リヒャルト・ヴィルヘルムのドイツ語訳を、ケイリー・ベインズ夫人が英語に重訳した『易経-変化の書(“I Ching: Or, Book of Changes”)』と、鈴木大拙の『禅と日本文化(“Zen and Japanese Culture”)』です。
英語版の『易経』は、ユングが序文をよせておりまして、シンクロニシティー(日本語では同時性・共時性)の概念を詳しく述べたものとしても貴重な書物です。また、前掲の『禅と日本文化』ではないものの鈴木大拙の『禅仏教入門(An Introduction to Zen Buddhism)』において、同じく、ユングは序文を寄稿しています。