ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 14, 2007
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「点と線」

前回(七月)の練習 に引き続き、「死と乙女」に取り組んだ。1楽章のみ。(第1バイオリン:自分、第2:パトリシア、ビオラ:マリオン、チェロ:チャールズ)

 気が遠くなるよーな難しさ。
 指づかいもそうだけど、まず弓づかいが難しい。スラーをぶちぶち切ってもいいのかどうかためらわれるし、アップとダウン、弓の位置などを合わせるのにひと苦労。

 一応事前に動画でもいろいろ下調べはしてみたものの、参考になるようでならない。さすがに彼らのようには弾けないし。

d&m.jpg アルバンベルク四重奏団

 臨時記号も続出、それにころころ転調する。落ち着いてじっくり弾いてる余裕など全くない。もぐら叩きをしているような、あるいは地雷を踏まないように前進しているような緊迫感。むしろゲーム感覚で楽しんで弾ければいいのだけれど。



(約)七つの違い↓
1.JPG
//
2.JPG

 点が一個なのか二個なのか、旗が一本なのか二本なのか、緊張して見入ってるうちに目が疲れてしまった。

*****

 この曲、ほかの楽章も残ってるし、はっきりいって全く仕上がってないものの、今回の練習で早くもお蔵入りが決定。今回は特にビオラのマリオンおばさんが拒否反応を示した。

 自分としても悔いは(あんまり)ない。こんな大曲のファーストを弾かせてもらう機会なんてそう頻繁にあるわけじゃないし、いい経験になった。

 マーラーが弦楽合奏用に編曲した版を昔どっかのオケで弾いたことがあるけど、原曲の難所を、プルトの表と裏でdivisiにして分業体制にするという編曲だった。

 あのマーラーにそこまでさせるなんて、やっぱりスゴい曲なんであります!





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最終更新日  Oct 17, 2007 09:56:48 PM
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