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mana+mana @ Re:ゆきころひめさん > 私もこういう北欧系デザイン好きなん…
ゆきころひめ @ いいな~  私もこういう北欧系デザイン好きなんで…
mana+mana @ Re.masu-tonbodamaさん >カキコ_〆(゚▽゚*) 致します。(☆≧∇゚)ノ …
mana+mana @ Re.ワーキンママ >そうそう、何だかわかります。最近、衝…
masu-tonbodama @ Re:子供を叩けという人々(05/21) カキコ_〆(゚▽゚*) 致します。(☆≧∇゚)ノ …

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January 13, 2006
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テーマ: 本日の1冊(3760)
カテゴリ: 本(小説)の話
前回の日記で触れた 有吉佐和子
昭和に生まれ、昭和に亡くなった、まさに昭和を代表する女性作家だと思います。

農薬による環境汚染の恐ろしさを描き、広く社会に知らしめた 『複合汚染』 、老人の痴呆と家庭介護の問題点をつきつけ大きな話題を呼んだ 『恍惚の人』 など、社会的な問題を取り扱いつつ、小説としての完成度も高い作品が多くあります。

他にも 『紀ノ川』 『華岡青洲の妻』 など、有名な作品が多数ありますが、私が特に印象に残った作品は知名度はちょっと低めですが 『非色』

主人公は戦争花嫁(War Bride)。
最初の舞台は第二次世界大戦敗戦後の日本、進駐軍の黒人兵と結婚する日本人女性が主人公です。
戦争で消耗し尽くした日本に較べ、アメリカの物資の豊かさは目もくらまんばかり。しかし、その結婚が幸福なものに見えたのは日本に進駐軍としている間だけでした。
彼の故郷ニューヨークに帰ってみると、当時の日本人からみても驚くほど貧しく、激しい差別にさらされる暮らしが待っていたのです。

第二次世界大戦の終戦は1945年。
アメリカで公民権運動がピークに達するのは1960年代半ば。
まだまだ強烈な差別が歴然と存在した時代だったのです。
そんな差別のなかで暮らす人たちは、さらにプエルトリカンを差別することでプライドを支えている。

人間社会が生み出さずにはいられない「差別」とはいったいなんなのか。
今読んでも色あせることのない、深い問題を提起している作品です。


この作品を読むまでは、戦争花嫁という言葉は知っていても、実際にアメリカへ渡った女性にどんな暮らしが待っているか考えたことはありませんでした。


歴史の表舞台にはなかなか出てこない市井の人々の暮らし。
その中でもさらに光のあたることの少ないであろう人々の人生ですが、有吉佐和子という語り部を得たことによって、敗戦から60年たった今でも、驚くほどリアルに、興味深く読むことができます。





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Last updated  January 13, 2006 08:48:56 PM
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