<感想> かなり上級者向けの映画かと。集中し、気合い入れて観なきゃいけない。登場人物が多く、最初のほうは観ててかなり混乱する。 いっぽう、「事件」が起きてからはいい感じ。事件の鍵を握る人物が仲間うちに約一名いて、この人がなんとも頼りないうえ、真相を小出しにしていくもんだからなおさらじれったいし、イラッとする。そんな手法も含めてお見事。 ところで、この映画に出てくる名言。妻と別れてドイツからイランに帰郷した男が、離婚の理由をエリーに問われ、返答する。Besser ein Ende mit Schrecken als ein Schrecken ohne Ende。辛い状況には思い切って終止符を打つほうがまし、ということなんだろうけど、これをエリーがどう解釈したか。 あと、気になったのは最後に流れる音楽https://www.youtube.com/watch?v=6vK6cKnCKxU