタンのほうに植えたことと同じです。天の側は良心圏に立ち、サタンの側は肉身圏に立って、それが心身分裂を中心にして世界的に発展していっているのです。一方は宗教的世界、他方は政治的世界としてです。だから、外的に象徴される肉身の基盤をサタンが持つようになりました。そのサタンの基盤というものは、堕落した愛を中心として出発したものです。

 創造本然の立場から見た場合に、良心圏の基準は、まだ神様と愛の関係を結んでいないというのです。良心圏はまだ神様と愛の関係を結んでいない立場にあります。だから、堕落する時、長成期完成基準の立場でサタン的愛と一つになった立場は、その時の良心基準より強いというのです。だから、サタンの基台になっている肉身を中心として、サタン的愛の根っこを下ろし、アダムの体、エバの体を中心として、サタン的血統がつながってしまいました。

 今まで神様を中心として、良心圏を中心として世界的キリスト教文化圏が発展し、いろいろな宗教圏が発展してきましたが、それは、神様の愛と因縁を持つことができなかったのです。だから、神様は地上のすべての人類、歴史を直接主管することができませんでした。もしもこれを主管することができるというのであれば、アダム・エバが堕落する時に神様は主管されたはずです。しかし、完成圏に到達できない期間内で堕落するアダムに神様は干渉できませんでした。完成圏が生まれるまで、神様は直接地上に手を伸ばして主管することができないのです。

 だから神様は、その反対の方向を取る蕩減の道、復帰の道をたどってこざるを得ません。そうすると、神様の戦略戦術というものは、打たれて、弁償させて勝利してくるのです。サタンは打って滅んでいきます。誰が先に打つかというと、悪が先に打ってくるというのです。神様の摂理の基準を正していくと、いつでもサタンのほうはこれを攻略してきました。攻めてくるその基準は一対一ではありません。中心的なアベルというものは、世界を代表するアベルなのです。だから、全世界の環境にあるサタンは、力を集中してそのアベルをたたくのです。



 それから、個人の蕩減においても、全世界的に個人の復帰、個人アベル復帰圏に向けて世界的に迫害するのです。そうして、アベル圏のたくさんの人が世界的に死ぬことによって、そのことを中心として、個人的蕩減完成がなされるというのです。東西南北を見れば、一人ではないのです。サタン圏が四か国、五か国、あるいはたくさんの国があった場合には、その国において皆判定するのだから、その国の文化的背後関係、地域的習慣とか、皆それを収拾して立ち残るようなアベル圏を収めていくのです。だから、宗教圏にしても平行ではありません。

 アベルとしても、蘇生的アベル、長成的アベル、完成的アベル、東、西こういうたくさんのものを中心として、蕩減の道を広げて、それを全体的な個人として立てて、世界的な個人中心圏を求めてくるのです。そのようになっているから、たくさんの宗教圏を順繰り、順繰りしながら、中心圏の主流宗教を中心として、最後には勝利できるようにつないでいくのです。

 そういう意味で、宗教が世界的になるように、各地域を越えて世界主流の立場に立つようにさせたいのが神様の願いです。だから、個人のアベル圏を越えた場合には、次は家庭的アベル圏です。宗教圏を見れば、僕の宗教から養子の宗教圏、庶子の宗教圏、実子の宗教圏からなっています。エバを復帰すると、巫女から始まる女の宗教、そのようにして横的につながっています。このように展開しているのです。

 歴史が古いからその宗教が先であるということはありません。古ければ古いほど、それは低いというのです。なぜ古いほど高くないかといえば、古ければ古いほど、個人的蕩減の量が大きいからです。どんどん世界的になった場合には、最後になっていくほど蕩減の道は少なくなります。だから、再臨の主は最後に生まれるのです。終末期、それを皆統合した後に、それを相続して、アベルである再臨主が一番末端の席に来られるのです。そうすると、蕩減条件を払わなくてもいいというのです。このように個人から、家庭から、何千年の歴史を通して、神様は主流宗教を中心として歴史をまとめてこられたのです。

 宗教の根底、宗教の目的は一体何かといえば、それは真の父母と真の子女を求める道です。それは創造理想そのものです。神様の御旨というのは創造理想完成です。統一教会ははっきりしています。一体神様の御旨とは何か? 創造理想完成。創造理想完成とは一体何か? 四位基台完成。きちんと公式になっています。神様の創造理想の目的がなし得なかったのだから、救援摂理の目的は、再び創造理想を完成すること、四位基台の完成です。

 神様を中心とした愛の因縁を中心として、アダムとエバが一つになった場合には、神様の無形実体の形状、性相が、無形実体の愛の主体が有形実体に分立して、それが結婚式を通して一つになることによって、主体である無形実体の形状、性相の相対圏に立つと、これが一つになるのです。だから、横的一体、縦的一体をなすことによって、これが一つとなることによって神人愛一体圏が生まれます。そうして、神様が人間と共に、家庭を中心に安着できるのです。今年の年頭標語も「真の父母と成約時代安着」としました。安着、それは神様が真の父母と共に、愛を中心として、地上に歴史以来初めて着陸するのです。

  堕落の絶対的自覚を持たなければならない

 堕落したアダムの愛を中心として着陸した基地、サタン的な基地が肉身でした。アダムの良心を中心として見た場合には、相対的立場が肉身だから、愛の関係により結んだ以上、サタン的な愛の基地は、相対的な立場に立っている肉身にならざるを得ないというのです。それを神様は防ぐことはできません。原理に合った立場だから、仕方なしに、肉体をサタンの基地として植え込み、根が下りるようになりました。それからずーっと、アダム・エバを中心として、肉体圏はサタンの血統圏とつながったのです。これが問題です。

 神様の血統圏はまだ始まっていないのです。戦って勝つ見込みはありません。長成期完成基準のサタン的愛で結ばれた世界というものは、長成完成基準の堕落当時の良心の基準より強いというのです。これが問題です。愛の因縁で植え込んだその基地は、サタンの愛が強いのです。もしも、サタンの愛が弱かった場合には、復帰はそう問題ではありません。良心はきちんと神様に帰ることを知っています。良心は第二の神様といいましたね。良心には何の教育も必要ありません。そのままにしていれば、サタンがブレーキをかけるものがなかった場合には、自動的に神様のほうにすーと通り過ぎるようになっているのです。だから、強いサタン圏の愛の基台でもって植え付けられた根が、肉体圏に植えられたことが問題なのです。

 それを取り除くには再臨の主が必要です。再臨の主とは何か、メシヤとは何かというと真のお父様です。真のお父様というのは、完成されたアダムです。完成されたアダムというのは神様の愛と一体となったアダムのことです。神様の愛と一つになったアダムとなるならば、神性は自動的に一体となるようになっているのです。これをはっきりしないといけません。

 神様の愛と関係をもっていないから、今まで神様と一体となることができなかったのですが、神様の愛と一体となったならば、神性は自動的に一体となります。今までの人類の歴史において神性と一体になった者は一人もいません。それは堕落のゆえだというのです。このような原理観で批判することによって、我々ははっきり分かりますが、一般の人はそのような概念さえつかむことができません。堕落以後の人類歴史を通して、神様を中心として見た場合に、心はいつもサタンに引っ張られてしまうのです。だから、良心はいつも苦悶の生涯を、歴史を通して苦悶圏を乗り越えることができませんでした。

 神様はよく知っているから、終末期には、サタンの愛の基台であるその根っこが取られてしまうというのです。誰が取るか。サタンは取ることはできません。神様も取ることはできません。神様が取ることができるのであれば、堕落させなかったのです。誰が取るか。それは完成したアダムです。完成したアダムが、真の神様と愛で一体となり、神性一体圏をなし得、それを中心として準備させてやるのです。準備させてやる以外に道はありません。



 先生は今まで、自分が一番愛する者にも、こういう内容を知らせることができなかったのです。先生がこういう動機で、そのように分割して一方を消滅させるという方法を知らないのです。今まで良心を中心としてしてきたことが正常だと考えます。先祖からずーっと歴史を通してきたのだから正常だと思うのです。しかし、それは正常ではありません。堕落したことが分からないから正常だと思うのですが、これが問題です。正常ではないのに正常であると思うから、サタンは自由に延長ができるのです。

 ところが、統一教会が生まれることによって、完全に非正常の状況に落ちているのです。だから、終わりの時には、サタン圏を中心とした伝統的因縁を捨て、最も愛する者、最も貴重に思う者が自分の首を取ってしまうというのです。それが家庭です。自分というものと家庭というものです。

 聖書はそういう内容を知っていながら、詳細に説明ができないのです。サタンは基台を持っているのに、イエス様はその基台を持っていません。話だけではなせません。基台をつくって、比較対照してこうではないかと、同じ実体基盤をつくらないと取り返すことはできないのです。神様のほうで基台を持たないと、いくら取り返してもまた盗まれてしまいます。すぐやられてしまいます。だから完成したアダムは、はっきりその内容を知って、きちんと基台をつくり、勝利的な証拠物を出して、「君はだめだから交替しなさい」と言う時、そういうことができるのです。

 だから、こういう内容をはっきり知ることによって、自分たる者は、歴史を通して心身分割圏にいるという、堕落の自覚を明確にしなければなりません。それは天宙を転覆するような自覚です。分かりましたか。その自覚のレベルはどの程度かというと、百パーセント天宙です。あなたたちは日本だけを考えています。日本はあてになりません。天宙、霊界ともども、地獄ともども、そういう自覚です。先生の話を聞いて、そういう自覚ができましたか。(「心掛けができました。」)心掛けといっても何もないではないですか。実績がありません。勝利的実体物がなければなりません。悪のものと善のものは、実体でぶつかって勝敗が決まるのです。リング上においてボクシングで決闘するのと同じです。先生が基盤を持っているから、日本でもアメリカでもぶつかれというのです。アメリカも、日本も、全世界がもうのびてしまっています。文先生を一番怖がっているのです。

 堕落した自覚性は天宙宣布してあまりある、その自覚が必要です。先生の話の方向から見て、それが絶対必要ですか、必要ではないですか、(「必要です。」)本当ですか。先生は必要だと思いません。(「必要です!」)はっきり分かったので、二度教える必要はないですね。戦いが済んだので、先生が詳細に話してあげるのです。君たちの堕落したその自覚性を、天宙宣布してあまりあるような自覚を持てば、いかなるものが来ても問題になりません。間違いなく自覚を持つようになりましたか。(「なりました。」)



  旧約・新約基準完成の四十年

 堕落した自覚は個人だけではありません。家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙すべて、地獄まで転覆するのです。全世界に五十二億いるとしても、男・女は二人と見るのです。個人的完成、家庭的完成、氏族、民族と八段階完成をアダムが失ったのだから、これを同等の立場で、各自が責任を持つことによって、真の父母が八〇パーセント、九〇パーセントなしたけれども、自分たちも結晶体のように、六角の水晶体にならないといけないのです。

 先生が迫害を受けながら、百六十か国の宣教基地を造ったとするならば、あなたたちは百六十か国にあたる家庭的基盤、百六十軒の家庭を収拾しなければなりません。そうすることによって同じ結晶体になるのです。結晶体になったその位置を獲得した場合には、一かたまりになった結晶体と同じく皆一つになるのです。これは公式になっています。だから百六十軒には、ヤコブ家庭の十二数、モーセの七十二長老の失敗、イエス様の百二十門徒の失敗が入っているのです。

 戦後、キリスト教文化圏を新婦として、連合国家が先生を迎えた場合には、百六十か国を中心として、憲法を作って法律が発布されて、七年以内に、統一の世界、地上天国、天上天国を成し遂げるようになっていました。一九四五年から七年間で、一九五二年までに終えるのが先生の目標だったのです。そういう内容をきちんと構えておりながら、足場がなくて、皆追い出されてしまいました。完全に神様が主管するその基台を、再臨主を中心として一体となって定着すべきその基台を、連合国家が反対することによって、完全にサタンが主管するようになり、先生は神様と共に荒野に追い出されてしまったのです。

 再びその基準まで戻すのに、四十年を中心とした蕩減復帰の期間がありました。四千年を四十年で蕩減するのです。何十倍、何百倍以上の犠牲を払ってでも、これをよじ登って復帰しなければ、神様の摂理は永遠に延長されるのです。大変なことです。

 復帰摂理から見た場合に、個人的に完成したこともなければ、家庭的にも失敗、氏族的にも失敗、民族的にも失敗、国家的にも失敗、世界的にも失敗してきたのです。完全に世界的基盤において、神様と再臨主が追い出されたのです。四千年の歴史を四百年で蕩減するとすれば、先生は生きることができません。四十年の期間でこれを乗り越えないと、大変なことになるのです。

 今日、よくも、よくも一九四五年当時の状況に戻りました。先生がお母様をずーっと育てて、先生の後に来て、お母様を中心として、女性解放とともに、新婦圏の引き継ぎをしてあげるのです。アメリカと国連です。アメリカがアベルで、自由世界はカインです。カイン・アベルが一つにならなかったから、先生が皆基盤をつくってあげて、お母様を中心として、アメリカ国会と国連の総会でこのように一つにさせるのです。一つにさせることによって、エバとカイン・アベルになったのです。お母様でもってそれは勝利したエバ、カイン・アベルになっているのです。しかし、蕩減復帰によって全世界の歴史を通してきた国家基準は持っていません。

 連合国家の失敗によって、サタン圏が連合国家を取ったとするならば、本当は神様のほうはしっぽ、下のほうです。しかし、日、独、伊を取った場合には、旧約聖書と新約聖書が飛んでしまいます。摂理期間内で家庭理想、国家理想、世界理想が飛んでしまうのです。仕方なしに、アメリカ、それは第二のイスラエル圏だから、アメリカを再び選定せざるを得ません。ところが、それは神様にはできません。神様が最初に選定して失敗したのだから、再び決めることはできないのです。それができるのであれば、アダム自身を中心とした復帰は可能だったというのです。

 子女を中心として、カイン・アベルによる復帰ということはもう言わなくてもできるのです。だから、二番目を通して復帰しなければなりません。だから、先生の権限でアメリカをアベルの立場に立てました。先生が立てたのだから、先生が責任を持たなければならないのです。日、米、独、これはみな怨讐です。韓国人である先生と日本が怨讐、日本とアメリカが怨讐、アメリカとドイツも怨讐、全部怨讐です。このような復帰歴史は歴史にないのです。全部が反対であり、全部が怨讐関係です。

 そのようなものを前にして、先生はアメリカに行きました。アメリカを救ってあげなければなりません。アメリカは神様への第一の反逆者として、地獄のどん底に落ちるところでした。それを救ってあげるのですから、元の位置に返していくのです。アメリカが失敗したので、ユダヤ教の旧約聖書の完成を失いました。新約を完成すれば旧約は自動的に完成すべきなのに、アメリカが失敗したので、旧約も失敗、新約と成約も共に失敗です。

 旧約時代をいかに復帰するか、それは第一、第二、第三イスラエルを中心として復帰しないといけないのです。皆これは反対しました。ユダヤ教とキリスト教が反対してしまいました。だから、仕方なしに、韓国を中心として第一イスラエル、旧約時代の蕩減をするのです。それが戦後二十年の期間です。イスラエル民族が、イエス様に反対する新約成立時代が来るまでの二十年間です。韓国を中心として旧約聖書の蕩減、それが二十年かかっているのです。

 一九六〇年を中心として真の父母を設定することによって、旧約時代国家基準において、イエス様が国家的に勝利した基準を蕩減復帰したのです。それで、あなたたちも七〇何年だったか、国際機動隊をつくって、ヨイド大会とか、そういうことをしながら、イエス様が国家において追われて殺されたその基準を、韓国を中心として蕩減復帰しなければならなかったのです。

 ちょうどその時、十二弟子がイエス様に反対したのと同じように、統一教会が迫害されて、もういよいよ崩壊という時、有名な学者たちが、皆背いて逃げていってしまいました。十二人が一つになって、統一教会撲滅運動をしたのです。それはそっくり同じです。その同じ環境において勝利を得なければならないのです。そういう勝利圏、国家基準の旧約聖書完成基盤を持って、それから新約時代アメリカ完成のための二十年間です。

 アメリカに行って二十年間、全世界キリスト教を中心として実体的ぶつかり合いをして、結局は、二十年の後にアメリカはもうめちゃくちゃになりました。天下最高の法廷に座った連合国家の中心たるアメリカが、なぜ四十年間に地獄のどん底に転げ落ちるようになったか、それは歴史家も分からないのです。それは先生を迫害したためです。先生はその環境において、アメリカでずーっと闘争しながら、牢屋まで引き込まれながら戦っていきました。

 そうしながら、四大国家、韓国と日本とアメリカとドイツ、これら怨讐圏を総まとめにして、滅びていくアメリカを救おうとしてきたのです。ヤコブ的な怨讐圏に立った者が、これを蕩減復帰して、国家基準まで、その国の者が忠誠を尽くす以上の忠誠を尽くして、国を神様のほうに奪い返してこなければならないのです。それが二十年間のアメリカの方策でした。

 それで、国連を中心として、お母様がアメリカ国会などで勝利的権限を振るうことによって、アメリカ全体を奪回しているのです。国連を中心として、そこにはドイツも入っています。カイン・アベルです。エバであるお母様、新婦が、新婦基台をなすべきキリスト教文化圏が、新郎を迎えなかったことを蕩減復帰するのです。国連はアメリカ国会、自由世界の国会をつないでカイン・アベルです。これは天使長国家圏です。蕩減的につないで、カイン・アベルが一つになって帰ってくるのです。エバと天使長が一つになってアダムを堕落させました。今度は反対です。天使長とお母様が一つになってアダムを迎えるのです。

  何もない裸の神様のために天下を捨てる

 日本の国は基盤がありません。蕩減復帰されていないから、サタンがよくも知っています。全面的崩壊、八月末崩壊とサタンはお母様の行く足を切ってしまおうとしましたが、そうはいきません。あなたたちの言うようにしたら、日本はふっ飛んでしまうのです。アメリカに行って最初にやった精神を伝統としてやりなさい。アメリカに行って、あのワシントン大会ができると信じましたか。夢にも思わないことを命令するのだから、それと比べれば日本は何でもありません。あまりにも、基盤が大きくなっています。外的な雰囲気において、先生に巻き込まれるように日本はなっているのです。

 お母様の東京ドームの大会も、誰も信じなかったのです。大使や副大統領の妻を連れて行くのに、日本が反対したら大変なのです。嫌だけど、仕方なしにそれをやらざるを得ません。サタンは力に押される場合には屈伏するのです。電気に当たったカエルみたいにのびてしまいます。いくら威張ってみても、先生の作戦に完全にやられてしまうのです。それで、東京ドームにマスコミをどうするかという時、皆入れなさいと言いました。入ってみると、死んだものと思っていたのに生きていた、今ジャンプして天井に上がるようなその勢いに皆目が丸くなったのです。

 宗教を知らない者は皆後退します。宗教はそんな生やさしいものではないのです。日本はそうかもしれないけど、先生は質から違い、出発から違うのです。将来もそうです。先生があなたたちの話を参考にすると思うこと自体が間違っています。皆が「文先生は立派な弟子をたくさん持っていいですね」といいますが、それは逆です。あなたたちももうずいぶん先生から習ったでしょう。習いながらその通りやらないから、こんなことになっています。自分の根底には悪辣な日本的考え方があったというのです。だからこうなっています。先生がいなかったら大変です。これを完全に切って治しました。これはイエス様はできません。腐ってしまったものはイエス様にもできません。そのようなところに立つべき者たちが、皆ここに集まった、それが日本の統一教会のメンバーだというのです。一大覚醒をしなければなりません。

 聖書は逆説的な論理を言っています。「死なんとする者は生き、生きんとする者は死ぬ」そんな話がどこにありますか。自分の通常的な考え方では完全に死んでしまい、完全にやられると思った者がやられないで、自分がやられないという者が完全にやられるというのです。回れ右するのです。そのままその方向に行った場合には、地獄、どん底に落ちるのですが、回れ右するから逆の方に行くのです。逆の方に行かない者は皆転覆します。そういう信念でいっぺんに押し切った場合には、八段階の歴史的峠、垣根をいっぺんに砕いてしまうことになります。

 あなたたちが日本一の金持ちだったとしたら、その金持ちの立場を捨てて、北極のある地点に来いと言えば来ますか、来ませんか。(「行きます。」)本当ですか。(笑い)同じように、世界一の経済力を持っている日本が、自分の思う通りにできる基盤になっているのに、それをすべてゼロにして、北極の何もない石の上にぽんと立てる、それが自分の活動舞台だという話です。それをやれる自信のある者、自信を持つ者何名くらいいますか。あなたたち、できますか。話は簡単にできます。誰でもできるというのです。イエス様の前で、ペテロは三回も誓いました。死んでも、死んでもと。(笑い)あなたたちがいくら偉いことを言っても、そういう素質がたっぷりあります。ないという者は嘘です。

 先生がここまでくるのに、いかに周辺の誘惑がたくさんあったか考えてみなさい。国は国なりに、だから国の援助は一銭も受けません。自分を中心として、全世界、天宙すべてを今サタンが持っています。サタンの王子として天下を治めているのに、その天下を捨てて、何も持っていない裸になった神様、その一人ぼっちの王様の子供になれるかといった場合、どうします。(「なります。」)何もない、着るものもない、神様も再臨主も何も持っていません。今、文先生の基盤は日本以上です。しかし、何の未練もありません。

  死ぬのは私の使命、生かすのは神様の使命

 今度女性たちは、先生のいるところに来て非常に祝福されて行きました。お母様は正妻であり、あなたたちは霊的に妾の立場です。復帰は妾を通してなします。だから仕方なしに、先生は本妻を残して、カイン圏の女性たちを中心としてなしているのです。これはアベルの立場に立っている、復帰されたアベルのエバです。二番目です。お母様の分身です。復帰は二人のエバが必要なのです。堕落した立場から復帰したエバと、新しく決めたエバです。これが二人いるのです。こちらが正妻だったら、妾の立場です。

 原理からすれば、一人の男が二人の女とつきあうことはできないから、妾の旦那さんを、アダムを、接ぎ木して、ハンダ付けしてつくってあげるのです。先生は完成された旦那さんの立場ですから、弟の立場、第二番目のアダムをつくるのです。あなたたちの旦那さんたち、天使長を連れて来て、昔十六歳の時に堕落した、その堕落前の基準が残っているから、そこに完成されたアダムの勝利の実体を接ぎ木するのです。偽りの実体から生まれたものを皆接ぎ木して、ハンダ付けして、サタンの讒訴圏を逃れるような解放圏に立たせて、真の父母様が、これは自分のものということを認定してあげれば、第二のアダムとして立って、自分の前の奥さんと共に結婚することができるのです。だから、天使長は昔のアダムに、世界に忠誠を尽くすより以上、先生に忠誠を尽くさなければ相対圏を迎えることができません。原理がそうなっています。

 そうして女性の相対者解決問題、自分たちの子供の解決問題、舅、姑の解決問題すべてがきれいになるようになっているのです。先生が教えた通りにやれば、そのように皆、収拾ができるのに、それを教えてもらえなかったので、アメリカなどは近親相カン関係で、フリーセックス、愛の問題でめちゃくちゃになって、サタン拡張の地上天国化されてしまっています。おしまいです。

 ここに集まった者、先生の話を聞きたいですか、聞きたくないですか。(「聞きたいです。」)自由にしたくないのですか。男として青年時代は一時しかありません。統一教会で、こんな狭い部屋に座って、炭酸ガスを吸って良いことないでしょう。自由に生きていけばいいのに。地獄も天国も死んでみないと分かりませんよ。自由を許可しますから、立って帰りたい者は帰りなさい。帰りたくない?(「はい。」)帰りたい者は帰りなさい。あなたたちの父母が待っているでしょう。正月になったといって、兄弟たちと共にお祝いして、宴会して踊りながら騒ぐでしょう。帰りたい者いないのですか。(「いません。」)

 イエス様の最後の晩餐で、皆同じことを言いました。絶対に反逆しないといいながら、皆反逆しました。あなたたちはどうですか、そのような後継者になりたいと思いますか、思いませんか。(「思いません。」)その時座っていた者は、誰もそういうことは思わなかったのです。思わなかったのにそのようになりました。人間は別に変わるところがないのです。

 こうやると痛くないですか。痛くないと言わなければならないと思っても、痛かったら目が曲がり、鼻が曲がり、口が曲がり、舌が曲がるのです。そうなりたくなくてもならざるを得ません。それを経験しない者が、たやすく思うこと自体が間違っているというのです。先生は真剣です。牢屋でたくさんの拷問に耐えてきた歴史があります。

 堕落したことをはっきり自覚覚醒して、天宙にいっぺんに宣布してあまりあるというのです。宣布したらこう上がってしまうのです。のろのろしたらだめです。分かりましたか。(「はい。」)最後決心しましたね。これ以上話す必要はありません。「死なんとする者は生きる」と聖書がはっきり言っています。それが祝福です。間違いありません。先生がそうでした。倒れるまでやる、そういう決意で越えるような立場に立ったら、サタンは譲歩して引き下がらざるを得ない、後退せざるを得ません。聖書の教えがそうです。分かりましたか。(「はい。」)

 自分の家庭が怨讐、妻が怨讐、子供が怨讐、母が怨讐です。先生もそうでした。そういう内容をはっきり分かりましたね。では日本に帰るのに死ぬために帰りますか、生きるために帰りますか。死んで生きるためです。死ぬのは私の使命で、生かすのは神様の使命です。死ぬのがイエス様の使命で、復活は神様の使命です。神様が復活させても、サタンには条件がないというのです。サタンがついてくることはできません。日本の統一教会は、四〇パーセント以上越えています。もう少しすればすぐ越えます。先生は霊的にそう思います。恐れることはありません。今はもう峠を越えました。

 ヨーロッパ諸国の宣教師たちは、韓国と日本の伝統、日本の活動を習わなければいけません。子供たちはお母さんを中心として模倣して習います。子供を教育する者は、お父さんでもないし、他の人でもありません。お母さんが先生です。八〇パーセント以上模倣して習うのです。全世界の統一教会員は、済州島に来て再教育を受けなければなりません。宣教師は、そういう覚悟を持つように食口たちを訓練しないといけません。今後、イギリスから、アメリカから、太平洋、大西洋を越えて来ることを考えておきなさい。

  完成圏の愛の蹂躙は許す道がない

 再臨主は愛と生命の種しかありません。国もなければ、何もないのです。それを誰が準備しますか。エバがするのです。連合国家、イギリスを中心として二人の子供、それが再臨主の足場です。

 蕩減棒は何ですか。野蛮です。それは腰が問題だからです。打って血がにじむようにでもしないといけないというのです。蕩減棒のことを思うと、恐ろしい復帰の道を思うと堕落できません。そんな行動も思いも持てないようになるというのです。

 女性にとって男性の愛の器官は悪いものですか。おばあさんもそのために一生涯戦っています。お母さんも、夫のそれを離した場合、大変なことになるのです。心情の本体がそこです。愛をつなげる橋場がそこなのです。先生は愛の故障を直す専門家です。文先生は別の専門は何もありません。蕩減復帰はそれです。今の世界には、男性の愛の器官が二つあるのです。神様のものとサタンのものです。愛の器官の行く伝統の道は二つではなく一つです。二つの道はありません。二人の女を抱えることはできません。それは宇宙の原則です。だからそうなれば、将来大変です。祝福された家庭はみんなきれいに整理する日が来るのです。

 祝福されて、サタン世界と関係を持って、中間に生まれた子供をどうしますか。先生はこのことで非常に頭を痛めています。先生は手をつけません。自分が処罰するのです。道を間違った本人がやるのです。大変なことです。神様は夢にもそのようなことは思いたくありません。蕩減復帰のため、何千年を通してきた神様です。神様は夢にもそんなものを見たくはありません。地上にそんな姿を見たくないのです。

 先生も神様も手をつけたくありません。自分の親、自分たちの手で片づけていくのです。処分の方法はその道しかありません。そういう結論にまで先生は達しています。兄弟でやった場合には怨讐として残るので、親として処分するのです。そうでない場合には、その子供と共に島流しにしてしまうのです。そういう時が来るでしょう。何の話か分かりますか。(「はい。」)

 地上でそういう世界を収拾できなかったとするならば、霊界で大変なことになります。地獄よりももっと悪いというのです。真の父母の骨肉を侵害した、完成圏の愛を蹂躙した場合、悪魔が悪魔扱いします。分かりましたか。祝福家庭8(「はい。」)でたらめな混血を許してはなりません。警告します。背後まできれいに収拾しなければならない統一教会の使命があります。

 フリーセックスで生まれ、親が知らない、親を知らない子供をどうしますか。親がいればそういう処罰もできるものを、親も知らないでそのままで消えていきます。真剣な話です。分かりましたか。祝福された者が再堕落して、その者がどこかへ行って結婚して、子供を生んで再び祝福受ける、そういう原則はありません。先生はそれを許したことはありません。

  正当な伝統をつくりあげる苦労

 今から全体が一つになって、本当に日本を救わなくてはなりません。日本は雑教文化圏です。南北アメリカは一つの国になっていくのです。ヨーロッパも一つの国になっていくのです。欧州共同体が欧州連合になっていくのです。それは旧教、新教の戦いです。南アメリカはラテン文化圏、北アメリカはアングロサクソン文化圏です。新教、旧教文化圏、旧約聖書、新約聖書を誰が解きますか、それは先生以外に道がありません。

 日本には旧約もなければ新約もありません。しかし、女の国だからそれでもいいのです。女の国だから、お嫁に行けば何もなくなってしまいます。大きい旦那さん、アジアという旦那さんの家に入るのです。日本の家ではありません。それは過去の日本の欲望でした。神様の御旨に反対し、アジアの家に入ろうとして追い出されてしまったのです。

 今の先生の言うことを聞いて、アジアに入って、地球星の奧まで入るのです。そういう頭、みな持っているでしょう。統一教会はこれが限界で、滑って皆、太平洋に流れ込むと思う者はいないでしょう。人間世界で考えてつくった思想、人間の考えでもってなした宗教団体はみんな実験して失敗しています。統一教会は失敗もしていないし、実験もまだしていないのです。国が統一教会に侍ったところはないのです。国を挙げて、総国家的な立場で、真の父母様を神様の代わりに侍るところはないではないですか。そうなればすぐ世界一になるのです。南北統一、世界統一はすぐなるのです。

 統一教会は恐ろしい内容を持っています。人間的組織と霊的組織の二重組織を持っています。こういう組織は天下にありません。先生が地上にいながら、あなたたちをきちんと霊的に教育していくのです。日本の女性も先生から夢の中で、幻の中で、皆教えられます。恐ろしい組織の内容なのです。巨大な団体になり、強大な団体になります。恐ろしい団体です。そういう伝統を今からつくらなければなりません。

 あなたたちがそのような基本的伝統を汚さないで、正当な伝統をつくりあげるには苦労が必要です。だから、あなたたちに苦労させるのです。先生自身が安楽な生活をするのではありません。あなたたちより苦労し、食べるのも、住むのも、働くのも、誰にも負けません。そうやってきたので、統一教会は迫害の上に発展してきました。その伝統精神をつないでいけば、いかなる文化世界においても、我々は主流として立つに違いないというのです。主流は深いところを流れるのです。主流になるには、深いところを探していかなければなりません。

 この世界は、人間の氏族は川みたいなものです。民族は川みたいなものです。大きな川になるには、たくさんの支流、たくさんの氏族、民族を合併しなければなりません。アメリカや旧ソ連は、たくさんの民族を合併して、大きな一つの流れをなすのに失敗してきました。いくら大きいといっても、その流れは海に入ります。海に入った場合には、雨水が勝ちますか、塩水が勝ちますか。(「塩水です。」)量から見てもそうだし、塩水は重いから下に行くし、雨水は軽いから上に行って雲になるのです。

 海に入っても、海にも流れがあります。太平洋を中心として黒潮があって、一周四千五百マイルを回ります。黒潮の主流は深いところを流れるのです。統一教会が、これらの大きな太平洋の黒潮の流れになって、深いところを流れるのです。深いところには汚いものがあります。海の一番汚いものが海の底に集まってきます。川の一番深いところは、川の周辺で一番汚いものが流れ込むのです。それを押しのけて流れをつくることによって主流ができます。それを逃れていこうとするものは主流から離れていくのです。

 地獄のどん底を突き抜けて、日本の一番汚いところを掃除するのです。それをなした場合には、天下を治めるようになります。主流をねらっていくのです。日本の新しい主流の伝統をつくるためであって、日本流ではありません。太平洋の主流を深いところにたどって行き、その黒潮を回って、世界の流れをコントロールする、その主流によって全世界を消化していくのです。それは霊界に入るのと、そっくり同じです。霊界は海と同じです。各個人は川の流れと同じです。霊界でも主流的な思想が、このような深いところを訪ねてきた者が、霊界の支配者となるのです。論理的です。それがイスラエル民族でした。だから、神様は、そういう主流圏として、打たれて残る民族を立てるため、四十年間、砂漠の荒野にさらされるような生活環境をつくったのです。

 中心なるものは責任を持たなければなりません。統一教会の中心者は先生です。日本は日本なりに任せておけません。日本に立ち代わって責任を持つのです。アメリカもそうです。誰にも任せられません。中心者は責任を持つのです。中心者は保護しなければなりません。それから中心者は成長させなければなりません。中心者の三大要件です。

 いくらあなたたちが苦労しようと、先生は良心に呵責はありません。やって滅びません。この峠を越えたら、十倍以上のことを一年でできるのです。このように陥った生活を先生が解決してあげます。立派に解決してあげる、そういう考えを持っているのです。主流になるよう深いところを求めなさい。この三百名が主流になるとすれば、三百名が一番嫌がるところを一番喜んで責任持っていくとすれば、三年以内にみな解決されます。

 アメリカへ行って、先生は三大問題を成し遂げました。キリスト教の問題、共産主義の問題、青少年の問題です。私が責任を持ってやってきました。すべては原則に従って行きます。主流になりたいですか、傍流になりたいですか。傍流になった場合は腐るのです。のろのろ回っていた場合は腐るのです。水は動くことによって、波は立つことによって神聖な波になっていきます。遠洋漁業に行く船は、飲料水をいっぱい積んで行きますが、かまわないでそのまま入れておくと腐ってしまいます。だから動かすのです。風が吹かないと海の水は死んでしまうのです。だから、深いところへ行っても止まっていたらだめなのです。

  地獄の底を行くことが天国への近道

 人間の一番貴いところはどこですか。(「生殖器です。」)一番汚いところはどこですか。それも生殖器です。小便はどこから出てきますか。同じところではないですか。なぜ笑いますか。なぜ神様はそのように造ったのでしょうか。最高の生殖器は、最悪のところと和動するところにあるのです。

 聖人とは、最悪の境地で和動した者たちです。歴史をつくっていくのです。だから聖人たちで、この世の中で貴ばれた者はいません。孔子も犬と呼ばれ、イエス様も撹乱者、反乱者と呼ばれました。文先生は家庭崩壊の魁主という名前をつけられているのです。再臨主は泥棒みたいに来るというのです。堕落した怨讐の立場にみんな包まれているから、本当の主人として来た場合には分からないのです。

 男性たちが小便するとき、いつもそれに触るだろう。その時、二つの面があることを忘れてはいけません。一番良いところは一番悪いところにあるのです。最高は最低につながります。それがつながらないと立派な人間にはなりません。立派な人間になった場合には、最低に下がるのです。先生はそういう生活をしてきました。普通の生活では、ネクタイなどしないのです。いくら寒くても肌着を着たことがありません。

 お母さんはいつも勉強、勉強、勉強と言うではないですか。一番嫌な話です。一番嫌な話を嫌だと思わないで、死ぬまでそれをやれば、嫌にならないものよりもいいものになるというのです。天下の聖なる道をつくろうとすれば、天下で一番悪いところを避けることはできません。エイズを占領しよう。フリーセックスを占領しよう。純潔運動をやろう。みんな反対になっています。不平を言うなというのです。

 聖なる目的地に向かうには、反対の方向に行くのが一番早道であるのです。それは、ここから空間を通して、天上へ上がろうと思わないで、地獄の底を抜いて行くのが、天国が近いというのです。それを皆、神様は死ぬときにきちんと教えています。一番悪い者はそこしか道がないのです。偉くなった場合、偉くない者を共に抱えて寝るようにしなければなりません。共に食べながら、共に住むようにすれば、立派な指導者になるのです。統一教会の理念は最高の理念です。

 天下すべて、神様自体の懐の中に入って住みたいのです。そのように生きてみなさい。不平を言う余地がありません。自分の行くべき道が忙しいのです。なすべきことがたくさんあります。西洋人や白人は、黒人のところへ行って、奴隷みたいに働けば、すぐ天上天国、地上天国ができるのです。それは先生の話ではありません。今度日本に帰ったら、上層部で働きたいですか、下層部で働きたいですか。蕩減復帰は反対のところです。分かりましたか。(「はい。」)百八十度まるっきり反対です。

  一九九四年、年頭の辞

 一九九四年、年頭の辞「真の父母と成約時代安着」。
 一、私の個人安着。自分を中心としての安着時代。私の個人安着時代。
 真の愛により心身一体時代。真の愛により心身が一つにならなければならない時代になってきました。そういう時代圏を持たないと、個人の安着時代が生まれてきません。神様と生活する時代、真の愛によって心身一体時代。これを生涯つくらなければなりません。一時ではないのです。父母時代、子供の時代、生涯をいうのです。そういう真の愛によって、心身が一体となった時代でなければ個人の安着時代もできません。

 真の生命による心身一体時代。生命も真の生命にならなければなりません。今は堕落生命、偽りの生命です。全部観点が違うのです。生命が一つにならなければなりません。肉身の生命、霊人体の生命、精神的生命、肉身的生命。真の生命により心身一つにならなければなりません。真の生命を中心として心身一つとなって、一生涯生きるような基準にならないと、自分の生命圏が安着する道がないのです。

 真の血統による心身一体時代。夫婦生活すると共に、生命と、愛と一体とさせて、人類後孫の血統まで、これは三位一体と同じです。これは分けることができません。愛と生命と血統の一つを抜いただけでも、それはみんな破れていくのです。生命がなかった場合には、愛が成り立ちません。血統がなかった場合には一代で終わりです。人類と歴史がつながりません。

 これは皆一つの場所、夫婦関係をする場所によってこれがなされるのです。真の愛と真の生命と真の血統というものは、夫婦関係を持つ器官を中心としてつなぐのです。それ以外の道は絶対ありません。生命もなければ血統もなく、何もないのです。愛の根源地帯です。男と女が、凸凹が一つに統一されることによって、そこにおいて愛がつなぐのです。愛はそこ以外にありません。

 愛の本宮、生命の本宮、血統の本宮、天国はそこから、理想はそこから、幸福もそこから、希望もそこから始まります。そういう意味において、私個人の安着時代を形成しなければ、真の父母と成約時代の安着時代はつくられません。この真の父母と成約時代の安着は、自分の個人時代においてなされるのです。愛も心身一体、主体、客体が一つになることによって二重性を持ちます。私個人の安着時代をなさないと、真の父母と成約時代安着時代はなりません。その第一は、真の愛によって心身一体になること、それは、生命が心身一体、霊人体、肉身の生命が一つになること、そういう意味です。真の血統による心身一体、内的、外的心身一体化した血統を夫婦共につながなければなりません。この三つを自分個人に安着させたその基台の上に、真の父母と成約時代の個人的な安着圏が生まれてくるのです。

  真の愛を中心にして

 ①私は、真の愛を中心として神様と真の父母様の真の愛の化身体。
 ②私は、真の愛を中心として神様と真の父母様の真の生命の化身体。化身体です。そのように誇りなさいというのです。真の父母と、神様の愛で統一された化身体。愛の化身体。それから生命の化身体、そういう意味です。
 ③私は、真の愛を中心として神様と真の父母様の真の血統の化身体。そういう自覚を持ちなさい。そういう主体性を持ちなさい。どこへ行っても、サタン的な反対のものは私の正面に立つことはできません。行けばすべてが、この者の四方八方にきちんと道を開けてあげなければならないのです。主体性を持ちなさいというのです。

 二、私の家庭安着時代。
 真の愛による夫婦一体時代。夫婦が一体、共に一体。それは一時ではなく、一生涯をそうしないといけません。真の愛による夫婦一体時代圏をつくれば、真の父母と神様の安着時代になります。
 真の生命による夫婦一体時代。
 真の血統による夫婦一体時代。
 真の愛を中心として、
 ①我々夫婦は、神様と真の父母様の主体・対象の化身体。
 ②我々夫婦は、神様と真の父母様の真の生命の化身体。
 ③我々夫婦は、神様と真の父母様の真の血統の化身体。そういう自覚を持って、夫婦共に毎日それを名乗るような思いで、その心境にいかに立つかということです。習慣性でもってその環境をつくって、自信を持つように訓練しないといけません。話だけではありません。

 三、地上、天上天国安着時代。
 地上、天上天国安着時代。堕落しなかった場合は国家的安着時代と同じです。地上、天上と堕落した世界から、その二つの世界の概念、位置も考えないと、一方的な地上だけでは、縦的な世界が離れていきますから、地上、天上天国安着時代です。

 真の愛による神人愛一体化時代。神様と人の愛、神人の愛一体時代。神様と人が愛によって一体になる生涯圏をつくらなければならないということです。これはずっと体恤しながら一体にならなければなりません。
 真の生命による神人愛一体化時代。
 真の血統による神人愛一体化時代。
 真の愛を中心として
 ①神人愛で地上天国一体時代。神様と人と愛で一つになって、地上天国一体時代。地上生活において一つにならなければなりません。
 ②神人生命による地上天国一体時代。
 ③神人血統による地上天国一体時代。このように生活しないと、真の父母と神様の安着時代を迎えることができないのです。国まで連結させなければなりません。国をつくったとすれば、それでもう終わりです。個人、家庭、国家の形成は、真の愛による真の神様の真意・御旨による理想一体完成時代、完成世界です。そういう時代になることによって、真の父母と神様は、安着圏が国家のどこでもつながれるというのです。

 総論として
 ①私は、神様と真の父母様の化身体であり、完成対象体である。
 ②我々夫婦は、神様と真の父母様の真の愛の化身体であり、理想対象体である。すべての真の愛を中心にして、すべてが理想的な相対者だというのです。無形実体の神様の性相と形状が、真の愛によって一つになって、流れ続けてきた無形実体の内相を実体的に展開して、実体対象の男女として生まれた者が、それが愛によって再び一つになった、それが夫婦です。そうなることによって、無形実体が主体になり、有形実体が相対になって一つになるというのです。理想相対であるというのです。
 ③我々家庭(三代)は、神様と真の父母様の生活的化身体であり、地上天国、天上天国の理想的実践対象体である。我々の家庭は三代入るのです。祖父母、父母、自分の三代です。子供まで入るのです。我々の家庭は、神様と真の父母様と同じく生活するのです。生活的化身体です。一つとなり、一体となったその化身体であり、地上天国、天上天国の理想的化身体はもちろん、地上でも、天上でも、天国の理想的実践対象体であるのです。実際の戦いの現場において、それは対象的存在であるというのです。毎日の生活の実践場、会社に行ったら、理想的実践対象体であるのです。神様の代わりに生きる対象体です。そうすることによって、真の父母と神様が、成約時代、共に理想を完成した時代において安着されるのです。

 四、四大心情圏と三大王権。
 これは祝福家庭として、現実において完成しなければならない重要な項目です。第一は子女、第二は兄弟、神様の家庭の兄弟。第三は夫婦、第四は父母、総完成は結婚で成就します。子女、兄弟、夫婦、父母全体の完成は結婚で成就します。結婚の夫婦関係の基盤において、すべてが完成するというのです。

 子供たちを生んだら結婚させることによって、兄弟が大きくなるのも結婚を目標において、夫婦が共に向かうのも結婚の愛を中心として、未来の父母も結婚の愛を中心としてつなぐというのです。夫婦関係の本場をいうのです。夫婦関係によって、子女として完成、兄弟として完成、夫婦として完成、未来の父母として完成するのは、無形実体の神様の中の性相と形状が、愛によって一体となったということと同じだからです。それが実体的に結婚して一体となったということと同じなのです。

 無形実体の神様の性相が、愛を中心としてつなぎ、一つになる長い期間を通して人間を創造してきましたから、実体的な夫婦生活をずーっとつなげながら、神様が創造したと同じように、子供の創造がなされるのです。子供の誕生というものは、神様がアダム・エバを造った時の喜びを、実体的な神様としてそれを伝授させ、体恤させるための恩恵なのです。それが子供の誕生の喜びです。神様のすべてが伝授されています。

 だから神様も、これと同じように小さい時があり、兄弟みたいに、夫婦みたいになってきたというのです。そういう家庭を通して神様は、無形実体の自分の過去を再び展示して、それを相対的に体恤しようとするのです。人間の子供から、兄弟から、夫婦からこのようにしていくことによって、実体圏でなし得た過去を、実体的に体恤するためです。夫婦ともども自分たちが忘れてしまっていることを、子供を生むことによって思い出します。

 お母さんは女の子を見ることによって、皆性格が半分似ているから、「ああ、あんなタイプ、あそこに自分が加わっている」と、双子の感じを抱くのです。男の子を見れば、自分の旦那さんもあのようにして大きくなってきたと、過去より夫婦になるまで成長してきたその過程を、再び相対的に思い起こして刺激を受けるのです。だから、子供を見ることによって、どんどん夫婦が共に一つになっていくのです。

 夫婦になって子供を生むのは、神様が夫婦になって、第二の神様をつくるのと同じことです。創造した神様の実体的体恤圏を伝授してあげ、そっくりその喜びを相続させるのが、子供の誕生から、その子供の成長過程なのです。それは創造の全体伝授の内容を繰り返しながら、拡大していくのです。神様自体も、幼児、子供のころから兄弟のころを知りたい、再び見たいというのです。

 アダム・エバは、そのように自分の過去を実体的に見ることによって刺激を受けます。自分自体内では刺激を受けないのです。あなたたちに愛があっても愛は分かりません。一つになっているから愛を感じられないのです。それでも相対的にすぐ刺激が受けられます。女性の前に男性が来た場合には、心の底が動き出します。先生は分かりませんが、あなたたちどうですか。相対が生まれた場合、必ずそれが問題になります。それは神自体が、そのように一体になっていると分からないですが、相対的な立場に立つことによって刺激を受けるのです。

 あなたたち、胸の鼓動は分からないでしょう。鈍感なものは一年たっても分かりません。聴診器で聞いてみると大変です。相対的にこのようにするとすぐ分かってしまいます。刺激的です。だから、一体になっていた場合には分からないのです。だんだん近くなってきて、一体になった場合、見えません。近くなるほど見えないのです。

 女の子などは、毎日一回以上鏡を見ます。当然よく憶えているはずなのに、「自分の顔を描け」と言われても描けないのです。一つになっているからです。寂しい場合には寂しい顔になり、うれしい時にはうれしい顔になります。自分の相対的な顔に見せられるのです。目をパチパチしても分かりません。

 良心があるのを見ましたか。良心があるかないか。(「あります。」)見たことありますか。(「ないです。」)触ったことありますか。どうして分かりますか。愛を見ましたか。愛を触ったことがありますか。見たこともなく、触ったこともないものに生命を懸けているというのです。そんなおかしなことはありません。それは一つになっているからです。そうすると、神様はどうでしょう。神様を見たことがありますか。(「ありません。」)触ったことがありますか。(「ありません。」)神様も良心と同じように、自分の一番底にいるから分からないのです。

 神様は他のところにいるのではありません。自分の一番元です。根本。根がつながっているのです。一番深いところにいるから、一番真ん中にいるから、分からないのです。感じないのです。もしも神様が見えたり、愛が見えたりしたら大変でしょう。立派な愛を泥棒しようと大変でしょう。神様が見えたりしたら、戦争ばかりが起こります。国もそれを持って行きたいし、個人も家庭も戦争ばかりです。

 見えないことが、どんなに幸せであるか分かりません。一番尊いものをどこに隠したいですか。自分の良心の底に隠しているというのです。自分の良心の底から抜き出せば、神様が飛び出すというのです。神様はどこにいますか。(「良心の底です。」)良心の底。近いのです。

 祈祷をして、ぼう然と空中を思う必要はありません。自分の良心、神殿を開発して心の畑をどんどん広くしなさい。どんどん広くすると、深いものが上がってくるのです。博愛精神をどんどん広げていけば、良心の底がどんどん上がってきて中心になるのです。平面の中心になれば、すぐ良心の命令を受けるようになります。

 だから、あなたたちは大きいことを願うのです。大きいもの、広いもの、そうなることによって、それは高く上がるし、広い世界の中心に神様が立つというのです。神様は誰のものでもなく、自分とつながっているのです。神人一体。心の底。保管するのにそれ以上安全なところはないのです。盗んでいくことはできません。

 自分の生命の根と共に、良心の根と共に、愛の根と共に、血統の根と共にくっ付いているのです。あまり近いから感じないのです。だから、神様の宇宙理想とか実体世界を、神様の立場に立ってみるとすべてが通じます。良心の根底は通じるというのです。

  四大心情圏は夫婦愛によって連結される

 四大心情圏、分かりましたね。第一は子女、第二は兄弟、第三は夫婦、第四は父母、総完成は結婚の愛により成就します。だから夫婦は、子女の完成をなすためです。夫婦というものは兄弟完成をさせてあげるためです。子女と兄弟を完成させた上に、夫婦の完成があるのです。父母の愛は三番目です。

 無形実体の神様の性相、形状が愛によって一つになって、長い間待ちながら万物を創造したと同じように、夫婦生活、愛の関係を持ちながら、それは時間を経ながら、その中間において子供を生むというのです。それは無形実体が、愛一体圏で万物創造したのと同じです。夫婦愛の関係を持ちながら子供が生まれるのは、神様が創造したのと同じような実体験の感じを体恤させるためです。そのための相対的基準として伝授したのが子供の誕生です。

 だから、夫婦の愛というものは、そればかりではないのです。神様の子女として、兄弟として完成しています。男性と女性は半分半分です。女性は娘の時から、妹の時から、相対の奥さんの時から母のところまで、四段階過程を通過しなければなりません。みんな違うのです。夫婦愛というものは四段階が詰まっています。四大心情圏がその一点でつながっています。

 そうすることで、子供の時の理想完成万歳、兄弟の理想完成万歳、夫婦理想万歳、未来の父母の出発万歳。だから、自分の奥さんは、娘から、妹から、奥さんから、母、最後には母を通しておばあさんまでつなぐのです。代表的な女性をもらっているのです。神様の娘です。天宙を創造する万能の王様の娘をいただいたのです。旦那さんはといえば、その万能の王様の息子をいただいたことになります。

 女性は神様の二性性相の一性なので、二性性相になるには、男性の性相をもらうべきです。男性は女性の性相を共に抱え合い、愛を中心に結び合うことにより、原因と結果が一つとなることと同じになります。神様に子女の時代があった、神様に兄弟の時代があったというのです。無形の過去、それは見えないけれども、実体的に展示して表示したそのすべてのものが、神様完成とともに人間完成になります。

 だから、離婚というのはすべてを破壊するのです。神様の子女完成圏崩壊、神様の家庭による兄弟完成圏崩壊、夫婦心情圏崩壊、父母心情圏崩壊、このような、天下のどこにも歓迎できないような崩壊の王者は地獄へ行くしかありません。離婚というのは誰がつくりましたか。サタンです。サタンが一番喜ぶものです。それは喧嘩から始まりますか、離婚から始まりますか。(「喧嘩です。」)喧嘩の主体はサタンです。喧嘩が始まると、ああサタンが万歳を始めているなと考えればよいのです。女性の口は早い。サタンのラッパが吹き出していると考えよというのです。

 女性の口は平和の口、鼻は平和の鼻、目も平和の目、耳も平和の耳です。だから、先生はさまざまな組織に皆、平和という名称をつけているのです。世界平和の目、世界平和の鼻、世界平和の口、世界平和の耳、世界平和の腹、世界平和の頭、そのように考えるのです。

 世界平和というものは一人で考えるのではなく、和合して統一した平面上をいうのです。平に和して、それ自体の個性真理体が相対できる、和することを平和というのです。科学というものは自分の本性を変えるものです。この平和は、和して平らになることによって、そのまま個性が生きています。だから、目玉も平和になっているのです。みんな二つになっています。霊人体、肉身も二つ、男女も二つです。その公式圏において主体の立場に立つには、男性一人ではいけないというのです。女性が必要です。

 「おんな」というのは名ばかりだという話です。日本では、お茶とか、お菓子とか、お水とか、言います。「おんな」とは名のことをいうのです。(笑い)本当です。女性の胸は自分のものではありません。誰のものですか。(「子供のものです。」)お尻はどうですか。(「子供のものです。」)女性の顔は女性が好みますか、男性が好みますか。男性が好むのです。男性の顔は女性が好みます。嫌でもそうなっているのです。だから、顔は自分のためにあるのではありません。

 あなたたちは、毎朝鏡台の前に座って二時間を費やすのです。二時間を伝道に費やしてみなさい。一生の間に何百組も伝道できます。いくら手入れをしても、死ねば悲しいものです。その時間を費やして、たくさんの子供を伝道して、霊界に連れて行った場合、それが霊界における自分の財産になります。位置を決定するのです。

 統一教会の親たちは、自分の子供を立派な経済学者、立派な哲学者にしようとしますが、それは愚かなことです。たくさんの人を教えていくような、立派な指導者に育てることが一番素晴らしいことなのです。だから、皆神学校へ行き、皆指導者になって、万民を連れて行くこと以外に価値はありません。外的にいくらたくさんの立派な内容があったとしても、それは霊界では、神様の前に何のおみやげにもならないのです。いかに多くの人の生命を救ってあげたか、それが価値決定の自分の財産になるのです。だから、教会の牧師になりますか、大臣になりますか。(「牧師になります。」)分かりましたね。

 それで、総合的に四大心情圏を、我々は標語として唱えるべきです。第一は、我々は絶対夫婦主義者である。そういう自信を持ちなさい。神主義とは何か。絶対夫婦主義です。絶対愛を中心とした絶対夫婦主義です。第二は、我々は絶対家庭主義者である。第三は、我々は絶対天国主義者である。第四は、我々は絶対天王(天の王様)主義者である。神様の国の王様だという、四大心情圏と三大王権は王様主義だというのです。第五は、我々は絶対神主義であり、真の父母主義である。神主義は天上王国の象徴です。総結論です。万世の祝福が共にあらんことを願いつつ、アーメン。(拍手)

  一人の男性を中心として四大心情を再建

 今から活動しないといけません。何をするかというのです。でたらめなことはしてはいけません。女性たちの使命は母を復帰することです。お母様の分身体を、部落の一番の家庭に根を下ろすことです。男性たちは女性について行きながら一切を援助してあげなさい。女性が完成するまで、天使長は、アダムとエバが祝福完成理想圏を得るように援助しなければなりません。日本の女性は今、世界的なエバです。女性を中心にします。世界の女性はお母様の分身です。天使長である男性は先生の分身ではありません。分身はないのです。真の男性というものは一人しかいません。それがメシヤという、救世主という人です。

 あなたたちは先生の話を聞きたいですか、奥さんの話を聞きたいですか。先生の話を聞きたいのですか。それではいけません。あなたたちは天使長です。エバを誘惑したその反対に、エバの話に絶対服従、絶対屈伏しないと復帰の道が生まれてきません。三年間は、男性は女性に絶対服従しなさい。その話、あなたたち聞いていますか、聞いていませんか。(「聞きました。」)先生は間違いなくきちんと言いました。それで、あなたたち男性は先生の話を聞きますか、女性の話を聞きますか。(「女性の話です。」)そうです。間違ったらだめです。嫌でも聞かなければなりません。蕩減復帰です。

 だから、女性の時代に至っています。それは七年間です。先生が八十歳になるまで、今年から七年です。今から七年間において、世界を一つにしなければなりません。それはどこを通してですか。お母様と女性を一つにしなければなりません。だから、すべての女性は絶対にお母様の話を聞かなければなりません。
 堕落した結果、神様のほうは女性もいなければ、子供も一族もいないのです。女性がいなければ再臨主は生まれません。神様は女性を持っていません。創造理想に一致した女性はいないのです。蕩減復帰の内容でもって、氏族とか国とか世界とか天宙の八段階を残して、蕩減条件の下に生まれるようになっているのです。

 先生は女性の大将です。最終的に先生は、徹底して女性を妹として、神様の立派な娘として養育します。主管性転倒、転覆したのだから、立派な神様の娘として、立派な妹として、立派な姉として、立派な母として復帰しなければなりません。先生の話を聞いてその通りにやれば、立派な奥さん、立派な母になるのです。立派な娘になれるような内容を持っているのです。皆そうです。

 心情圏復帰をいっぺんになすような、四大心情圏を再び再建させるような一人の男性の基盤がなければ、女性が完全復帰される基盤は永遠にないのです。神様の娘として心情を誘発する力が先生にあって、妹の心情、奥さんの心情、母の心情が先生に向かうことによって皆そうなるのです。先生の妹になりたいなあ、奥さんになりたいなあ、母になりたいなあと皆そう思うのです。堕落により女性は、四大心情をいっぺんに失いましたが、それを一人の男性を中心として、四大心情の再建を完成しなければ、女性の完成圏は永遠に生まれてきません。それは原理原則です。

 本心がある以上、絶対的に女性は先生を嫌がることができません。おばあさんも先生が皆好きなのです。お父さんにしたい、兄さんにしたい、それは仕方ありません。堕落した心情を再建し、百八十度転換するためです。だから、女性は先生の命令を絶対に聞かなければなりません。

 男性たちは、女性の後について来ないと宮廷に侍ることができません。あなたたちは早く国を治め、世界を統一した後に来ないといけないのです。それが天使長の使命です。それは先生の話ではありません。世界を統一した後に初めて、堕落しなかった基盤の上で、再びハンダ付けして、再び祝福してあげることができます。真の父母とエバと子供が一つになった後に、この道を反対するものが世界にいなくなることによって、初めて天使長に相対圏が授けられるのです。それが原理観です。先生の話ではありません。

 アダムが完成したら、天使長が男性であれば、女性をつくって、相対をつくってあげなければいけないではないですか。天下統一された場合には、天使長圏も、そういうような神様の恵みがあります。だから、再び第二のアダムを先生はつくってあげて、奥さんと子供が願うことによって、再び前の奥さんと夫の立場に立たせることができるのです。

 そうするには、その期間においては、昔夫婦であった感情を忘れないといけません。自分の子供だという考えがあってはだめです。それは堕落しなかったアダムの奥さんであり、アダムの子供です。そういう立場に立つことによって、再び、何も知らなかった堕落前の十六歳につながるのです。そういう立場に立つことによって、真の父母の勝利圏の体を接ぎ木してあげるのです。

 サタン圏において、蘇生、長成、完成の八段階を勝利して、ずーっと回ってきて接ぎ木してあげるのだから、何千年の歴史過程の堕落アダムの体が、蕩減復帰したアダムの体の立場に立つことによって、サタンの侵害を逃れられるのです。そのような勝利的な第二の相続権をもらわなければ、旦那さんとして、第二のアダムとして立つことはできません。これが分からなければ大変なことです。

 これが分からなければ、第二のアダムをつくり出す道が分かりません。女性の解決もなく、男性の解決もありません。だから家庭です。家庭で転換するのです。分かりましたか。先生が世界的に勝利して、国家を訪ねて、国家を中心として氏族的メシヤ、それを中心として家庭メシヤ、アダム家庭に帰っていくのです。そこでもって転換しないといけないのです。

 お母様の旦那さんは第一のアダム、そうだとすればお母様は第一のエバです。その妹は第二のエバであれば、第一のアダムは第二のアダムをつくってあげればいいというのです。それで兄弟の立場に立って、兄さんに侍ることによって、兄さんの家督を継いで同じく天国に入ることができるのです。そのようにして女性問題が解決し、男性問題が解決します。すーっともうお母様の分身になっているのです。だから、天宙から、世界から国家基準まで、お母様の三大圏を備えているのです。

  氏族的メシヤの使命を果たすことによって入籍

 国家基準だから百六十国家を中心として、世界的な父母様が王様のような立場で、横的に第一代アダム、第二代イエス様です。横的縦的な六千年の願いは、地上に完成された父母様の接点、安着圏を求めてきているのです。それは地上です。六千年の三代目のアダム完成基盤、いくら六千年だとしても、神様から見た場合には三人の子供です。アダムは第一長男、イエス様は第二次男、完成されたアダムは第三の子供です。

 第三アダムが完成したとすれば、完成基盤というのは縦的ではありません。横的です。これが完成したということは、アダム完成、イエス完成、最後の完成です。だから、完成基盤というのは縦的ではないのです。横的基盤です。アダムの氏族を中心として民族、国家と横的拡大です。だからこの三代の子供が、本当は地上において、横的に完成圏をなすべきだったのです。三代になったのは、アダムが失敗したからであって、アダム完成した場合には三代もいりません。一代でよいのです。だから、三代延長したそれはみな横的完成基盤です。

 縦的なこのような三人の子供は、横的な兄弟圏に立つのです。横的な兄弟圏というのは一代圏に入るのです。神様を中心として見た場合に、一代圏四十年間に、これをみな整理しないといけません。だから第三アダム完成は、第二イエス様の完成と共に、第一アダム完成です。これは三人の兄弟の立場に立ちます。分かりましたか。兄弟というものは、一代を中心としていうのであって、何千年の何十代ではありません。だから一代圏に立つのです。アダム完成はイエス様完成、三代完成圏を同じくすることができるのです。

 この基準は旧約完成、新約完成、成約完成です。地上完成は世界的です。家庭的、民族的ではありません。イエス様を越えて世界的基準だからです。世界すべてが、平面圏に三代のアダム圏とイエス様圏と再臨を並べておいても、これは勝利した立場だから、サタンの侵入する道はありません。真の父母と成約時代というその題目は、サタンとは全然別個の問題だから関係することができません。

 サタンは長成完成基準の地上基準であって、それは縦的な立場に立っているのです。横的ではありません。だから天使長、サタンは空間を占領した王様です。空中を占領しているのです。神様は空中と共に平面と縦横すべてのサタンの讒訴圏を完全に凌駕していますから、その和動圏内ではサタンは侵入することができません。

 三代の先祖の後孫として五十二億を見た場合に、親類には信仰するものと不信するものと二通りがあるのです。第一アダムの後孫としては、統一教会に反対しています。フリーセックスをしています。後孫として皆悪辣な者を代表した者たちです。堕落したためにそうなっているのです。第一代の先祖の後孫です。第二代目のイエス様の後孫は宗教圏に属するのです。もしもイエス様が祝福され、人類に血統を残した場合には、二千年間に、人類は完全に統一して余りあったのです。死んだイエス様を中心にして、第二次世界大戦後に統一したということを考えてみた場合に、二千年の期間に世界統一は問題ではなかったのです。だから、宗教圏の主人はイエス様です。

 この複雑なカイン・アベルが誰によって一つになるか、それが全部誰によって完成されるのかというと、再臨主によって皆、清算することができるのです。これを清算してしまった場合には、第一代圏、第二代圏の人類圏のサタンが復活できないのです。だから自由圏です。

 堕落は何かというと、サタンを中心として祝福したことです。それで、一九九三年八月二十五日の三万双の祝福は、原理を一週間だけ聞いて簡単に受けることができました。血統転換を間違いなく信ずるようになった場合には祝福してあげたのです。

 水がこのように入ってくるというと、水平に、満水になる時には、もう五分以内で入って流れていくのです。最後は同じになってしまうのです。そのような時代が来るのです。だから一週間以内で、六千、七千年の歴史を蕩減するのです。ここからここまで七千年ですが、満水期にはわずか一週間です。一週間もいらない、数時間になるのです。そういう立場に立っているから、平面的な、神様の平等圏を認めるような時代が来たから、満水圏のこの同じ立場によって切り替える、そういう時代が来たのだから、一九九二年八月二十五日に三万双の結婚をしたのです。

 結婚したというのは何かというと、これは第一代、第二代、第三代の勝利を中心として、彼ら自体を氏族的メシヤとして認定してあげたということです。氏族時代です。自分の父母たち、祝福家庭の親は皆アダムの立場です。兄弟から見た場合に、三代が一つになるのだから、父母の立場です。イエス様のお父さんはアダムです。数千年あっても、アダムの血統と一つになるのです。

 第一先祖、第二先祖、第三先祖が一つになっているのです。これが一つになっていくとするならば、兄弟のうち長男が一番かわいそうな立場に立ったのだから、二人でもって一体となって、この長男を同じ立場に立たせるとするなら、それを嫌がる父母はいません。喜ぶというのです。親に対して親孝行するより以上に兄弟たちが一つになれば、親はそれを願うというのです。そういう観点から見た場合に、第三の兄弟、第二の兄弟が一つになって、第一のアダムを同じ平等圏に立たせたからといって、神様が反対することはないのです。サタンも讒訴する何もないのです。同じ平等圏にあります。

 こう見た場合には、第一代、第二代、第三代が一つになり、五十二億が平面上において皆一つになってしまえば、一週間で祝福するのです。そういう特権が先生にあるのです。真の父母としては、横的にも縦的にもサタンの讒訴圏がない、どこに行ってもサタンの侵入圏がないのです。

 完全に蕩減復帰させてあげた場合には、その先祖が祝福されたとするならば、その後孫も同じく祝福できるのです。親の勝利圏は、その後孫が相続できるのが原則だからです。第一代の先祖を中心として、何千代あってもいいのです。平面的に何千代でも祝福してあげることができます。今までの何千年の歴史を、先祖を中心とした時には、何千代が横に並んで、祝福は一週間でいっぺんにしてあげられるというのです。

 今からやることは祝福です。原理を理解して、祝福された場合、すぐ神様の国に入るのです。アダム・エバが、真の父母ではなくて、偽りの父母を中心として結婚することによって、地獄が生まれてきました。だから、第一代先祖、第二代先祖、第三代先祖を特権的に祝福したとするならば、その後孫も同じく祝福されます。親の祝福は自動的に子供に相続されるのです。親子関係がずーっと何十代でもつながります。そうすることによって、その何千代の先祖、後孫たちが平等的な立場に立って、同じく祝福を受ける立場に立つことができるというのです。そうなった場合には、国家を中心として入籍時代が来るのです。イエス様を中心として入籍です。

 ここに今、三百余名が同じく祝福を受けたとすると、第一代の後孫、第二代の後孫、第三代の後孫、それは問題ないのです。同じく祝福された場合には、どのようにして先祖を決定するのでしょうか。イエス様は国を中心として入籍しようとして失敗しました。それを蕩減復帰しなければなりません。イエス様の時代には百二十軒です。再臨の時代になって百六十軒を祝福すれば、百六十軒の中には、百二十も入るし、モーセ時代の失敗七十長老、ヤコブ家庭の失敗十二、皆入るのです。だから、統一教会十二家庭の蘇生、長成、完成、アダム、ノア、ヤコブの三十六双、それから七十二双、一二四双、国家を代表して四三〇双、それから七七七双と世界に拡大して、一八〇〇双、六〇〇〇双と人類歴史のすべてを蕩減するのです。全部象徴的に組んでいるから、世界どこでも縦横無尽に組み合わせることができるのです。

 将来どのようになるかというと、同じく祝福受けたとしても、三百代の差が縦的に生まれてくるのです。誰が先に入籍したかによって、三百代の差異が生まれてきます。氏族的メシヤの使命をなすことによって入籍できます。統一教会の全世界の信者たちが、同じく入籍するのです。入籍した場合には大移動がなされます。神様の国に入籍するのに順番があります。まず最初に真の父母から入るのです。ずーっと順番に入ることによって、主流血統が王家からつながるのです。だから、氏族的メシヤの使命は大変、先祖たちは大変です。数千万代を平面的に飛び越えることができます。

  真の父母と重生

 家庭から全世界まで先生が勝利したのだから、真の父母と成約時代圏に入った場合には、いくらサタンの血統だったとしても、統一教会に入った場合には同じ価値として見るのです。その者たちが皆、再び真のお父様の血統圏に戻っていくには、女から生まれたのだから、逆に入って行かないといけないのです。家庭メシヤから、氏族メシヤ、国家メシヤ、世界メシヤ、天宙メシヤのお母様に入るので、全世界につなぐために、全世界に真の父母を宣布しなければならないのです。だからお母様は、四十か国を中心として百六十か国をやるようになっています。百六十か国はお母様がしないといけません。四十か国を代表してやるのです。

 先生も百二十か国聖地を決めるのに、四十か国を中心としてやったのです。イエス様の蕩減です。そういうことをすることによって、世界百六十か国の門を開くというのです。全世界の女性はお母様の分身です。だから、生まれたその子供は皆入ります。男は天使長だからそのままにしておくのです。

 このようにして、全部がお母様のお腹の中に入りました。入ったとしても、これはサタンの讒訴圏を越えてはいますが、その根本は渋柿から出発しているのです。甘柿ではありません。入ったものは、お母様の分身として同じ胎中圏に入るのです。入ってどうなるかというと、お父さんとお母さんの愛の関係によって子供が生まれる愛の現場、その現場に戻っていかなければ、それを備える道はありません。

 このようにお母様のお腹に入ったその子供は、すぐ生まれるのではありません。十か月という期間がきちんとあるのです。愛の生活をすることによって、真の父母の子供の種が真っ赤とすれば、お母様のお腹の中に入っている子供の体は、愛の関係でもってピンクにでもしないといけません。そうなると、サタンと永遠に決裂する、サタンは自分の所有であるということができないのです。それは体が違ってくるからです。

 このようにして一つになって、一人から入っていった者が、お父様とお母様の愛の関係によって、子供の接ぎ木をして、再びお母様のお腹を通して生まれてくるのです。これは正式に生まれてくるのです。

 入るのは蕩減のためです。蕩減されて、再びお母様のお腹を通して、それが天宙的、世界的、国家的、氏族的、家庭的な基準までつながるのです。国家的基準の父母から、氏族的基準のイエス様、家族基準は第一代です。三代の王権を中心にして平面的につなぐ、そういう基盤になっているから、氏族的メシヤがなければ、再び入れ替える道もなければ、一つになって出ていく道もないのです。重生というものは永遠に切られてしまうのです。こんな恐ろしいこととは知らなかったのですか。

 統一教会の氏族的メシヤは、田舎に隠れて消えていくのではなく、自分の先祖たちを訪ねていくのです。それを動かなかった場合には、交通事故か急激な事件で死んでしまいます。大変なことになるというのです。先祖の行く道を皆ふさいでしまいます。こういうことをすることによって、先祖たちを七十二代もいっぺんに連結してつないでいくのです。先祖たちは皆、地上再臨が可能になります。分かりましたか。

 このような本当のアダムの血統が、地上に生まれたような立場に立つのだから、その血統を中心として先祖たちが、天使長圏で援助するようになるのであって、サタン世界の子女を援助することはできません。善なる女性たち、全面的に女性の背後についていくというのです。だから、もう六千万日本の女性は問題ではありません。何十人、何百人がつながっているのですから、天使長の旦那さんも、女性がきちんと主体性を持ったら恐ろしいというのです。身震いするというのです。どうにもならない、そういう時代になってきました。

 お母さんの左の腹から入ってきて、それを皆蕩減して、右のほうから、再びお母さんの腹を通して、それは氏族的メシヤの腹を通して、家族メシヤの腹を通して生まれないと完全蕩減復帰はできません。ここから地上天国になるのです。分かりましたか。そのような条件をなさないと、サタンの全権を無視して、神全権の時代に切り替えることができません。これが真の父母と重生です。だから、真の父母がいなければ絶対、重生する道がありません。

 すべての統一教会の女性たちは、お母様の細胞になって、アベルの細胞と一つになり、お母様が悲しくなった場合、自分も悲しいというような体恤した立場に立たないと、こういうことはできないというのです。それは話だけでも、このように難しいものです。これは漠然とした話ではありません。この重生という言葉を使うので、キリスト教は摂理的中心であることは間違いないというのです。こういうことを考えてみた場合に、全能なる神様も、アダム・エバ完成基盤を得なければ、復帰は永遠にできないのです。
 真の父母の名前は永遠に一人しかないのです。二人ではありません。過去も、現在も、未来も、永遠に一人しかないのです。仏教も真の父母、儒教も真の父母、回教も真の父母、すべての教祖たちが必要とするその基準です。真の父母によって初めて、こういう重生の基盤を中心として、新しい天国、地上天国、天上天国がそろうのであって、それ以外にはありません。

 それがいかに真剣か、あなたたち考えてみなさい。だから、イエス様のところにニコデモという官吏が行って聞いているのです。「イエス様、どうすれば人間が救われますか」と。「再び生まれないと救われない」と答えると、「いかにして大きくなってから、お母さんのお腹に戻っていきますか」と。ユダヤの官吏は重生を知らなかったのです。しかし、イエス様は知っていました。

 重生過程を通過しないと、その時代にならないと、世界解放圏の祝福圏が生まれてきません。今は教会で祝福です。南北統一、祝福世界統一圏です。先生の八十代を中心として、モーセがネボ山において、カナンの地を眺めながら入れなかった、それを堂々と境なしに入るような時代になっているのです。日本は大変です。あなたたち一族は、全世界の宣教を援助しなさいというのです。

 先生が、十六歳以降のすべての時代のアダムの体、蕩減復帰した体を持っているから、先生を中心として接ぎ木することができるのです。接ぎ木してもらうのだから、十六歳の上に失ったサタンの体ではなくて、先生の体をつけてあげるのだから、ハンダ付けしてあげるのです。接ぎ木してあげるのだから、再び第二のアダムとして立つことができるのです。

 お母様の第一のお母さん、奥さんの第二のお母さんと、第一のお父さん、第二のお父さんが相対的にそれぞれ結婚して、第一代を自分の主体として、絶対一体となっていった場合には、真の父母を中心として、あなたたちも祝福された兄弟の立場で天国に入ることができるのです。理論的です。分かりましたか。どうせこの過程は行かなければなりません。話だけではなく、この通り公式になっているのです。このような内容なので、完成したアダムが来ないと、何千年かかっても復帰はできないのです。

 完成したアダムはどこにいますか。(「ここにいます。お父様です。」)真の父母の名前で、今まで先生は苦労しています。真の父母の名がなかった場合には、先生はこんなに苦労しません。本当です。皆さんの父母たちは、「父母がいるのになんだ」と言いませんか。文先生という見たこともない者を真の父母というのであれば、そこに座っている実体の父母は偽りの父母ということに自動的になるのだから、「このやろう、なんだ。自分のことをさておいて、どこに真の父母か」と、このように反対するようになっているのです。だから、真の父母という名前は、先生にとって一番いいように見えますが、一番嫌いなのです。あの名前がなかったら、先生は迫害を受けなかったのです。

 今でも先生が必要ですか。この原理だけを必要と思って、お母様について行けばいいでしょう。お母様について行っても、真の愛と、真の子供の種はお母様にはないのです。ないから、先生から受け取らなければなりません。だから、それを受けるまでは、お母様は絶対、先生の命令に服従しなければならないのです。分かりましたか。再び生んであげなければなりません。

 堕落の一日がこんなに恐ろしい結果になり、何億の人を殉教させて殺したというのです。そういう恐ろしい版図の中から、ようやく解放された者が、再び堕落ということは死んでもできないのです。蕩減復帰は難しいことです。どのくらい難しいですか。あなたたちに先生が話しても、一回で分からないほど難しいのです。きちんと話しても分からないのに、それをやるのにどのくらい難しいか考えてみなさい。話してあげて、それを聞き取るのも難しいのに、それをやるのはどのくらい難しいか考えてみなさい。

  全世界の女性がお母様の分身に

 全世界の女性がお母様の分身になることが、統一教会よりももっと重要です。これを早くしないといけません。お母様を中心としてカイン・アベルが一つにならないといけないのです。
 イスラエル民族が出エジプトの時に、分かりながら通告しなかった場合には、大変なことになるのです。そのことをよく理解して、日本女性六千万人を訪ねて行って教えてあげるのです。五万人いたら、一人が一日十軒訪問すれば一年でできます。

 ラッパを吹きなさい。「真の父母と成約時代が来ました。血統転換と心情転換の時です」と、聞かなくてもいいから叫びなさい。街角に皆、広告板を出しなさいというのです。旗を揚げよというのです。今からそれをやるのです。家庭ごとに、女性のいる所に皆訪問しなければなりません。そうしないと、イスラエル民族が出エジプトという時に同じ行動ができません。分かった者がやる、それは同じく責任が追及されるのです。

 このことをはっきり教えてあげた以上は、あなたたちの先祖、氏族に対しては、あなたたち自身が責任を持つのです。氏族的メシヤは、メシヤというのは死んでも責任を果たさなければなりません。イエス様もメシヤとして生まれてきたのだから、地上で完成できないと天国に入ることはできません。楽園、待合室にいます。地上で完成しないと入ることができません。氏族的メシヤも同じで、大変なことです。あなたたちの先祖が呪うのです。後孫が呪うのです。周辺の親族たちは、痛哭しながら、涙を流しながら、これを進んで皆聞くようになるのです。

 統一教会を白い目で見て反対するような常識外れの男女は、いることができません。そういう旦那さんがいたら、正面から伝道しなさい。「何が悪いのですか。統一教会の文先生は何が悪いですか」と、このように聞いてみなさい。今からは、反対する者を見ながら、知りながら黙っている時代は過ぎ去りました。長子権復帰、父母権復帰、王権復帰をしなさい。なさなかったら、自分の先祖が大変です。逆にやられる、逆に蕩減されるのです。皆めちゃくちゃになっていきます。見てみなさい。

 母復帰です。エバ復帰です。エバが復帰されないと地獄はなくなりません。家庭において、エバはカイン・アベルを抱えて地獄に行ったのだから、その母を復帰して、カイン・アベルを中心として、真の旦那さんと真の神様のほうを中心として行かなければなりません。

 統一教会は七年間奉仕するようになっています。七年の奉仕期間において、十二人の弟子と七十二人の弟子、八十四人を立てるのです。七年でするには、一か月に一人伝道しなければならないという公式になっているのです。十二弟子と七十二門徒がいればイエス様は殺されません。それを蕩減復帰しなければならないのです。伝道しなさい。それが自分たちの生きる道です。そうすることによって女性完成した者は、男性や氏族に援助してもらえばいいのです。

 母復帰、絶対です。女性がいれば、皆生かして、皆引っ張って教育するようにするのです。そうすれば、男性と子供とお母さんが一つになります。お父さんはおいて行く、後でいいのです。まずもって母の胎で生まれるのです。分かりましたか。

 日本の代表の女性たち、全国の代表の女性たち、大砲になりなさい。世界復帰のため、女性たちを皆世界に送ります。国を復帰するのに援助した天使長は、今までいないのです。今まで悪なる反対をしました。国を復帰する、そのような責任を果たす天使長がいたら、これは堕落したアダムより以上です。いろいろ教えたのだから、援助する道が分かりましたね。

 あなたたちの奥さんから皆、宣教師として送らないといけません。世界を悪くしたのは天使長の行為です。あなたたちに祝福を与えて、それを先生が破壊すると思いますか。次元の高いところで祝福されるため、高い次元につなげるためであって、あなたたちを滅ぼすためではありません。

 済州島に連れて来たのは日本を滅ぼすためですか。その結果どうなりました。それをしなかったら、今ごろはぺちゃんこになって飛んでしまっているのです。世界的に大変なことです。その方策しかないので、そうしているのです。結局、先生の願い通りにしたので、今からは希望があるのです。あなたたちの思い通りにやったらどうなりますか。滅亡します。

 神様には、今まで女性がいなかったのです。その神様の苦しさを知ったとするならば、夜を通してでも、女性を引っ張って神様のほうにつなげてあげることが、娘としての使命であるというのです。女性と子供を抱えて神様に帰る、その道をつくるということは、それ以上幸福な道はありません。御飯を食べるより、もっと尊いのです。女性は、六千万の家庭の母を、そのように教えてあげなければなりません。

 考えてみなさい。先生は四十年間で四千年の歴史を蕩減したのです。食べることも忘れ、寝ることも忘れたのです。神様は援助しません。天下に一つしかない、秘密の一番尊いものを誰かに授けようとする時、援助した場合には、文先生をなぜ援助しますかというのです。最後までそういう立場に立っていて、文先生以外にいませんとサタンも分かるのです。

 一番最高の貴重なものを与えるには、十人の子がいた場合に、十人を競争させなければならないのです。競争すれば失脚する者が出ます。生命を懸ける者と懸けない者がいれば、生命を懸けない者は皆落ちてしまいます。生命を懸けるにも、どんな立場の生命を懸けるか。戦場の銃撃戦のまっただ中に立ち生命を懸けるか。苦しいどころか、即時に死んでしまうような危険なところに生命を懸けるか。最後の一人になった場合は、その一人に全権を神様は授けてくださるのです。誰も文句ないのです。

 だから、蕩減復帰路程において、最高に苦労したのが先生です。神様も、もうめちゃくちゃに先生をやっつけました。それを知っているのです。あなたたちは先生の話を聞いて、心が不満を言うかどうかやってみなさい。子供みたいに心が雀躍するのです。そういう世界があるのです。かわいそうな顔をしている娘たちを、まだ使おうとするそのお父さんはいかにかわいそうか。それを先生に待ち望みながら、地上天国完成を願う神様はいかにかわいそうか。それを知らないといけません。

 母復帰。あなたたちの兄弟のお母さん、お姉さん、妹です。公式的な行くべき道が残っています。兄弟のために夜を通し、親戚のために断食し、血を流すような苦労を好んでいくような家庭は繁栄するし、そのような氏族は国を治めるようになります。新しく決意ください。

  世界のために生きるべき日本

 教会集中時代は終わりました。分散時代です。九月一日で、氏族的メシヤを発表してから三年目です。三年間飛ばしてしまいました。その時、はっきり教えました。氏族的メシヤを一人でできなければ三位基台、三位基台でできなければ十二人が一つとなってやるのです。それができない場合には、百二十の氏族的メシヤが連合してやりなさい。そういう連合体をつくってやった場合には、一人も隠れることができません。

 外交的手腕を拡大して、摂理の方向にプラスになるように戦略を組まないといけません。それは座っていてできるものではありません。先生は、世界の学者たち、世界の科学者たちを集めるのに四十年間苦労してきました。それをつくらなければ、お母様の世界的な宣布ができません。誰も今まで手をつけられないような基盤を、誰も壊すことができないような基盤を今つくっているのです。

 これから日本に帰った場合には、教会は六十人基準に皆動かします。一か所に何千人も集まっていたら、遊ぶ者が出てきます。何百、何千人はだめです。六十人ずつに分けて、百二十人を早くつくりなさい。それで、百二十人以上になった場合には、再び二つに分けて、町村を中心として家庭まで行くのです。家庭まで相対基準をつくらないといけません。こういう恐ろしい原理を持って、百二十人は問題ではありません。それができなかった場合には、毎日伝道です。自分の親戚は連れてきてもいいですが、他の者を伝道してはいけません。分かりましたか。他の者を伝道しないで、自分の親戚を伝道するのです。
 今からは、反対する内容を理論的に正していくのです。弁明し、答えて転換していかなければなりません。座ってはく奪されるようなことは許されません。とにかく自分の親が反対するような者は、さっそく国へ帰って対処しなさい。一家が反対をすることになれば大変です。

 入籍する場合にどうするのですか。十代、二十代、百代、千代が怒ってしまうのです。その先祖の霊界の恨みがいかにひどいか考えてみなさい。先祖たちを、その地上の国につなぐことができるのです。過去、現在、未来は一つです。地上再臨して、地上定住することができるのです。長子権を復帰したのですから、皆自分より妹、弟です。先生なら、小さな日本列島を寝ないでも回ります。家族全部訪問して、喧嘩好きな旦那さんでも、水をぶっかけ合ってでもよく解決してあげるのです。考えれば伝道の道はいくらでもあります。仕事しながら伝道することもできます。

 先生がここまでくるのにやってきたことをあなたたちは知らないのです。統一教会の教祖の立場でやっていないのです。教祖なんか眼中にありません。若い青年時代はいつまでもあるのではないのです。この前、信仰歴が十八年にもなって、伝道を二人しかしていないという人がいました。それは罪です。罰せられなければなりません。そういうようなメンバーを抱える統一教会は罪の団体です。先生はそう思います。

 女性たち間違いなくやるのですね。(「はい!」)一九九四年の正月元旦に誓ったことは、天下一品のものになるのです。信じてもいいですか。(「はい!」)決意しないといけません。不可能なことはないのです。先生はいろいろ体験があります。神様は先生を愛していないといって、迫害しながらも、一番困った時には、きちんとみんな準備してくれているのです。

 八十のお祖父さんが、こんなに腹を減らしてやっているのに、やりますか、やりませんか。(「やります!」)必ずやるようにしないと、神様の計画がなされないのです。先生は手をつけた以上、きれいにしてしまうのです。中間のままにはしたくありません。先生の目を見てみなさい。小さいのです。神様の知恵が突き抜くのです。先生の鼻を見てみなさい。誰の話も聞かないのです。そういう男性であることを忘れないで、決意した場合には、堂々としないといけません。

 先生はあまり能力があってあなたたちが困るのです。困るけれど、獅子の子供は獅子にならなければなりません。獅子の子供は歩き方から、行動からすべて違います。吼える声もみんな違います。出発当時から異なった姿勢を取りなさい。今度帰った場合には、二倍、三倍以上異なった方法をとりなさい。そのままの方法ではできません。二倍以上の結果を出すような別の方法をとった場合には問題ありません。

真の父母と一体化しないと何事もできません。皆が真の父母と一つにならなければなりません。真の父母と一つになることが、日本の責任者と一つになるよりも重大なのです。真の父母と一つになって、日本の責任者と一つになればいいのです。 先生は分析会議が大嫌いです。アメリカでも、会議をするなといっています。分析した場合には大変なことになります。行動するのです。真の父母と一体化しないと統一ができないというのです。

 日本人は責任者の名目を持った場合には、お願いしますというけれど、人事になった場合にはきれいに他の人になってしまうのです。それではだめです。それは韓国人と違うところです。韓国人は因縁の情を最も貴重とするのです。日本人のそれは国民性からして女性の性格です。それは島国だから仕方ないのです。そうならざるを得ません。これをいかに変えていくか、それは重大な問題です。その問題解決には本格的教育が必要です。国内でできなければ、国外へ出してでもそういう訓練をしないと、大変なことになります。孤立してしまいます。立つ基盤がなくなってしまうのです。

 環境に適応しながら生活するということは、利口な生活ぶりです。しかし、環境というものは歴史性があるのです。真の父母と一体化しないといけません。お父様が何を考えているかということを貴重にしないといけません。それを貴重にしながら日本を考えないといけません。お父様は世界を考えているのです。あなたたちが日本を考えていた場合、いつもこれが問題になるのです。なぜお父様と一体化しないといけないか、それはお父様が世界を考えているからです。一体化することによって、日本の統一教会が将来順調に行く道があるのです。日本ばかり考えていた場合は大変なことになります。

 それから、重生問題を重要視しないといけません。自分たちが蕩減の道において、重生をなし得て、血統的転換をして、自分たちが新しく構成されていく過程というものは、このような蕩減再復活勝利圏をなしていくのです。それを確定したという自信を持たなければなりません。これは重要な問題です。

 一九九四年は、先生がずっと願ってきたすべての時が来ました。今から世界的な展開時代が来ます。それに相応して、日本がエバ国として、歩調を合わせられるようにしなければなりません。日本自体ではできないから、文先生がエバとしての教育をして、全世界へ派遣しようとするのですから、各氏族が宣教資金を援助しなければなりません。

 旦那さんと一つになって、氏族圏で援助する方向を考えないといけないのです。氏族圏でできない場合は、旦那さんが二重、三重の努力をして、氏族圏を動かして、それをやらなければなりません。自分の氏族の反対する環境を残して、今から行こうと思う人はだめです。一族みんな収拾しないといけません。では日本の未来の希望が、きょうから花が咲くようにお願いしつつ終わりにしましょう。




一休さんのような機知(トンチ)ではありません。

奇知=人とは異なる知恵
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Last updated  2022.05.26 01:38:19
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