『黄金の華の秘密』の翻訳者のリヒャルト・ヴィルヘルム(Richard Wilhelm 1873~1930)という人は、1899年から、「統合福音派海外伝道教会」という組織から当時ドイツの租借地になっていた青島(チンタオ)に派遣された宣教師です。三国干渉、義和団事件、日露戦争、辛亥革命、第一次世界大戦(日本による青島占領)等々、激動の時代の中国で精力的に翻訳活動を行いまして、ドイツのディーデリヒス社という出版社から、1910年の『論語』を皮切りに『中庸』『老子』『荘子』『列子』『易経』『書経』『孟子』『墨子』『韓非子』『呂子春秋』『孔子家語』等々の書物が刊行されています。