
王朝最初の都
「なんかキュロスに心奪われちゃった」--。
ペルセポリスから車で1時間。
アケメネス王朝の創始者、キュロス大王が眠るパサルガダエを見終わった女子大生の言葉に、男ながら深く共感してしまいました。
キュロスは、支配下の民族に慈悲深い政策をとり、旧約聖書で救世主(メシア)と呼ばれました。
後にアレクサンダー大王が墓と莫大な財宝を発見した際、キュロスが残した言葉に目が止まりました。
「財宝は好きにすればいい。その代わり土や水は汚さないでほしい」
自然を慈しむ言葉に感銘を受け、アレクサンダーは財宝に手を付けず、都を去ったといわれています。
質素でも威厳のある墓は、キュロスの人柄を表しているようでした。
補修工事で足場が組まれているのは残念でしたが・・・。
PR
Calendar