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June 26, 2005

禁酒法時代（１９２０～１９３４）

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テーマ：節酒、禁酒できた人いますか？(143)

カテゴリ：美酒/美食

かつてアメリカに禁酒法という法律があったことは、よく知られている。
シカゴでは暗黒街の帝王アル・カポネ率いるギャング達が密造酒を売りさばいて、
荒稼ぎをしていた時代の話しだ。
この法律は１９２０年～から約１４年間、アメリカ全土で施行されていた。
ところが、この法律,<禁酒>とは名ばかりで、条文に（酒を飲んではいけない）
とは記されていなかったのだ。
では、いったい何を禁じていたのかというと、<製造>、<販売>、<輸送>の３つである。つまり禁酒法といっても酒の飲酒はＯＫという、まことにおかしな法律だったのである。
そうはいっても、一応規制はあった。たとえば、何かの理由でアルコールを所有する場合である。これは許可が必要だったが、個人が自宅にアルコールを置くのは違法ではなかった。また、そのアルコールを所有者と同居している家族や来客と飲むことも、許されていたのである。

これでは,<酒を飲むな!>というほうが無理というもの。当然、ザル法化し、アメリカのアルコール消費量は、禁酒法以前より禁酒法時代のほうが伸びていたというデータもあるくらいだ。

そんな時代に人気のあったバーボンの元祖オールドマンウィンター。