ピカルディの三度。～T.H.の音楽日誌/映画日誌（米国発）

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Oct 23, 2011

シューベルト：弦楽五重奏曲 C D956

(3)

カテゴリ：音楽（クラシック）

「ゆうがたクインテット」

　今日は強引にお仲間が集合。弦楽五重奏で遊んだ。Vn1 ガリーナ、Vn2 ぼく、Va セス、Vc1 ヤッシャ、Vc2 ポール。

　名曲かつ大曲シューベルト。

　特筆すべきはおそらく２楽章アダージョ。8分の12拍子。ホ長調。美しすぎ。
　誰が旋律で誰が伴奏なのか、主従、強弱の関係はどうすべきか、五人の意見が激しく分かれる。それぞれに思い入れのある曲らしく、テンポ感もぐちゃぐちゃ。
　たそがれまくって感傷的に弾きたい人、幸せいっぱいの笑顔で明るく弾きたい人、内声をブ厚くして芯のある音楽に仕立てたい人、捉えかたはいろいろ。

　第２チェロに32分音符の強烈なパッセージが出てくる。いつもは饒舌なポール氏も今日はちょっと尻込み気味。

　数ある室内楽曲のなかでも最高峰とされる（らしい）この五重奏曲を合わせられて、激しく感動した。全楽章はさすがにできなかったけれど、自他ともに認めるシューベルト恐怖症のぼくですら、さじ投げずに無我夢中で弾きまくったわけで。

追記：この編成での五重奏（チェロ二本）は、ボッケリーニのものも有名だけれども、グラズノフも書いてることを発見。なかなか面白い曲。

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最終更新日 Oct 27, 2011 07:33:37 PM
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■コメント

Re:シューベルト：弦楽五重奏曲 C D956(10/23)

かぷりすさん

こんにちは。いつも楽しそうですね。
来年、この曲やるって話が出てるんですが（Ensemble Arpege とは別のところです）、難易度はどんな感じでしょう？　何か難しそうな感じですが・・・。 (Oct 27, 2011 08:24:06 PM)

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Re:シューベルト：弦楽五重奏曲 C D956(10/23)

LimeGreen さん

曲を存じ上げなかったので、YouTubeで第一楽章探しました。
わぁ、確かに美しい曲だあ…。
メモメモ。 (Oct 28, 2011 07:15:03 PM)

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Re[1]:シューベルト：弦楽五重奏曲 C D956(10/23)

ピカルディの三度TH さん

かぷりすさん

＞難易度はどんな感じでしょう？　何か難しそうな感じですが・・・。

第１バイオリンと、チェロの二人は難しいと思います。
「死と乙女」のように縦の線を揃えるという難しさというよりかは、「鱒」のようなハチャメチャな展開に翻弄されてしまうというか。

-----

LimeGreenさん

＞わぁ、確かに美しい曲だあ…。
＞メモメモ。

１楽章の美メロ、かっこよいです。

(Oct 28, 2011 10:53:13 PM)

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