ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 20, 2015
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「ジキルとハイドン」

 今日はカルテットの練習日。Vn1 ぼく、Vn2 Yさん、Va Nさん、Vc Eさん。
 ハイドンの書いた数少ない短調曲だし、「五度」みたいにチョーかっこよい曲だったらどーしよー、うひひ、とかいって勝手に期待してたのだけれども、結論としては、なんじゃこりゃぁ?な曲だった。
 例えば1楽章。そもそも、ロ短調と謳いつつも爽やかニ長調で書かれてるところが多く落ち着かない。居心地が悪すぎて、楽しんで弾けなかった。
 2楽章は一見平和的で単調な変奏曲、と思いきややはり落ち着かない。シャープ五つだけれども、ミまで加えてシャープ六つと思って臨んだほうが早いか。
 4楽章はテンパっててちょっとかっこよい。だがしかし、最後の最後で長調に晴れ上がってしまう。これではせっかくの緊迫感が台無しというのがぼくの意見。

 実験的な書法と言っていいのかもしれず。あるいは二重人格系。一貫性に欠ける。





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最終更新日  Oct 25, 2015 07:57:07 AM
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