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何故、犯人を捕らえる事ができなかったのか…。何が真実を見えなくし、遠ざけているのか…。<ストーリー>1969年7月4日、カリフォルニアでドライブ中の若いカップルが銃撃され女性は絶命した、と警察に通報が入る。そしてその通報者は最後に“犯人は俺だ”と言い残していた。それから約1ヶ月後、サンフランシスコ・クロニクル紙に一通の手紙が届き、7月の事件を含め2件の殺害を実行したとする声明文が書き記されていた。それは、のちに自らを“ゾディアック”と名乗る者からの最初の手紙だった。さらに、そこには謎の暗号文も添えられ、それを新聞の一面に載せなければ大量殺人を決行する、と脅迫してきたのだった。以来、同紙の記者エイブリーと風刺漫画家グレイスミスは、この一件と暗号解読に並々ならぬ執着をみせ没頭していく。一方、サンフランシスコ市警の刑事トースキーとアームストロングも取り憑かれたようにゾディアックを追いかけるが・・・。海外公式サイト:http://www.zodiacmovie.com/ 日本公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/zodiac/ <STAFF>監督・・・・・デヴィッド・フィンチャー製作・・・・・マイク・メダヴォイ、アーノルド・W・メッサー、ブラッドリー・J・フィッシャー 他製作総指揮・・ルイス・フィリップス原作・・・・・ロバート・グレイスミス脚本・・・・・ジェームズ・ヴァンダービルト撮影・・・・・ハリス・サヴィデス<CAST>ロバート・グレイスミス・・・ジェイク・ギレンホール デイブ・トースキー刑事・・・マーク・ラファロ ポール・エイブリー・・・・・ロバート・ダウニー・Jr ウィリアム・アームストロング刑事・・アンソニー・エドワーズ未解決の事件だけあって、スッキリしない終わり方ですが、この映画の場合はそれだけのめり込んだという事ではないでしょうか。刑事、記者、そして風刺作家。それぞれが違う目線から事件を見つめ、犯人を追いかける。彼らが手に入れた事件の様々な記録を観客に見せる事で、新たな目線から事件解決への糸口を探すスタイルなのではないかと思います。この事件(映画)を本当の意味で終わらせるのは、この映画を見た私かも知れないし、あなたかも知れないですね。だけど、あの暗号文を解読するのは、はっきり言って私には無理ですわ。
2007.08.03
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無茶苦茶だけど、デッドマンズ・チェストでのモヤモヤ感がようやく解消されました♪それにしても恐るべしジャック・スパロウですね。<ストーリー>デイヴィ・ジョーンズの心臓を手中に収め強大な支配力を得た東インド会社のベケット卿は、世界制覇を目論み次々と海賊たちを撃破、ついに海賊の時代は終焉を迎えようとしていた。そこで海賊たちは、最後の望みである“伝説の海賊”9人を招集し、世界中の海賊たちによる全面対決に挑むことに。しかし、その9人のうちのひとりが生死不明のジャック・スパロウだと判明。やがて、ウィルやエリザベスたちは、溺死した船乗りが囚われているという“デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー”にジャックがいると確信し、救出に向かうのだが・・・。日本公式サイト: http://www.disney.co.jp/pirates/ <STAFF>監督・・・・・ゴア・ヴァービンスキー 製作・・・・・ジェリー・ブラッカイマー 製作総指揮・・マイク・ステンソン、チャド・オマン、ブルース・ヘンドリックス 他脚本・・・・・テッド・エリオット、テリー・ロッシオ<CAST>ジャック・スパロウ・・・ジョニー・デップ ウィル・ターナー・・・・オーランド・ブルーム エリザベス・スワン・・・キーラ・ナイトレイ バルボッサ・・・・・・・ジェフリー・ラッシュ スワン総督・・・・・・・ジョナサン・プライス デイヴィ・ジョーンズ・・ビル・ナイ サオ・フェン・・・・・・チョウ・ユンファ ビル・ターナー・・・・・ステラン・スカルスガルド 観た時間帯が遅かったんですが、眠気よりも次々と明らかになる謎にワクワクして眠気なんて吹っ飛んじゃいました。いや~今回一番の被害者はデイヴィ・ジョーンズだったのが、笑えちゃいました(^^)結局この人もジャックに人生狂わされたんだね…。(同情)デッドマンズ・チェストではディズニー??と思えるところがありましたが、今回はディズニーだなぁと思えるシーンが多々ありました。チョウ・ユンファも相変わらず堂々としていて、いい味出してました。堂々とした勘違いも最高です。出来る事なら、今作でウィルとエリザベスとの冒険は終わりにして、次回シリーズから新たなパートナーを!とも思うのだけど…難しいかなぁ??この作品を見終わって思った事は、ジャック・スパロウが海賊である限り、パイレーツ・オブ・カリビアンはいくらでも作れるという事。巻き込まれた人には同情してしまうが、今回の作品のヒットもあって、予定通りパート6までは制作決定でしょうね。
2007.08.03
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誰が犯人で、誰が人質なのか…そして、自分は何者なのか。徐々によみがえる記憶とともに明らかになる真実。最後のオチも意味深い。<ストーリー>閉ざされた廃棄工場の中で意識を取り戻した5人の男たち。彼らは全員記憶を失っていた。やがて、わずかな手がかりから彼らのうちの2人が誘拐された人質で、残る3人が誘拐犯であることが明らかとなる。しかし依然として誰が人質で誰が誘拐犯かはわからないまま。誰もが混乱する中、突如鳴り響く電話のベル。それは誘拐犯のボスからで、日没までにはここへやって来るというものだった。5人は互いに疑心暗鬼を抱えたまま、協力して脱出を試みる。そんな中、徐々に甦る曖昧で断片的な記憶が、彼らの混乱に拍車を掛けていく・・・。日本公式サイト:http://www.movie-eye.com/unknown/ <STAFF>監督・・・・・サイモン・ブランド製作・・・・・ダービー・パーカー、リック・ラッシュブルックジョン・S・シュワルツ 他製作総指揮・・ランドルフ・デ・ラーノ、タマラ・デ・ラーノ、フレデリック・レヴィ 他脚本・・・・・マシュー・ウェイニー<CAST>ジェームズ・カヴィーゼル グレッグ・キニア ブリジット・モイナハン ジョー・パントリアーノ バリー・ペッパー ジェレミー・シスト ピーター・ストーメア彼らが一時的に記憶をなくすきっかけとなった謎のガスには、少々引っかかる部分はありますが、すごく面白い設定の映画だと思います。それまでの記憶で形成された自分と、一時的に記憶が消えたことで現れた、まっさらな本来の自分。徐々に記憶が戻り始める中で感じる自分への違和感。スリルやドキドキ感はそんなに感じなかったけど、最後まで飽きずに観れました♪特に最後をどう捉えるかで、この作品の評価が微妙に変わると思いますね。私はレンタルで借りて観たのですが、予告が全部ホラーだったので、知らないで借りた人はこの作品もホラーかと思いますよ!もうちょっと考えて欲しいなぁ…。
2007.08.03
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大切な人が傷つく姿を見たくなくて、自分が我慢することって多いかもしれません。だけど結局、それは偽りでしかないんですよね…。<ストーリー>1973年、マサチューセッツ州ケープ・アン。ジョー・ナストは婚約者のダイアナと結婚し、彼女の父ベン・フロスの不動産業を手伝いながら彼女の家族と新しい生活を始めるはずだった。ところが彼女は結婚式の直前、街で起きた発砲事件の巻き添えで亡くなってしまう。彼女の両親とジョーは突然襲ってきた悲劇から身を守るかのように葬式の後も一緒に暮らしていた。ベンはさっそくジョーを連れ仕事に精を出す。妻ジョージョーもまた、彼女のやり方で悲しみを乗り切ろうとしていた。そんな2人に対しある秘密を抱えていたジョーは、結婚式の招待状を回収するため訪れた郵便局で一人の女性バーティーと運命的な出会いをする。<STAFF>監督・・・・・ブラッド・シルバーリング 製作・・・・・マーク・ジョンソン、ブラッド・シルバーリング製作総指揮・・アショク・アムリトラジ、デヴィッド・ホバーマン、スーザン・サランドン 他脚本・・・・・ブラッド・シルバーリング<CAST>ジョー・ナスト・・・ジェイク・ギレンホール ベン・フロス・・・・ダスティン・ホフマン ジョージョー・フロス・・・スーザン・サランドン バーティー・ノックス・・・エレン・ポンピオ モナ・キャンプ・・・ホリー・ハンター コレといった大きな山場は無く、ゆっくり、淡々と物語は進んでいく。なかなか進展しない関係に少々ヤキモキさせられたりしますが、それが意外にも、観るものに何とも言えないぎこちなさと、妙なリアル感を与えているのように感じます。スーザンやダスティン、ジェイクと、静かながらも存在感ある演技で惹き込まれます。元婚約者の両親にも、思いを寄せる彼女のように、想い一つでぶつかっていって欲しかったようにも感じますが…まぁ色々と振り回されたから、最後は感動というより、清々しい安堵感がありました。ジェイクが今より丸くて、すぐには気がつかなかったよ…。ヒエ~!!
2007.07.11
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懐かしさを感じさせるセピア。幻想的なブルー。1コマ1コマがまるで絵画のような美しさがある。物語というよりも映像にやられた~!<ストーリー>紀元前480年、それまで千もの国々を征服してきた大帝国ペルシアはスパルタを次なる標的に定め、ペルシア大王クセルクセスに服従の証を立てるよう迫ってきた。これに対し、戦士の国スパルタの王レオニダスはその要求を一蹴、100万の軍勢を持つペルシアと戦うことを決意する。そして、レオニダスのもとには強靱な300人の精鋭が集結するのだった。さらにアルカディア軍などの援軍も得たレオニダスは、海岸線に連なる狭い山道のホット・ゲートに敵を誘い込む作戦を掲げ、300人の勇士と共に立ちはだかる。やがて、ペルシアの大軍が現われ、熾烈極まる死闘が始まった。圧倒的に不利と思われたスパルタ軍は怒濤の攻撃で敵軍を粉砕し、緒戦となる一日目は勝利を収めるのだが・・・。海外公式サイト:http://300themovie.warnerbros.com/ 日本公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/300/ <STAFF>監督・・・・・・ザック・スナイダー 製作・・・・・・ジャンニ・ヌナリ、マーク・キャントン、バーニー・ゴールドマン 他製作総指揮・・・フランク・ミラー、デボラ・スナイダー、クレイグ・J・フローレス 他原作・・・・・・フランク・ミラー、リン・ヴァーリー<CAST>レオニダス・・・ジェラルド・バトラー 王妃ゴルゴ・・・レナ・ヘディ ディリオス・・・デヴィッド・ウェンハム セロン・・・・・ドミニク・ウェスト ステリオス・・・ミヒャエル・ファスベンダー 隊長・・・・・・ヴィンセント・リーガン アスティノス・・トム・ウィズダム クセルクセス・・ロドリゴ・サントロ 歴史上の出来事と言っても、原作が漫画という事もあって、その世界観を大事にしたんだと思うんですが、作り込み過ぎて説得力(真実味)はなかったように感じます。殺戮のシーンを魅せる映画は多々ありますが、この映画はめちゃくちゃカッコイイです(^^)脚や腕が飛ぼうが、首が切られようが、グロテスクさを感じるどころか、その無駄のない動きにため息が出てしまいました。この独特の世界観は、ちょっと癖になりそうです。こんな力強くて男臭いジェラルド・バトラーもアリですね♪
2007.07.04
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たしかに面白い設定でもあるし、悲しい話でもある。だけど私は主人公の行動の意味が理解出来ても許す事が出来ない…。それだけに後味が悪い作品でした。<ストーリー>18世紀のパリ。悪臭立ちこめる魚市場で一人の赤ん坊が産み落とされる。危うく捨てられかけた赤ん坊は、間一髪で拾われ、グルヌイユと名付けられて育児所に引き取られる。グルヌイユは友だちもいない孤独な子どもだったが、何キロも先の匂いを嗅ぎ分ける超人的な嗅覚の持ち主だった。やがて青年となったグルヌイユは、ある時運命の香りと出会った。それは赤毛の少女の体から匂い立っていた。しかし彼は、怯えて悲鳴を上げようとした少女の口をふさぎ、誤って殺してしまう。以来、彼は少女の香りを再現することに執着し、香水調合師バルディーニに弟子入り迫る・・・。海外公式サイト:http://www.parfum.film.de/ 日本公式サイト:http://perfume.gyao.jp/<STAFF>監督・・・・・トム・ティクヴァ 製作・・・・・ベルント・アイヒンガー 製作総指揮・・フリオ・フェルナンデス、アンディ・グロッシュ、サミュエル・ハディダ 他原作・・・・・パトリック・ジュースキント音楽・・・・・トム・ティクヴァ、ジョニー・クリメック 、ラインホルト・ハイル 演奏・・・・・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮・・・・・サイモン・ラトル<CAST>グルヌイユ・・・ベン・ウィショー バルディーニ・・ダスティン・ホフマン リシ・・・・・・アラン・リックマン ローラ・・・・・レイチェル・ハード=ウッド 愛情を知らない上、超人的な嗅覚を持っていたために、彼の中に沸き上がった感情が間違った方向へと進んでいくのはある意味仕方がなかったのかもしれませんが、彼は悪い事をしているという自覚が十分にあったように思えます。とても良く作り込まれているだけに、フィクション的な要素(現実でもあり得ないだろうと思えるシーン)の存在が納得いかなかったなぁ。超人的な嗅覚にも程があると思うし…嗅覚に優れていると言われる犬や豚よりも凄いんでない?
2007.07.04
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タイトルや予告を観て想像していたよりも、とても重く悲しい現実の話でした。<ストーリー>激しい内戦が続く90年代のアフリカ、シエラレオネ。愛する家族とつましくも満ち足りた生活を送る漁師ソロモン。しかしある日、反政府軍RUFが襲撃、ソロモンは家族と引き離され、ダイヤモンド採掘場で強制労働を強いられる。そんな中、彼は大粒のピンク・ダイヤを発見、その直後に起きた政府軍による来襲の混乱に紛れてダイヤを秘密の場所に隠すのだった。一方、ダイヤの密輸に手を染める元傭兵ダニーはある時、密輸に失敗し投獄される羽目に。すると、その刑務所にはソロモンも収容されていた。そして、彼が巨大ピンク・ダイヤを見つけ隠していることを耳にしたダニーは釈放後、ソロモンも出所させ、家族捜しに協力する代わりにダイヤの隠し場所を明かすよう迫る。また、アメリカ人女性ジャーナリスト、マディーに対しても、彼女が追っている武装組織の資金源“ブラッド・ダイヤモンド”の実態に関する情報をエサに、自分たちへの協力を取り付ける。こうして3人は、それぞれの思惑を胸に、ピンク・ダイヤを目指す危険な道へと進んで行く…。海外公式サイト:http://blooddiamondmovie.warnerbros.com/ 日本公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/blooddiamond/ <STAFF>監督・・・・・エドワード・ズウィック 製作・・・・・ジリアン・ゴーフィル、マーシャル・ハースコヴィッツ、グレアム・キング 他製作総指揮・・レン・アマト、ベンジャミン・ウェイスブレン、ケヴィン・デラノイ原案・・・・・チャールズ・リーヴィット、C・ギャビー・ミッチェル脚本・・・・・チャールズ・リーヴィット<CAST>アーチャー・・レオナルド・ディカプリオ マディー・・・ジェニファー・コネリー ソロモン・・・ジャイモン・フンスー シモンズ・・・マイケル・シーン 大佐・・・・・アーノルド・ヴォスルー いままで、ディカプリオは童顔だから、重い役どころを演じるにはイマイチ厚み?が無いように感じていたのですが、今回のアーチャー役はその童顔が吉と出たように感じました。ジェニファーとも上手くバランスがとれていたと思います。そして、ソロモン役のジャイモン。役どころのせいなのか、「アミスタッド」で初めて見たときから、生命のエネルギーみたいなものを感じさせる役者さんですね。強さを感じます。「ナイロビの蜂」を思い起こさせる内容ですが、インパクトはこちらの方が上ですね。「ナイロビの蜂」が“静”なら「ブラッド・ダイヤモンド」は“動”。ダイヤを巡る裏社会からの目線で描いているので、次から次へと起こる凄まじい展開に、いつしか身を乗り出してしまうほど作品に惹き込まれた。途中映し出される野生の動物。あまりにも残酷であまりにも無意味な殺戮を見せられると、肉食の野生動物よりも人間の方が何倍も恐ろしく感じる。そして一番のショックは子供が銃を持つ姿…。その姿は、子を産んだ事も無い私ですら心が痛かった。アフリカの影の部分は、先進国が光であり続ける限り無くす事はできなんでしょうか…。ここのところ、アフリカを舞台にした作品が数多く公開されていますが、そのほとんどが多くの血を流した実際にあった話。アフリカの土が赤いのは多くの血を吸ったからという言葉も、本当にそうなんではないかと思えてきました。
2007.05.13
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「恋愛適齢期」を観て、ナンシー・メイヤーズの大ファンになりました。演技を超えて本当に恋愛しているんじゃないかって思えるぐらい、自然でリアルな恋人達の姿に、とても好感が持てます。<ストーリー>ロンドンの新聞社に勤めるアイリスは、未だに忘れられずにいた元恋人の婚約発表を目の前で見せられ動揺する。一方、ロサンジェルスで映画の予告編製作会社を経営するアマンダは、相手の浮気が原因で同棲中の恋人とケンカ別れしてしまう。そんな傷心の2人は、インターネットを介して出会い、“ホーム・エクスチェンジ”することに。それは、お互いの家を交換し、相手の家具や車を自由に使えるという休暇の過ごし方。こうして、まったく違う環境で2週間のクリスマス休暇を送ることになったアイリスとアマンダ。やがて、アイリスはアマンダの仕事仲間マイルズと、一方のアマンダはアイリスの兄グラハムとそれぞれ運命の出会いをする…。海外公式サイト:http://www.sonypictures.com/movies/theholiday/ 日本公式サイト:http://www.holiday-movie.jp/<STAFF>監督・・・・・ナンシー・メイヤーズ 製作・・・・・ナンシー・メイヤーズ、ブルース・A・ブロック 製作総指揮・・スザンヌ・ファーウェル 脚本・・・・・ナンシー・メイヤーズ 撮影・・・・・ディーン・カンディ<CAST>アマンダ・・・キャメロン・ディアス アイリス・・・ケイト・ウィンスレット グラハム・・・ジュード・ロウ マイルズ・・・ジャック・ブラック アーサー・・・イーライ・ウォラック 主人公達の恋愛は、背伸びをしている訳でもなく、飾り立てている訳でもないから共感出来る部分がたくさんある。それ故に、主人公達の恋する瞳で幸せいっぱいのキラキラと輝いた笑顔を見せられると、「恋がしたい!」って気持ちになってくる。ハッピーエンドがこんなにも待ち遠しく、こんなにもハッピーだと感じた作品は久し振りです。ジャック・ブラックも魅力的でしたが、以外にもジュード・ロウがとってもキュートな役で、母性本能くすぐられちゃいましたよ(^^)そうそう、パンフレットにロバートの名前が出て来てビックリしちゃいました。マーク・ラファロが売れない俳優時代に働いていたバーで、ロバートにカクテルを作ったことがあると言う話。ロバート好きの私としては、名前が出て来ただけでも嬉しいので、映画共々2度ハッピーになりました(^^)
2007.05.10
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曲はノリノリで聴いていて楽しかったけど、作品としてはイマイチ。エディ・マーフィにしか共感できなかったなぁ~。<ストーリー>1962年、アメリカの自動車産業の中心地、デトロイト。エフィー、ローレル、ディーナの3人は音楽での成功を夢見て“ドリーメッツ”というグループを結成し、新人オーディションへの挑戦を繰り返していた。中古車販売会社のカーティスはそんな彼女たちに大きな可能性を見出し、マネジメントを買って出る。そして、地元で抜群の人気を誇るジェームズ・アーリーのバック・コーラスに抜擢されると、彼らのパワフルなステージはデトロイトのみならず全米中の注目を集め、一躍スター街道を歩み始めるのだったが…。海外公式サイト:http://www.dreamgirls.dreamworks.com/ 日本公式サイト:http://www.dreamgirls-movie.jp/ <STAFF>監督・・・・・・・ビル・コンドン 製作・・・・・・・ローレンス・マーク 製作総指揮・・パトリシア・ウィッチャー 原作・・・・・・・トム・アイン 脚本・・・・・・・ビル・コンドン 撮影・・・・・・・トビアス・シュリッスラー<CAST>カーティス・・ジェイミー・フォックス ディーナ・・・ビヨンセ・ノウルズ ジェームス・・エディ・マーフィ エフィー・・・ジェニファー・ハドソン ローレル・・・アニカ・ノニ・ローズ 最優秀助演女優賞に輝いた新人のジェニファー・ハドソン。彼女は確かに声量はあってパワフルで歌は上手いんだけど、心を揺さぶるものが無かった…。「だからみんな離れていっちゃうんだよ~」って言う風に思わせるために、狙っていたのかと思ったのでけど、再生を遂げた曲を聴いても、やっぱり心に響かなかった。ディーナ演じるビヨンセのカーティスに向けて歌った「Listen」の方が鳥肌が立つ程よかった。人の嫌な部分が見える世界なのかも知れないけど、ほとんどの登場人物が、応援したくなるような好感の持てる人達では無かった。そのせいからか、最後は「良かったね~」ってどこか人ごとで終わってしまった。期待が大き過ぎたのか…それともこの世界を理解出来なかったのか…。どちらにしても私にとって残念な作品でした。
2007.05.08
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画面を左右に分割したデュアル・フレームでの映画を作るために選んだ題材なんだろうなぁって凄く観ていて分かるんだけど、映画じゃなくても良いようなって話でした。<ストーリー>マンハッタンのクラシックなホテル。ウェディング・パーティの会場で10年ぶりに再会した元恋人の2人。平静を装いつつも、交わす会話はどことなくぎこちない。やがて、お互いの心の中の探り合いが始まる。そして、パーティも終わりを迎える頃には、2人の距離は逡巡しながらも確実に近づいていくが…。海外公式サイト:http://www.conversationsthemovie.com/ 日本公式サイト:http://conversations.cinemacafe.net/ <STAFF>監督・・・・・・・ハンス・カノーザ 製作・・・・・・・ラム・バーグマン、ビル・マッカッチェン、ケリー・バーデン 製作総指揮・・クウェシ・コリソン、マーク・R・ハリス、クジェール・ラスムッセン 他脚本・・・・・・・ガブリエル・ゼヴィン 撮影・・・・・・・スティーヴ・イェドリン<CAST>ヘレナ・ボナム=カーター アーロン・エッカート 今も世界のどこかで同じような恋愛話が現在進行形で起きているような、そんなリアルな非日常的?な話。デュアル・フレームは、一瞬の中にあるだろうメッセージを見逃さないようにと、変に力を入れて観てしまいがちで疲れると思う…。今回の題材はそんなに力を入れてみなくてもいい感じだったから良かったけど、デュアル・フレームにした収穫ってものがあんまり感じられなかった。強いて言うなら、昔の恋人同士が抱き合うシーンは良かった。過去の思い出やあのころの気持ちがどんどん甦って来る感じは、リアルタイムで伝わってきて面白かったように思う。ラストは、観ている私も女なので、彼の気持ちも察しつつも、一瞬の気持ちの揺さぶりよりも現実を考えて同じ結果になっただろうなぁって思います。
2007.05.08
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ロードムービーって良いですね。ここのところ人付き合いというものが難しくなって来ている世の中だけど、まだまだ人間も捨てたもんじゃないねっていつも思わせてくれる。<ストーリー>アメリカ・アイオワ州ローレンスに住む73歳のガンコな老人アルヴィン・ストレイト。ある日、彼のもとに、76歳の兄が心臓発作で倒れたという知らせが入る。10年来仲違いをしていた兄に会うため、アルヴィンは周囲の反対を押し切り、たったひとりで時速8kmのトラクターに乗って旅に出ることを決意する・・・。<STAFF>監督・・・・・・デヴィッド・リンチ 製作・・・・・・アラン・サルド、メアリー・スウィーニー、ニール・エデルスタイン 脚本・・・・・・ジョン・ローチ、メアリー・スウィーニー撮影・・・・・・フレディ・フランシス 音楽・・・・・・アンジェロ・バダラメンティ <CAST>アルヴィン・・・リチャード・ファーンズワース ロージー・・・・シシー・スペイセク とにかくトラクターが遅い、遅い。アルヴィンや倒れたお兄さんの歳を考えると、こんなに日数がかかって大丈夫かと心配でハラハラしてしまいましたが、この「のんびり感」というか「ゆったり感」がたまらない♪自分の力で自分のペースで前に進むアルヴィンの姿。決して多くを語らないけれど、たまに発する言葉にはワクワクさせられるし、旅を通じて彼という人物を理解した時には魅了されている。もっと観ていたいと思わせるおじいちゃんだけに、最後の星空の映像から、その後のストーリーを想像してしまう。
2007.02.25
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涙が流れてしまうほどの感動や、心に衝撃を受けるほどのメッセージ性は無いのだけど、春の日だまりのような温かい作品でした。<ストーリー>アリゾナ州に住むフーヴァー一家は、家族それぞれに問題を抱え、崩壊寸前。パパのリチャードは独自の成功論を振りかざして“負け組”を否定し、長男ドウェーンはそんなパパに反抗して沈黙を続ける。9歳の妹オリーヴはとうてい無謀なミスコン優勝を夢見て、ヘロイン常習のグランパは勝手言いたい放題。さらにはそこへゲイで自殺未遂の伯父フランクまで加わる始末。ママ、シェリルの孤軍奮闘も虚しく家族はバラバラ。そんな時、オリーヴに念願の美少女コンテスト出場のチャンスが訪れる。そこで一家は旅費節約のため、オンボロのミニバスに家族全員で乗り込み、はるばる開催地のカリフォルニア目指して出発するのだった。だがその道中、彼らは各々の問題と直面してその現実と向き合う羽目になるなど、散々なドライブに。そして、一家に衝撃的な出来事が起きてしまう…。海外公式サイト:http://www2.foxsearchlight.com/littlemisssunshine/ 日本公式サイト:http://movies.foxjapan.com/lms/ <STAFF>監督・・・・・・ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス 製作・・・・・・アルバート・バーガー、デヴィッド・T・フレンドリー、ピーター・サラフ 他脚本・・・・・・マイケル・アーント撮影・・・・・・ティム・サーステッド<CAST>リチャード・・・グレッグ・キニア シェリル・・・・トニ・コレット フランク・・・・スティーヴ・カレル グランパ・・・・アラン・アーキン ドウェーン・・・ポール・ダノ オリーヴ・・・・アビゲイル・ブレスリン 黄色いオンボロバスの存在が凄く良くて、それまで近くに居てもそれぞれが違う時を過ごしていた家族が、オンボロバスでの思いがけない共同作業によって、同じ時間を共有する。家族の再生への大きな一歩が、そんな何気ない行動だったりするのが、とても自然で好感が持てました。これがラストで見せる家族の笑顔に繋がっているのでしょうね。ここまで変わった家族は滅多に居ないかも知れないけど、家族の抱える悩みって意外と共通しているように感じます。「家族の再生」といった話は良くありますが、洒落た台詞や大袈裟な演出よりも、こういった自然な行動がきっかけというのが、現実っぽくって説得力がありました。コンテスト会場の席で、パパの隣に座っていた強面のおじさん…彼はただのロリコンなのでしょうね…。
2007.02.11
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地位や名声などに翻弄される事無く、最後まで自分の中にある音楽論を信じ、貫き通したベートヴェンの音楽への情熱と誇り。そんな羨ましいほどに一途でシンプルな思いは、説得力があり心打たれました。<ストーリー>1824年のウィーン。“第九”の初演を4日後に控え、未だ合唱パートが完成していないベートーヴェンのもとに、作曲家を志す若き女性アンナがコピスト(写譜師)として送り込まれる。女性のコピストが現われたことに激怒するベートーヴェンだったが、やがて彼女の才能を認め、写譜の仕事を任せるのだった。ベートーヴェンの音楽を深く理解するアンナは苦悩するベートーヴェンを力強くサポートしていく。そして、ついに迎えた“第九”初演の日、難聴のため指揮棒を振ることに怯えていたベートーヴェンだったが、アンナに励まされ指揮台に立つと、彼女の合図を頼りに指揮をやり遂げるのだった・・・。日本公式サイト:http://www.daiku-movie.com/<STAFF>監督・・・・・アニエスカ・ホランド 製作・・・・・クリストファー・ウィルキンソン、スティーヴン・J・リヴェル、シドニー・キンメル 他製作総指揮・・エルンスト・ゴルトシュミット、マリーナ・グラシック、アンドレアス・グロッシュ 脚本・・・・・スティーヴン・J・リヴェル、クリストファー・ウィルキンソン<CAST>ベートーヴェン・・・エド・ハリス アンナ・・・・ダイアン・クルーガー マルティン・・マシュー・グード カール・・・・ジョー・アンダーソン ルディー・・・ビル・スチュワート いや~予想以上に衝撃を受けました。特に第九の合唱は身震いするほど迫力満点!観終わった後こんなにも興奮状態が続いた作品は久しぶりでした♪この作品は、未だに謎に包まれているベートヴェンの晩年に居た3人の写譜師のうちの1人を才能あふれる若い女性と仮定して描かれたフィクションらしいのですが、パンフレットを読むと実際アンナと同じ年に生まれ、ベートヴェンに影響された女性音楽家の存在があったそうで、その人がもしかしたら「アンナ」の可能性がある訳ですからちょっとワクワクしてきますね。ベートヴェンに限らず、実際にあった事や実在の人物を描いた作品を見る時には、余計な知識が邪魔する事があるので難しいですが、素直な気持ちで作品を観ていただけたらと思います(^^)
2007.02.05
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最近、クールで知的な役どころが多かったアンソニー・ホプキンスでしたが、バート・マンローは「彼らしい」って思えるほど嵌まり役でした。〈ストーリー〉ニュージーランドで暮らす63歳のバートの夢は、伝説のバイク“インディアン”でライダーの聖地アメリカのボンヌヴィル塩平原で世界記録に挑戦すること。年金暮しの彼は倹約に励み、隣家の少年の協力も得て廃品を利用してバイクの改良を試みるが、なかなか渡航費まで手が届かない…。日本公式サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/theworldsfastestindian/<STAFF>監督・・・・・ロジャー・ドナルドソン 製作・・・・・ロジャー・ドナルドソン、ゲイリー・ハナム 脚本・・・・・ロジャー・ドナルドソン 撮影・・・・・デヴィッド・グリブル 編集・・・・・ジョン・ギルバート 音楽・・・・・J・ピーター・ロビンソン<CAST>バート・・・・アンソニー・ホプキンス ジム・・・・・クリス・ローフォードフラン・・・・アニー・ホイットルトム・・・・・アーロン・マーフィいや~。ハラハラしたけど楽しかった!ストーリーもテンポ良く、人柄というのもあってか、次から次へと上手いぐらいに進んでいくんですよ。こういった作品にはありがちではあるかもしれませんが、観ていて気持ちがいいです。バートの破天荒な行動や行く先々で出会う人達も、長い旅を楽しませてくれました。そして何より、バートの人生哲学が良い!オカシなものもあるけど、胸が熱くなるというか心打たれます。歳をとっても変わらずに情熱を傾けられるものがあるって良いなぁ~。※1月末日までイクスピアリにて「インディアン」を展示しているそうです。 くわしくは公式サイトのNEWSをみてね。
2007.01.24
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ゲイがどうしても話題になるけど、複雑だからこその様々な想いがあって、軽視出来ない作品でした。心に染みわたる感じで、いつまでもじんわりと残ります。<ストーリー>1963年、ワイオミング。ブロークバック・マウンテンの農牧場に季節労働者として雇われ、運命の出逢いを果たした2人の青年、イニスとジャック。彼らは山でキャンプをしながら羊の放牧の管理を任される。寡黙なイニスと天衣無縫なジャック。対照的な2人は大自然の中で一緒の時間を過ごすうちに深い友情を築いていく。そしていつしか2人の感情は、彼ら自身気づかぬうちに、友情を超えたものへと変わっていくのだったが・・・。海外公式サイト: http://www.brokebackmountain.com/ 日本公式サイト: http://www.wisepolicy.com/brokebackmountain/ <STAFF>監督・・・・・アン・リー 製作・・・・・ダイアナ・オサナ、ジェームズ・シェイマス 製作総指揮・・ラリー・マクマートリー、ウィリアム・ポーラッド、マイケル・コスティガン 他原作・・・・・アニー・プルー 脚本・・・・・ラリー・マクマートリー、ダイアナ・オサナ 撮影・・・・・ロドリゴ・プリエト<CAST>イニス・・・・ヒース・レジャー ジャク・・・・ジェイク・ギレンホール アルマ・・・・ミシェル・ウィリアムズ ラリーン・・・アン・ハサウェイ 原色に近いくらいの空と緑。ブロークバックマウンテンの美しく雄大な自然を観ていると、普通をしている(装っている)事が馬鹿げているように思える。イニスとジャックがこれほどまでに惹かれ合い、あの時を大切に思っているのは、きっと色んな柵から解き放たれて、本来の自分の姿で向き合い、惹かれていったからじゃないかな。だから2人の恋愛に純粋さを感じるんだと思う。山を下りて、それまで通り普通に戻っても、どこかで違和感を抱いていたと思う。再会のシーンは、画面から溢れ出るくらいの強い思いが伝わってきて、思わず魅入ってしまいました…(^^)
2007.01.21
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後味が悪い作品。でもこういった事って、あり得ない話ではないから怖い…。<ストーリー>マノロはマイアミに拠点を置くラテン系アメリカ人向けタブロイド番組の人気TVレポーター。彼と番組プロデューサーのマリサは、子どもばかりを狙う連続殺人鬼“モンスター”を取材するため、エクアドルへとやって来た。そして被害者の子どもの葬儀を取材中に彼らは偶然、急に飛び出した少年が車にひかれる現場に居合わせる。運転していたのは真面目な聖書販売員のビニシオ。彼は興奮した群衆に取り囲まれ集団リンチに遭い、やがて逮捕収監されてしまう。翌日、留置場を訪れたマノロに、ビニシオは番組の力で冤罪を晴らして欲しいと懇願、その見返りに“モンスター”に関する極秘の情報を提供する、と申し出るのだった・・・。日本公式サイト:http://www.tabloid-movie.jp/<STAFF>監督・・・・・・セバスチャン・コルデロ 製作・・・・・・アルフォンソ・キュアロン、イサベル・ダバロス、ベルサ・ナヴァロ 他 製作総指揮・・・フリーダ・トレスブランコ 脚本・・・・・・セバスチャン・コルデロ 撮影・・・・・・エンリケ・シャディアック 音楽・・・・・・アントニオ・ピント<CAST>マノロ・・・・・ジョン・レグイザモ マリサ・・・・・レオノール・ワトリング ビニシオ・・・・ダミアン・アルカザール イバン・・・・・ホセ・マリア・ヤスピク ロハス警部・・・カミロ・ルスリアーガ 人間の内にある凶暴性だったり、弱さだったり、欲だったり…そんな負の部分が実にリアルな映像とともに描かれていて怖くなります。DVDの特典映像に別バージョンのエンディングがあるのですが、それもまた後味悪い。きっと、つまらない欲により行動した時点で、後味の悪い結果になる事は決まっていたのかもしれませんね…。
2007.01.20
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明日を約束されていない暮らし…決して普通とは言えないけど、本来あるべき家族の姿がココにはあると思う。<ストーリー>60年代の反戦運動でテロリストとしてFBIに指名手配された両親と共に、名前や髪の色を変え各地を転々と逃亡生活を送る少年ダニー。彼がニュージャージーにやって来た時、その地で音楽教師をするフィリップスに才能を認められ、またその娘ローナと恋に落ちる。そんな折、両親を訪ねてきたかつての同志が銀行強盗で逮捕される・・・。<STAFF>監督・・・・・・シドニー・ルメット 製作・・・・・・エイミー・ロビンソン、グリフィン・ダン 原作・・・・・・ナオミ・フォナー 脚本・・・・・・ナオミ・フォナー <CAST> ダニー・・・・・リバー・フェニックス アニー・・・・・クリスティーン・ラーチ ローナ・・・・・マーサ・プリンプトン 子を思う親の気持ち。親を慕う子の気持ち。それぞれの思いが丁寧に描かれている良作だと思います。役者の演技も自然で、感情移入もしやすいため、心に残るシーンがたくさんあります。特にラストのシーンは、家族の愛が、切ない別れの中にも素敵な未来を予感させる良いものでした。何度観ても犬を車から降ろすシーンは、悲しい…。
2007.01.16
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戦争の非情さと、クリスマスという日が如何に神聖で、特別な日かが伺える作品。<ストーリー>1914年、第一次大戦下のフランス北部デルソー。わずか数十メートルを隔てて築かれた2つの塹壕。一方には優勢に進めるドイツ軍。もう一方にはスコットランド軍の援軍を得てねばり強く戦うフランス軍。激しい戦闘が続き、両軍とも譲らぬままやがてクリスマスを迎えようとしていた。そしてクリスマスの日、ドイツ軍の塹壕にはたくさんのクリスマス・ツリーが飾られた。その日、花形テノール歌手のニコラウスは、皇太子の前で歌を披露することになり、本国からやって来たソプラノ歌手の妻と久々の再会を果たす。御前コンサートを終え塹壕に戻ってきたニコラウスは、ツリーを手にノーマンズ・ランドへ歩み出ると、素晴らしいテノールを響かせた。すると、スコットランド軍はバグパイプの伴奏で応じた。いつしか最前線には、3ヵ国の兵士たちによる“聖しこの夜”の合唱がこだました・・・。海外公式サイト: http://www.joyeuxnoel-lefilm.com/(仏語)<STAFF>監督・・・・・・クリスチャン・カリオン 製作・・・・・・クリストフ・ロシニョン 脚本・・・・・・クリスチャン・カリオン 撮影・・・・・・ウォルター・ヴァン・デン・エンデ編集・・・・・・アンドレア・セドラツコヴァ 音楽・・・・・・フィリップ・ロンビ<CAST>アナ・・・・・・ダイアン・クルーガー ニコラウス・・・ベンノ・フユルマン オードベール中尉・・ギョーム・カネ パーマー司祭・・ゲイリー・ルイス ポンシェル・・・ダニー・ブーン ホルストマイヤー中尉・・ダニエル・ブリュール 実話を基に作った作品らしいのですが、実際にダイアン・クルーガー演じる女性は、存在していたのかなぁ?凄い違和感を覚えるんですが…本当のところどうなんでしょう。この夫婦を抜きに作品を考えると、とても良い作品に感じるのになぁ。勿体無い。歌に誘われてという切っ掛けはあったものの、各国の指揮官がみんな素敵な人で、この人達が指揮官として同じ戦場に居たからこそ起きた出来事なんでは無いかと思うと、クリスマスという事もあって運命的なものを感じますね。敵同士だった兵士達が、人と人として向き合い、互いを知り交流を深めていく姿は、ホッとして笑みさえこぼれる。
2007.01.14
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冬の陽射しのように暖かくほのぼのした物語。それだけに最後は寂しさと悲しさで涙しちゃいました。<ストーリー>1950年代初頭。急速に近代化が進んだキッチンでは、使う人の行動パターンを知るため様々な調査が行われていた。スウェーデンの“家庭研究所”では独身男性を対象にした台所調査を実施することになり、多くの調査員が調査対象者宅へと派遣された。“馬”がもらえるからと調査に応募したノルウェーに住む初老の男性イザックの家にも、中年の調査員フォルケがやって来た。しかし、イザックが手にしたのは赤い馬の人形。やがて、フォルケは台所に奇妙な監視台を設置すると、イザックの観察を開始する。調査対象と一切交流してはならないという規則を律儀に守り通すフォルケに、イザックは不信感と敵対心を募らせるのだったが・・・。<STAFF>監督・・・・・・ベント・ハーメル 製作・・・・・・ベント・ハーメル、ヨルゲン・ベリマルク 脚本・・・・・・ベント・ハーメル、ヨルゲン・ベリマルク 撮影・・・・・・フィリップ・オガールド 音楽・・・・・・ハンス・マティーセン<CAST>イザック・・・・ヨアキム・カルメイヤー フォルケ・・・・トーマス・ノールシュトローム グラント・・・・ビョルン・フロベリー イザックとフォルケの間にあった壁が静かに溶けて、心を通わせていく過程はクスッと笑えるほどに観ていて可愛い。特にイザックは、とても楽しそうに笑い、愛おしそうに椅子で眠る姿にキュンとさせられました。こんなにも人の温もりが優しくて、切ないものだったなんて…。そんな色んな想いがじわ~っと心に染込むように伝わってくる。馬の存在も悲しかったけど良かったなぁ。
2007.01.08
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何年経っても色褪せない、とっても魅力的なキャラクターが織りなすダークファンタジー。<ストーリー>ハロウィン・タウンで、来る日も来る日もハロウィンの準備をしているガイコツ頭のジャック・スケリントン。そんな日々に疲れも感じていたジャックが偶然迷い込んだ別の町。そこは毎日が喜びと楽しさに満ち溢れたクリスマス・タウンだった。クリスマスに魅せられたジャックは早速ハロウィン・タウンでもクリスマスを再現しようとするのだが・・・。日本公式サイト(デジタル・リマスター版)http://www.movies.co.jp/nightmare/ <STAFF>監督・・・・・ヘンリー・セリック 製作・・・・・ティム・バートン、デニーズ・ディ・ノヴィ 原案・・・・・ティム・バートン 脚本・・・・・キャロライン・トンプソン 撮影・・・・・ピート・コザチク 音楽・・・・・ダニー・エルフマン<CAST>ジャック・・・クリス・サランドン サリー・・・・キャサリン・オハラ 凄く素晴らしくて、文句のつけようが無いくらい!みんなどこか不気味なのだけど、とっても愛らしいキャラクターと、素晴らしい音楽。そして、子供のように無邪気にワクワクしてしまうような世界観は、たぶんこれからもず~っと虜になっていると思う。自分の変わりなんて誰にも出来ないし、誰かの変わりにもなれない。そんな当たり前のメッセージが、とっても嬉しかったりするんだよなぁ。
2006.12.23
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この素敵な歌声と、「エンジェル」の存在は、ミュージカルが苦手な人でも観てみる価値があると思います。<ストーリー>1989年のクリスマス・イブの夜。イースト・ヴィレッジにある古いアパート。家賃を滞納し電気も暖房も止められた一室に暮らすルームメイトのロジャーとマーク。ミュージシャンのロジャーは恋人がエイズを苦に自殺して以来すっかり引きこもり状態。秘かに階下に住むヤク中のダンサー、ミミに心惹かれる。一方、映像作家志望のマークはカメラを持ち歩きあらゆるものを記録する。マークの元彼女モーリーンは地域の再開発反対をパフォーマンスで訴える。彼女の現在の恋人は女性のジョアンナ。ロジャーたちの親友トム・コリンズはひょんなことからドラッグ・クイーンのエンジェルと恋に落ちる。そんな彼らのかつての仲間で、家主の娘と結婚して以来すっかり変わってしまったベニーは、一帯の再開発を目論み住人の追い出しを図る・・・。海外公式サイト: http://www.sonypictures.com/movies/rent/ 日本公式サイト: http://www.movies.co.jp/rent/ <STAFF>監督・・・・・・クリス・コロンバス 製作・・・・・・ジェーン・ローゼンタール、ロバート・デ・ニーロ、クリス・コロンバス 他製作総指揮・・・ケヴィン・マックコラム、ラタ・ライアン 原作・・・・・・ジョナサン・ラーソン(ミュージカル版)脚本・・・・・・スティーヴン・チョボスキー<CAST>ミミ・・・・・・ロザリオ・ドーソン ベニー・・・・・テイ・ディグス コリンズ・・・・ジェシー・L・マーティン モーリーン・・・イディナ・メンゼル ロジャー・・・・アダム・パスカル マーク・・・・・アンソニー・ラップ エンジェル・・・ウィルソン・ジェレマイン・ヘレディア 物語は、同性愛・エイズ・貧困・死などテーマが重たいのですが、歌の曲調も激しく、明るく楽しいものが多くて主人公達が“今という時間を前向きに生きている”のがストレートに伝わってきてとても良かったです。特に『エンジェル』というドラッグクイーンのエイズ感染者の存在が大きく、その優しさや愛に心奪われました。彼女(彼)のとても魅力的な最後の表情は、今でも脳裏に焼き付いてます。音響設備の良い会場で観てしまったので、テレビのスピーカーだとちょっと物足りない…。
2006.12.22
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人間なんてひとりも出て来ないのに、出てくるクルマたちが凄く人間臭い。展開も想像がつくのだけども、クルマ達の織りなすヒューマン・ドラマならぬカー・ドラマに、心奪われちゃいました。<ストーリー>ピストン・カップの若き天才レーサー、ライトニング・マックイーン。自己中心的な性格が玉にキズの彼は、レース会場への移動中にふとした事故から小さな田舎町“ラジエーター・スプリングス”に迷い込んでしまう。いまや地図からも消えてしまったその町には、オンボロ・レッカー車のメーターをはじめ、見るからに風変わりな住民たちばかり。思いがけずこの町に足止めをくらってしまい、早くレース会場に戻らねばと焦るマックイーン。しかし、のんびりとした時間が流れるこの町で、奇妙なクルマたちと一緒に過ごすうち、マックイーンの心にも少しずつ変化が見え始める・・・。海外公式サイト:http://www.disney.go.com/disneypictures/cars/ 日本公式サイト:http://www.disney.co.jp/movies/cars/ <STAFF>監督・・・・・・ジョン・ラセター 製作・・・・・・ダーラ・K・アンダーソン 脚本・・・・・・ジョン・ラセター、ドン・レイク 音楽・・・・・・ランディ・ニューマン<CAST>(日本語吹替版)マックィーン・・オーウェン・ウィルソン(土田大) ドック・・・・・ポール・ニューマン(浦山迅)サリー・・・・・ボニー・ハント(戸田恵子)メーター・・・・ラリー・ザ・ケイブル・ガイ(山口智充)面白かったって言葉や、感動したって言葉だけでは言い表せないくらい、凄く良い作品でした。キャラクターの魅力はトイ・ストーリーが一番だけど、ストーリーではピクサー作品の中で一番と言っても良いくらい。ドライブの楽しさ、その道の意味。今回、改めて教えてもらった気がします。何とも言えない余韻が続くので、観終わった後、ドライブに行きたくなってしまいたくなること間違いなしです。もちろん、音楽はカーズのサントラがおすすめです♪
2006.12.21
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雌のドラゴンサフィラとエラゴンの、姿形は違えど女と男だからこその絆が何だかとっても新鮮で惹き付けられます。<ストーリー>かつてはエルフやドワーフが人間と共存する平和な土地だったが、今では邪悪なガルバトリックス王が支配する遥か彼方の帝国アラゲイシア。農場に暮らす少年エラゴンは、ある日、森の中で光を放つ青い石を見つける。その石は、世界の命運を握るドラゴンの卵だった・・・。海外公式サイト: http://www.eragonmovie.com/ 日本公式サイト: http://movies.foxjapan.com/eragon/<STAFF>監督・・・・・・シュテフェン・ファンマイアー 製作・・・・・・ジョン・デイヴィス、ウィック・ゴッドフレイ 製作総指揮・・・クリス・シムズ 原作・・・・・・クリストファー・パオリーニ『エラゴン/遺志を継ぐ者~ドラゴンライダー1』(ソニーマガジンズ刊)脚本・・・・・・ローレンス・M・コナー、マーク・ローゼンタール、ジェシー・ウィグト撮影・・・・・・ヒュー・ジョンソン<CAST>エラゴン・・・・エド・スペリーアス ブロム・・・・・ジェレミー・アイアンズ アーリア・・・・シエンナ・ギロリー ダーザ・・・・・ロバート・カーライル アジハド・・・・ジャイモン・フンスー ガルバトリックス王・・ジョン・マルコヴィッチ いや~とってもシンプルな内容が予想以上に楽しめました。物語の始まり方や次から次へと起こる試練は、ロールプレイングゲームに近い感じで何だか懐かしい。なかでも戦闘シーンは、スピード感があって迫力満点の大満足です!展開の早さは、観ている時はあんまり気になりませんでしたが、悪役があんまり魅力的な怖さを感じさせないのは気になりました。迫力が無いと言うか…そこまで恐れられている存在のようには思えないんですよね。もったいないなぁ~。
2006.12.11
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実写映像にデジタル・ペインティングを施したちょっと変わった…ある意味斬新な作品。観た目はアニメでも、役者の演技は生きていて見応えあります。<ストーリー>アメリカのカリフォルニア州オレンジ郡郊外、覆面麻薬捜査官のボブ・アークターは、終わることのない不毛な麻薬戦争を繰り広げていた。自分もドラッグ中毒であるにも関わらず、ドラッグ仲間のジム・バリスらの監視を行っていたが、ある日、上司から自分自身に対する監視せよとの不可解な指令を受ける・・・。海外公式サイト: http://wip.warnerbros.com/ascannerdarkly/ 日本公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/ascannerdarkly/ <STAFF>監督・・・・・・リチャード・リンクレイター 製作・・・・・・アン・ウォーカー=マクベイ、トミー・パロッタ、パーマー・ウェスト 他製作総指揮・・・ジョージ・クルーニー、ジョン・スロス、スティーヴン・ソダーバーグ 他 原作・・・・・・フィリップ・K・ディック『暗闇のスキャナー』(東京創元社刊)脚本・・・・・・リチャード・リンクレイター<CAST>ボブ・・・・・・キアヌ・リーヴス バリス・・・・・ロバート・ダウニー・Jr アーニー・・・・ウディ・ハレルソン ドナ・・・・・・ウィノナ・ライダー チャールズ・・・ロリー・コクレイン 何が真実で何が偽りなのかが判断しづらく、話に付いていくのがやっと。ラストになってようやく真実が見えてきて物語の全貌が分かったと思ったら、スッキリしないまま終わちゃって…やり場のない悲しみとどうしようもない虚しさで言葉を失いました。そして改めて「正義」って何だろう…。って、考えちゃいますね。 観る人によって、ラストの解釈は変わってくるかもしれませんが、さりげなく散りばめられたキーワードが良い方に働くと考えたいな。そういった少しの希望でも抱かないと辛過ぎます…。
2006.12.09
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日本でも裁判員(陪審員)制度が始まりますが、自分が選ばれないとも限りません。何故なら、裁判員が参加するのは、とくに重大な事件の裁判で(殺人や人の住居に対する放火、身代金目的の誘拐、酔っぱらい運転などによる悪質な死亡事故など)最近ニュースで耳にする事件ばかりだからです…。<ストーリー>17歳の少年による殺人事件の裁判で、12人の陪審員中11人は有罪に投票するが、ひとりだけ証拠に疑問を持ち無罪を主張。白熱する議論と説得の中、ひとり、またひとりと無罪の方へ心が傾いていく・・・。<STAFF>監督・・・・・・シドニー・ルメット 製作・・・・・・レジナルド・ローズ、ヘンリー・フォンダ 脚本・・・・・・レジナルド・ローズ 撮影・・・・・・ボリス・カウフマン 音楽・・・・・・ケニヨン・ホプキンス<CAST>陪審員8番・・・ヘンリー・フォンダ 陪審員3番・・・リー・J・コッブ 陪審員10番・・エド・ベグリー 陪審員1番・・・マーティン・バルサム 陪審員4番・・・E・G・マーシャル 陪審員5番・・・ジャック・クラグマン 陪審員2番・・・ジョン・フィードラー 陪審員11番・・ジョージ・ヴォスコヴェック 陪審員12番・・ロバート・ウェッバー 陪審員6番・・・エドワード・ビンズ 陪審員9番・・・ジョセフ・スィーニー 陪審員7番・・・ジャック・ウォーデン 密室で交わされる議論がこの作品の大部分を占めていて、視覚的には何の新鮮みも感じないままなのですが、いつの間にか彼らの言葉に引込まれてしまい、最後まで飽きることなんて全然ありませんでした。この映画のように、有罪=死刑には日本の場合ならないと思いますが、一人の人間、またその家族も含めた人達のこれからの人生を左右する判決が、いかに重くて怖いことか…。軽はずみな判断は、自分自身のこれからも変えてしまうかもしれない。97年にジャック・レモン主演でリメイクされているらしく、こちらの方が好きって方も多いようですね。私は見比べた訳ではないですが、30年経って時代背景などは変わっていても、そこに流れるテーマは同じだと思いますので、お好きな方をどうぞ。三谷幸喜による「12人の優しい日本人」は、この作品に感銘を受けて書かれたそうです。(これも未見…今度観てみます)
2006.11.30
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世界中が胸躍るクリスマス。それぞれの事情から孤独を抱えた人達に起きた、ささやかな奇跡と愛の物語。クリスマスの映画って、観終わった後に、どうしてこうも人恋しくなるのだろう…。<ストーリー>クリスマス・イヴのニューヨーク。出版社で働くバツイチのローズは、仕事と重病の母親の看病に明け暮れ、自分の幸せを諦めかけていた。結婚を目前に控えたニーナと警官のマイク。幸せいっぱいの2人のはずが、マイクの度を越した嫉妬がニーナを追い詰めてしまう。カフェで働く老人アーティは、偶然店に入ってきたマイクに対して不審な振る舞いをする・・・。海外公式サイト:http://www.noelthemovie.com/ <STAFF>監督・・・・・・チャズ・パルミンテリ 製作・・・・・・アル・コーレイ、ユージン・マッソ、バート・ローゼンブラット 他製作総指揮・・・ジョナサン・ダナ 脚本・・・・・・デヴィッド・ハバード 撮影・・・・・・ラッセル・カーペンター<CAST>ローズ・・・・・スーザン・サランドン ニーナ・・・・・ペネロペ・クルス マイク・・・・・ポール・ウォーカー アーティ・・・・アラン・アーキン ジュールズ・・・マーカス・トーマスポール・ウォーカーが嫉妬深いマイクを演じているのですが、彼のイメージになかっただけに、その嫉妬ぶりに笑わせていただきました。だって無茶苦茶なんだもの…。こりゃぁニーナも考えちゃうよ。ロビン・ウィリアムスが出て来たのにはビックリしましたが、素敵な役でした。もちろん今回も泣かされました。何度ロビンに泣かされたことか…。彼の優しい笑顔は罪だよなぁ~。この作品には色んな愛が出てきますが、その中でも奇跡が起こした愛はキリストの慈愛そのもの。その優しさに心が洗われる感じになりました。
2006.11.29
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テンポの良いストーリー展開、作品を盛り上げる音楽、華やかな衣装、スパイシーな会話、もう全てが最高でした♪<ストーリー>大学を卒業し、ジャーナリストを目指してニューヨークへとやって来たアンディが就いた職業は、一流ファッション誌“RUNWAY”の編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。オシャレにとことん疎い彼女は、それが次へのステップになればという程度に考えていた。だから、ミランダが何者かもまるで分かっていなかった。彼女こそは、その絶大な影響力に誰もが恐れおののくファッション界のカリスマだった。朝も夜もなく四六時中浴びせられるミランダの理不尽な命令に、いつしかアンディの私生活はめちゃくちゃに。恋人ネイトともすれ違いが続いてしまう・・・。海外公式サイト:http://www.devilwearspradamovie.com/日本公式サイト:http://movies.foxjapan.com/devilwearsprada/ <STAFF>監督・・・・・・デヴィッド・フランケル脚本・・・・・・アライン・ブロッシュ・マッケンナ原作・・・・・・ローレン・ワイズバーガー製作・・・・・・ウェンディ・フィネルマン製作総指揮・・・カレン・ローゼンフェルト、ジョー・カラッシオ・ジュニア衣装・・・・・・パトリシア・フィールド<CAST>アンディ・・・・アン・ハサウェイミランダ・・・・メリル・ストリープナイジェル・・・スタンリー・トゥッチエミリー・・・・エミリー・ブラント ネイト・・・・・エイドリアン・グレニアー どうしても可愛いアンディの七変化や、ミランダの悪魔と呼ばれるほどの迫力に、ホレボレしちゃいますが、この2人の魅力をさらに引き出しているのがナイジェル。凄くいい味を出しています。ブランドなんて詳しくない私でも十分楽しめたので、女性に限らず男性の方にもおススメです。後味はサッパリしているのに、心にはシッカリと残っている。何度でも観たくなる映画でした(^^)
2006.11.26
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キアヌが一途で待ち続けるという、これはまた女心をくすぐられるような男性を演じています。こんなにいい男が一途に待ち続けるなんて…考えただけでも鼻血ブーです。しかしその行動がこれまた歯がゆく感じる事もしばしば…。ドンと背中を押してやりたくなっちゃいます。<ストーリー>かな湖の岸辺に建つガラス張りの一軒家。ここに住む女医のケイトはシカゴの病院に着任することになり、愛着のあるこの家から引っ越すことに。彼女は次の住人に自分宛の手紙の転送を頼もうと、郵便受けにメッセージを残した。一方、建築家のアレックスは子ども時代の懐かしい家族の思い出が詰まった湖の家を買い取り、そこへ引っ越してきた。彼はそこで郵便受けに奇妙な手紙を発見する。それは、ケイトが残していったあの手紙だった。しかし、この家は長いこと空き家になっていたはず。不思議に思い、アレックスはケイト宛に返信を送る。やがて2人は、ケイトが2006年、アレックスが2004年の時代にいることを知るのだったが・・・。海外公式サイト:http://thelakehousemovie.warnerbros.com/ 日本公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/thelakehouse/ <STAFF>監督・・・・・・アレハンドロ・アグレスティ 製作・・・・・・ダグ・デイヴィソン、ロイ・リー 製作総指揮・・・メアリー・マクラグレン、アーウィン・ストフ、デイナ・ゴールドバーグ 他脚本・・・・・・デヴィッド・オーバーン<CAST>アレックス・・・キアヌ・リーヴス ケイト・・・・・サンドラ・ブロック アンナ・・・・・ショーレ・アグダシュルー サイモン・・・・クリストファー・プラマー モーガン・・・・ディラン・ウォルシュ 時を超えたラブストーリーは、少々違和感を覚える部分もありましたが、やはりステキでした。そして、そのラブストーリー以上にアレックスと父親との物語はステキでした。物語はアレックスとケイトの2人を中心に描かれていますが、作品全体を見渡してみれば色んな愛に溢れていた映画だったと思います。物語のおおまかな流れが結構分かっちゃいますが、十分楽しめました。
2006.11.16
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私が憧れる『地上の生物』チーター。その体のラインは美しく、そして繊細で、気品に満ちていて、狩りをしている時も、ただ座っているだけでもその姿に見とれてしまいます。<ストーリー>南アフリカに暮らす少年ザン。ある日、母親をライオンに殺され、彷徨っているチーターを保護し、大きくなるまで育てるという父親との約束でザンは家に連れ帰る。スワヒリ語でチーターを意味する「ドゥーマ」と名付け、大きな農場でザンとドゥーマは、兄弟のように仲良く楽しい日々を送っていた。そして、ドゥーマも大きく成長し、いよいよ野生へと帰す日がやってきたが・・・。海外公式サイト:http://dumamovie.warnerbros.com/ <STAFF>監督・・・・・・キャロル・バラード 製作・・・・・・ステイシー・コーエン、E・K・ゲイロード二世、ハント・ロウリー 他製作総指揮・・・ダグ・クレイボーン 原作・・・・・・キャロル・コースラ・ホプクラフト 『ぼくのともだちドゥームズ』(BL出版刊)キサン・ホプクラフト原案・・・・・・キャロル・フリント、カレン・ジャンツェン 脚本・・・・・・カレン・ジャンツェン、マーク・セント・ジャーメイン<CAST>ザン・・・・・・アレクサンダー・ミハルトス ピーター・・・・キャンベル・スコット クリスティン・・ホープ・デイヴィス リプクナ・・・・イーモン・ウォーカー グウェン・・・・ジェニファー・ステイン ザンの家族が温かくて愛に満ちあふれていて、見ているこっちが恥ずかしくなるくらいのステキな家族でした。そして、ドゥーマを野生へと帰す旅で出会ったリップ。彼もまたカッコ良い奴だったなぁ~。内容的には疑問を感じる部分が多々ありますが、全編本物のチーターによる好演には、ご満悦。自然の厳しさなんてあんまり感じませんが、動物と子供と大人が一緒の旅で、個々に成長していく姿は、なんか良いな~って感じにさせてくれます。
2006.11.15
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ミア・カーシュナーのエリザベス(ブラック・ダリア)のインパクトが強過ぎて、スカーレット・ヨハンソンが霞んで見えるほどでした。<ストーリー>共にボクサーとしての経歴を持つロサンジェルス市警の名物コンビ、バッキー・ブライカートとリー・ブランチャード。リーには美しい同棲相手ケイ・レイクがいたが、いつしか彼らは3人で行動を共にするようになっていた。そんなある日、腰から切断された若い女性の死体が発見される。やがて被害者の身元が、女優を目指してマサチューセッツからやって来たエリザベス・ショートという女性と判明する。マスコミは彼女を“ブラック・ダリア”と呼び大きく報じる。一方リーは、この事件に異常なほどの執着を見せ、ケイとの時間さえ惜しむほど捜査に夢中になっていく・・・。海外公式サイト:http://www.universalpictures.com/blackdahlia/ 日本公式サイト:http://www.black-dahlia.jp/ <STAFF>監督・・・・・・ブライアン・デ・パルマ 製作・・・・・・ルディ・コーエン、モシュ・ディアマント、アート・リンソン製作総指揮・・・ロルフ・ディール、ダニー・ディムボート、ジェームズ・B・ハリス 他原作・・・・・・ジェームズ・エルロイ『ブラック・ダリア』(文春文庫刊)脚本・・・・・・ジョシュ・フリードマン 撮影・・・・・・ヴィルモス・ジグモンド<CAST>バッキー・・・・ジョシュ・ハートネット リー・・・・・・アーロン・エッカート ケイ・・・・・・スカーレット・ヨハンソン マデリン・・・・ヒラリー・スワンク エリザベス・・・ミア・カーシュナータイトルから連想するのは、冒頭から始まる殺人事件…。しかしこの作品は、ジョシュ・ハートネット演じるバッキー・ブライカートの視点で描かれていてる為、事件は解決しても、彼が引きずっている限り観ている私達もスッキリしないまま。しかも、サスペンス映画にあるべき緊張感や恐怖感が全然感じれなかった。何度もお金を出してみたいとは思わない、TVで放映していたら観ようかなってくらい…複雑に絡み合った人間関係によるストーリーは面白いけど、話題ほどの作品ではなかったような気がします。
2006.11.14
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想像していたストーリーとは違って、すごく前向きな映画で、楽しかった~♪観終わった後に、心が優しくなれた感じがするほど「HAPPY」な作品でした。<ストーリー>若い頃から男性であることに違和感を抱き、いまは女性として独りLAで慎ましい生活を送るブリー。ようやく肉体的にも女性になるための最後の手術に許可が下りた矢先、彼女のもとにニューヨークの拘置所から1本の電話が掛かってくる。トビーという17歳の少年が実の父親“スタンリー”を探しているというのだ。トビーは、ブリーがまだスタンリーという男性だった時代に、ただ一度女性と関係を持ったときに出来た子どもだったのだ。こうしてブリーは渋々ながらも、トビーの身元引受人になるべくニューヨークへと向かうのだが・・・。日本公式サイト:http://www.transamerica-movie.jp/<STAFF>監督・・・・・・ダンカン・タッカー 製作・・・・・・レネ・バスティアン、セバスチャン・ダンガン、リンダ・モラン製作総指揮・・・ウィリアム・H・メイシー 脚本・・・・・・ダンカン・タッカー <CAST>ブリー・・・・・フェリシティ・ハフマン トビー・・・・・ケヴィン・ゼガーズ エリザベス・・・フィオヌラ・フラナガン マーガレット・・エリザベス・ペーニャ カルヴィン・・・グレアム・グリーン 話はテンポよく進むし、次から次へと癖のある人々が問題を起こしてくれるので、最後まで飽きることなんてありませんでした。それに、ブリーやトビーそれぞれの心の動きが丁寧に描かれているので、感情移入しやすかったです。かっこいい!と評判だったトビー役のケヴィン・ゼガーズ。彼を観ていると「マイ・プライベート・アイダホ」のリバー・フェニックスを思い出し、ちょっと懐かしくも悲しい気持ちになっちゃいます。「リバー・フェニックスの再来」と呼ばれているらしいのですが…私は「再来」とまではいかないのでは?と思ったけど。・・・・ リバーを超えるような、本当の意味で「再来」の人は現れるのかなぁ~。
2006.11.12
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緑に酔うほどの大自然の中で、いかに彼らはちっぽけな存在で、自分たちが思っている以上に無力なのだと、残酷なカタチで知る事になる…。好き嫌いはあるかもしれないですが、とても深く重く、そして放っとけない…出来れば観てほしい作品です。<ストーリー>豊かな自然に恵まれたアメリカ・オレゴン州の小さな町。心優しい少年サムは、同級生のジョージのいじめで悩んでいた。そんなサムの姿に兄ロッキーは、友人のクラウド、マーティとともに、ジョージを懲らしめる計画を練る。その計画とは、サムの誕生日を祝うという嘘によってジョージを誘い、ボートで川下まで行き、彼を川に突き落として裸で帰らせるという他愛のないものだった。そして誘いに応じたジョージとサムのガールフレンドのミリーを加えた6人は車で川へと向かった。そこに人生最大の悲劇が待ち受けているとは、彼らには想像もできなかった・・・。日本公式サイト:http://www.bokunatsu.jp/ <STAFF>監督・・・・・・ヤコブ・アーロン・エステス 製作・・・・・・スーザン・ジョンソン、リック・ローゼンタール、ハガイ・シャハム製作総指揮・・・デボラ・デル・プレト、ジジ・プリッツカー 脚本・・・・・・ヤコブ・アーロン・エステス 撮影・・・・・・シャロン・メール<CAST>サム・・・・・・ロリー・カルキン マーティ・・・・スコット・ミシュロウィック ロッキー・・・・トレヴァー・モーガン ジョージ・・・・ジョシュ・ペック ミリー・・・・・カーリー・シュローダー クライド・・・・ライアン・ケリー 少年達の息づかいまでもが伝わってくる映像は、臨場感たっぷり!演技も自然で、違和感なんて感じませんでした。彼らの目線での映像が、心の移り変わりまでも映し出していて感情移入もしやすかったです。「スタンド・バイミー」を思わせるような人物設定もありますが、やはりこの映画は女の子の存在が大きかったです。男の子とは違う、心の揺れ動き方…いざっていう時強いし、タフだな~って感心してしまいます。
2006.11.11
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惨劇の象徴ともいえるシャンデリアが修復され、その輝きとともにオペラ座の記憶が甦っていく映像は鳥肌もの。<ストーリー>1919年のパリ。今や廃墟と化したオペラ座で、かつて栄華を極めた品々がオークションにかけられていた。そして、謎の惨劇に関わったといういわく付きのシャンデリアが紹介された瞬間、時代はその悲劇をもたらした1870年代へと舞い戻る。当時、華やかな舞台でにぎわうオペラ座は、一方で、仮面をかぶった謎の怪人“ファントム”の仕業とみられる奇怪な事件の頻発に揺れていた。そのファントムを、亡き父が授けてくれた“音楽の天使”と信じ、彼の指導で歌の才能を伸ばしてきた若きコーラスガール、クリスティーヌ。彼女はある時、代役として新作オペラの主演に大抜擢され、喝采を浴びる。幼馴染みの青年貴族ラウルも祝福に訪れ、2人は再会を喜び合う。だがその直後、ファントムが現われ、クリスティーヌをオペラ座の地下深くへと誘い出すのだった・・・。日本公式サイト:http://www.opera-movie.jp/ <STAFF>監督・・・・・・・ジョエル・シューマカー 製作・・・・・・・アンドリュー・ロイド=ウェバー 製作総指揮・・・・ポール・ヒッチコック、オースティン・ショウ、ジェフ・アッバリー 他原作・・・・・・・ガストン・ルルー 脚本・・・・・・・ジョエル・シューマカー、アンドリュー・ロイド=ウェバー<CAST>ファントム・・・・ジェラルド・バトラー クリスティーヌ・・エミー・ロッサム ラウル・・・・・・パトリック・ウィルソン マダム・ジリー・・ミランダ・リチャードソン メグ・ジリー・・・ジェニファー・エリソン 芸術作品を観ているかのような映像の数々…。美しくて悲しい、それでいて情熱的な歌声。オペラ座の華やかな舞台からは想像も出来ないほどの、ガラスのように綺麗で壊れやすい愛が、観ていて切ない。特に、マダム・ジリーとその娘のメグ・ジリーの、あえて作品では描かれていないけれども伝わってくるファントムへの思い…。ファントム以上に切なかったかも知れない。危険だと分かっていてもファントムに魅了されてしまった母子の姿は、オペラ座で起きた、もう一つのドラマなのかも知れませんね。この作品に出てくる美しい彫刻の数々…。何故、顔を布で隠し、目を隠しているのか…気になりますね。ファントムからの警告なのか、あるいは…。
2006.11.10
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完全犯罪…これは見届けなければ!渋~い演技に淡々と繰り広げられる犯人と警察との心理戦。うう…面白い。<ストーリー>狡猾な男ダルトン・ラッセル率いる4人の銀行強盗グループが、白昼のマンハッタン信託銀行を急襲、従業員と客を人質に取り立てこもる。事件発生の連絡を受け、NY市警のフレイジャーとミッチェルが現場へ急行。しかし、周到な計画のもと俊敏に行動する犯人グループを前に、フレイジャーたちも容易には動きが取れず膠着した状態が続く。一方、事件の発生を知り激しく狼狽するマンハッタン信託銀行会長のアーサーは、やり手の女性弁護士マデリーンを呼び出すと、ある密命を託し、現場へと送り出すのだった・・・。海外公式サイト:http://theinsideman.net/ 日本公式サイト:http://www.insideman.jp/ <STAFF>監督・・・・・・スパイク・リー 製作・・・・・・ブライアン・グレイザー 製作総指揮・・・ダニエル・M・ローゼンバーグ、ジョン・キリク、キム・ロス 他脚本・・・・・・ラッセル・ジェウィルス、ドナ・バーウィック 撮影・・・・・・マシュー・リバティーク<CAST>キース・・・・・デンゼル・ワシントン ダルトン・・・・クライヴ・オーウェン マデリーン・・・ジョディ・フォスター アーサー・・・・クリストファー・プラマー ジョン・・・・・ウィレム・デフォー 犯人の先を見越した作戦。警察が犯人の裏を読んでも、犯人はさらにその裏を読んでいる。そんな駆け引きを観ているとニヤニヤしてしまう。そして最後が本当に憎らしいほど見事!先読み出来た人居たら凄すぎますよ。観終わった後も、何かまだ騙されている気がするのは、淡々と物語が進んでいったからなのかもしれない…。ちょっと引っ掛かる部分があるので、後日もう一度観てみようっと。
2006.11.09
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焦る事なんてない、ゆっくりでいいんだよ。と進むストーリーが、心地よくて大好きです。ストーリーは至ってシンプルだけど、とっても柔らかく優しい作品でした。<ストーリー>サンフランシスコの女性作家フランシス。夫と幸せに暮らしていたはずが、ある日突然夫の浮気が発覚、離婚へと至ってしまう。ショックを引きずる彼女に、友だちはイタリア・トスカーナ地方への旅行を勧める。こうしてひとときの休息のつもりで現地へとやって来たフランシスだったが、間もなくトスカーナのゆったりとした雰囲気に惹き込まれていく。そして、彼女はその道中で見つけたある一軒家に運命の出会いを感じ、衝動買いしてしまうのだった。彼女は、地元の人たちの助けも借りながら、その倒壊しそうなほど古い家屋の修復に夢中になっていく・・・。<STAFF>監督・・・・・・オードリー・ウェルズ 製作・・・・・・トム・スターンバーグ、オードリー・ウェルズ 製作総指揮・・・ラウラ・ファットーリ、マーク・ギル、サンディ・クルーフ原作・・・・・・フランシス・メイズ『イタリア・トスカーナの休日』(早川書房刊)原案・脚本・・・オードリー・ウェルズ <CAST>フランシス・・・ダイアン・レイン パティ・・・・・サンドラ・オー キャサリン・・・リンゼイ・ダンカン マルチェロ・・・ラウル・ボヴァ マルティニ・・・ヴィンセント・リオッタ とにかく素晴らしい景色にウットリです。トスカーナの綺麗で長閑な景色を観ているだけで、旅行したくなっちゃってウズウズしてきます。そして何と言っても自然体のダイアン・レインがとっても可愛かった。すてきな「家族」に囲まれてキラキラと輝く彼女の姿は、とても前向きな気持ちにさせてくれる。
2006.11.06
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作られた話だとは思えないほど、自然でのんびりとしたドキュメントタッチの作品。見渡す限りの緑の大地と、無邪気な子供達に癒されます。<ストーリー>モンゴルの草原で羊の放牧をして生計を立てる一家。たくましい父親と優しい母親、6歳になる少女ナンサとそのかわいい妹と弟は、家族5人で仲良く平和な日々を送っていた。ある日、ナンサはお使いの途中でかわいい子犬と出会う。ナンサはその犬を“ツォーホル”と名付け連れ帰るが、父親はオオカミの仲間かも知れないといって飼うことを許してくれなかった。それでも、父親が羊の皮を売りに町に出かけたのをいいことに、こっそりツォーホルを飼い始めるナンサだったが・・・。海外公式サイト:http://www.gelberhund-derfilm.de/(ドイツ語)日本公式サイト:http://www.tenku-nansaa.com/<STAFF>監督・・・・・・ビャンバスレン・ダヴァー 製作・・・・・・シュテファン・シェシュ 脚本・・・・・・ビャンバスレン・ダヴァー 撮影・・・・・・ダニエル・シェーンアウアー 編集・・・・・・ザラ・クララ・ヴェーバー 音楽・・・・・・ベーテ・グループ <CAST>ナンサ・・・・・ナンサル・バットチュルーン 父・・・・・・・ウルジンドルジ・バットチュルーン 母・・・・・・・バヤンドラム・ダラムダッディ・バットチュルーン次女・・・・・・ナンサルマー・バットチュルーン 長男・・・・・・バトバヤー・バットチュルーン 子供達が外や家の中で自由に遊ぶ姿を観て、何度か「危ない!」と声を張り上げてしまいそうになる自分に気付く。しかし、自分の思いをよそに、母親は決して声を張り上げる事などなく自由に遊ばせている。心のゆとりの問題なのか…そんな些細な事でも、彼らに比べると自分はちっぽけだなぁと感じさせられる。でも落ち込む事はなく、むしろリセット(浄化)される感じ。ナンサと父親との犬を巡っての話は、多くの人が子供の頃に経験した事のあるような出来事だけに、物語に入っていきやすく、いつしか最後まで見届けたくなるので、思っていた以上に楽しめる作品でした。
2006.11.03
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決まった結末のない、真相の解釈は観客一人一人の想像に委ねた感じの作品。何ともスッキリしない気持ち悪さが残る。<ストーリー>テレビ局の人気キャスター、ジョルジュは美しい妻アンと一人息子のピエロと幸せな日々を送っていた。そんなある日、彼のもとに送り主不明のビデオテープが届く。そこにはジョルジュの家を正面から隠し撮りした映像が映っていた。テープは何度も送られてきて、内容も回を追うごとにプライベートな領域へとエスカレートしていく。次第に恐怖が高まり、家族の間に亀裂が生じ始める。そんな中、やがてジョルジュの中で、少年時代のある記憶が呼び起こされていく・・・。海外公式サイト:http://www.sonyclassics.com/cache/ 日本公式サイト:http://www.kioku-jp.com/ <STAFF>監督・・・・・・・ミヒャエル・ハネケ 製作・・・・・・・ファイト・ハイドゥシュカ 製作総指揮・・・・マルガレート・メネゴス、ミヒャエル・カッツ 脚本・・・・・・・ミヒャエル・ハネケ 撮影・・・・・・・クリスチャン・ベルジェ<CAST>ジョルジュ・・・・ダニエル・オートゥイユ アン・・・・・・・ジュリエット・ビノシュ マジッド・・・・・モーリス・ベニシュー ピエロ・・・・・・レスター・マクドンスキマジッドの息子・・ワリッド・アフキ とっても凄い作品だと思うのですが、ジョルジュの「偏見」と「決めつけ」に一方的な展開に、人間の醜さ、愚かさを、イライラするほど見せつけられました。そして問題のラストのシーン…。今度は観る者の「偏見」と「決めつけ」で対象外と思っていた彼が、実は犯人なのでは?と想像出来るのですが、手掛かりが少な過ぎて、納得のいくような結論は出ないまま…それだけに後味の悪い作品でした。DVDの特典映像にあるミヒャエル・ハネケ監督のインタビューで、人間の罪を描いていると言ってましたが、この映画をスッキリ解決させないのも罪だと思うぞ~!あ~凄く気になるのに分からないよ~!!
2006.11.02
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今年最高のエンターテイメント!出来る事なら映画館で観て欲しい作品です。<ストーリー>田舎町ノーサンプトンの伝統ある靴工場の跡取り息子チャーリー・プライス。優柔不断な彼は、婚約者のロンドン転勤を機に、田舎を飛び出して羽を伸ばそうと考えていた。ところが、ロンドンに到着早々、父親の訃報が届く。4代目社長としてあまりにも突然に工場を引き継ぐこととなったチャーリーだったが、工場の実情は倒産寸前と判明、嫌々ながらも従業員の首切りを開始することに。どうにか工場を救おうと悪戦苦闘するチャーリーは、ひょんなことから知り合ったドラッグクイーンのローラの悩みをヒントに、男性向けセクシーブーツの開発に活路を見出すのだった・・・。海外公式サイト:http://kinkyboots-movie.com/ 日本公式サイト:http://www.movies.co.jp/kinkyboots/ <STAFF>監督・・・・・・ジュリアン・ジャロルド 製作・・・・・・ニック・バートン、ピーター・エテッドギー、スザンヌ・マッキー 脚本・・・・・・ジェフ・ディーン、ティム・ファース 撮影・・・・・・エイジル・ブリルド 編集・・・・・・エマ・E・ヒコックス 音楽・・・・・・エイドリアン・ジョンストン<CAST>チャーリー・・ジョエル・エドガートン ローラ・・・・キウェテル・イジョフォー ローレン・・・サラ=ジェーン・ポッツジョージ・・ユアン・フーパー メル・・・・・・リンダ・バセット ドン・・・・・・ニック・フロスト ニコラ・・・・・ジェミマ・ルーパー いや~!予想以上に面白かったです。真実を元にしている事もあって、展開が読めてしまう部分もあるのですが、とにかく先が観たくなるほどの釘付け状態。特にローラの存在は、力強い歌声からも一番しっかりしているようで、実は一番自分の存在に引け目とわだかまりを感じていて、常に葛藤していながらも前向きに歩いている姿にホロッとしちゃいました。ストーリー展開もテンポ良く、音楽もすばらしく、ショーも楽しい。そして、決して美男美女ではないけれど魅力あふれる登場人物の織りなす、笑いあり、涙ありの人間味あふれる温かい物語は、爽快感と満足感でいっぱいの作品でした。
2006.11.01
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キーファー=ジャックバウアーになりつつある人には、ちょっと“なよっとしている”感じのロイは、とっても新鮮だと思う。しかも「可愛い~」ってニヤニヤしてしまう場面もあって、楽しめました♪<ストーリー>ニューヨークで写真家として暮らすナタリーの元に、ボストンでの仕事依頼が入る。その依頼主は、10年間疎遠だった兄ロイだった。わがままで強引な兄に拒否感を持つナタリーは、仕事を済ませてすぐに帰るはずが、兄の誕生日に出席するはめになる。そしてロイが深刻な病気であることを知り、残された時間を一緒に過ごすことに・・・。<STAFF>監督・・・・・・マティア・カレル 製作・・・・・・マティア・カレル、クジェール・ラスムッセン 製作総指揮・・・ジェフ・ジョフレイ、ウォルター・ジョステン 脚本・・・・・・マティア・カレル、C・W・クレスラー 撮影・・・・・・ロバート・エルスウィット 音楽・・・・・・デヴィッド・フリューリー<CAST>ロイ・・・・・キーファー・サザーランド ナタリー・・・キラ・セジウィック ジュリア・・・ストッカード・チャニングロイはゲイだけど、男性との絡みは全然ないので、そういうの苦手!て人でも安心して観られます。「母親の死の真相」という、ちょっとしたサスペンス要素が盛り込まれているのですが、私は上手い具合に騙されちゃいました…。恥ずかしい~!!兄妹の過ごす家から見える景色と兄妹の関係が、同じように変わっているのには、本当驚き!壮大だな~。追記ーすいません。タイトル名、間違えてました。以後気をつけます…。(11/1修正)
2006.10.29
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小さな孤島での嘘っぱちな大芝居は、やり過ぎで呆れるほど。失笑ながらにも微笑ましく感じるのは、みんな必死だからなのかな。<ストーリー>カナダ、ケベック州のサントマリ・ラモデルヌ島。人口125人のこの島は、かつて漁業で栄えていたが、今では島民のほとんどが失業手当に頼る生活を余儀なくされていた。そんなある日、この島に大規模なプラスチック工場誘致の話が舞い込んでくる。建設には、“島に定住する医師がいること”が絶対条件。しかし、この島は長らく無医島になっていた。そこで、折良く島に1ヵ月滞在だけすることになった青年医師クリストファーがそのまま定住したくなるよう、島民が一致団結してクリストファーをダマそうとういうことに。そして、そんな島民の魂胆などまるで知らないクリストファーがいよいよ島へとやって来るのだが・・・。<STAFF>監督・・・・・・・ジャン=フランソワ・プリオ 製作・・・・・・・ロジェ・フラピエ、リュック・ヴァンダル 脚本・・・・・・・ケン・スコット 撮影・・・・・・・アレン・スミス<CAST>ジェルマン・・・・レイモン・ブシャールクリストファー・・デヴィッド・ブータンアンリ・・・・・・ブノワ・ブリエールイヴォン・・・・・ピエール・コラン映画館で観た予告では面白そうに感じたんだけど…それほどでもなかったな~。嘘に嘘を重ねて、いつまでも嘘をつききれなくなってきた時(医者が真実を知った時)の展開に期待したんだけど、あまりにも呆気なくて残念だった。ただ、ジェルマンがクリストファーに語った真実は、グサッとくるものがある。小さな島の抱えている問題は国を問わず、同じなのかな…。
2006.10.28
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とっても良い作品だと思うのだけど、マーティの一番最初の「イタズラ」は、退くほどに印象が悪いです。<ストーリー>小児ガンに冒された10歳の少年マーティ。いまの彼にはこの病院の中だけが世界のすべて。でも、そこでは病院の職員や看護婦も手を焼くワガママ少年。ある日、高齢者病棟に忍び込んだマーティは、動くこともしゃべることもできない老人ベランと出会う。格好の遊び相手を見つけてしまったマーティ。以来、動けない老人を相手にイタズラの限りを尽くす。初めは、少年に苛立ち疎ましく思い、心の中で悪態をつくベランだったが、マーティとの触れ合いの中から次第に生きる喜びを見出し始める。いつしか二人は言葉がなくとも心が通じ合うまでになっていく・・・。<STAFF>監督・・・・・・ドニ・バルディオ 製作・・・・・・ローラン・ブロシャン、ディディエ・ディアス、ブリューノ・オデゥベール脚本・・・・・・ドニ・バルディオ、アレクサンドル・ジャフレイ<CAST>ベラン・・・・・ミシェル・セローマーティ・・・・ジョナサン・ドマルジェシュザンヌ・・・アニク・アラーヌ89分とは思えないほどに内容の濃い作品でした。悪ガキマーティの存在が、もたらした笑顔の数々。フランス映画独特のゆったりした時間の流れの中で、優しく自然に描かれているので、すぐには気付かずにベランを通じて分かってくる。とっても切なくて、ジワッと温かい最後は、後味も良くホロッとさせられます。ベラン演じるミッシェル・セローの、目だけの演技とは思えない、感情豊かな表現力は必見です。
2006.10.26
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ロバートの抱えていた寂しさは、父親っ子の私には辛すぎる~!父親と息子とは違った不器用な関係に、泣いちゃいました。<ストーリー>父親譲りの天才的な数学の才能を持つ女性、キャサリン。その父ロバートは5年前から精神のバランスを崩してしまい、キャサリンはたった一人で看病を続けてきた。しかし、キャサリンの願いも空しくロバートは一週間前に亡くなる。悲嘆に暮れるキャサリンのもとにロバートのかつての教え子、ハルが現われる。いつしか2人は恋に落ちる。そんな矢先、ハルはロバートのデスクから一冊のノートを見つけ出す。そこにはなんと、これまで誰も成し得なかったある定理の証明が記されていた。しかし、興奮するハルに対しキャサリンは、それは自分が書いたものだ、と思いがけない言葉を発するのだった・・・。海外公式サイト:http://www.miramax.com/proof/日本公式サイト:http://c.gyao.jp/movie/proofofmylife/<STAFF>監督・・・・・・ジョン・マッデン製作・・・・・・ジョン・ハート、ロバート・ケッセル、アリソン・オーウェン 他製作総指揮・・・ジュリー・ゴールドスタイン、ジェームズ・D・スターン 他原作戯曲・・・・デヴィッド・オーバーン脚本・・・・・・デヴィッド・オーバーン、レベッカ・ミラー<CAST>キャサリン・・・グウィネス・パルトローロバート・・・・アンソニー・ホプキンスハル・・・・・・ジェイク・ギレンホールクレア・・・・・ホープ・デイヴィス姉も妹も、自我が強いのかなぁ。あまりの「私が」「私が」っぷりにイライラしちゃいました。最後は前向きな終わりかただったんだけど、いまいちスカッとしなかったのが残念でした。しかし、不器用なロバートが数学を交えて遠回りに伝えた言葉は凄く良かった。ややこしくてきちんと理解出来ないんだけど、言いたいこと伝えたいことは、深い愛情と一緒にシッカリと伝わってくる。
2006.10.25
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まだ幼い野良猫のような、リヴァー・フェニックス演じるマイク。彼の孤独感と純粋さは、ドラッグや男娼といった世界を、綺麗に切なく魅せていて心打たれます。<ストーリー>ストリート・キッズのマイクは、男娼として街角に立ち、少年を好む中年男性に体を売っては日銭を稼ぐ日々を送っている。ある時、マイクは記憶の中の母親に良く似た女性客を前に持病の睡眠発作を起こしてしまう。眠り続ける彼を助けたのは、男娼仲間のスコットだった。彼は市長の息子であり何不自由無く育ちながらも、見せかけだけの家庭に嫌気がさし、家を飛び出していた。ある日、マイクは行方不明の母親を捜す決心をし、兄リチャードが暮らす故郷アイダホへスコット共にバイクで向かうが・・・。<STAFF>監督・・・・・・ガス・ヴァン・サント 製作・・・・・・ローリー・バーカー 脚本・・・・・・ガス・ヴァン・サント 撮影・・・・・・エリック・アラン・エドワーズ、ジョン・キャンベル音楽・・・・・・ビル・スタッフォード<CAST>マイク・・・・・リヴァー・フェニックス スコット・・・・キアヌ・リーヴス リチャード・・・ジェームズ・ルッソ ボブ・・・・・・ウィリアム・リチャートハンス・・・・・ウド・キアーどこまでも真っ直ぐな道でも、標識や目印がなければ迷ってしまう。それは人生も同じで、本能的に生きていくすべを身につけて、大人へと成長することは出来ても、促す物や導く人が居なければ、マイクのように迷子になってしまうのかもしれない。焚き火の場面で、もし、マイクがスコットに気持ちを打ち明けていなかったら…。スコットとの関係は変わったのかな。
2006.10.24
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ミッシェル・モナハンと同級生というのは、ちょっと無理がありますが、とってもロバートらしい役どころ。ハリーとペリーの新コンビは、続編を期待したくなっちゃいます!<ストーリー>ニューヨークのしがない泥棒ハリー。ある時、警察に追われていて思わず逃げ込んだのは、ハリウッド映画のオーディション会場。俳優に間違われたハリーはオーディションをパスし、探偵役のスクリーンテストのためにロサンジェルスへ。彼はそこで役作りのため、通称“ゲイ”と呼ばれている本物の私立探偵ペリーに弟子入りすることに。一方でハリーは、女優を夢みてハリウッドへやって来た幼なじみハーモニーと再会する。やがてハリーとペリーは奇怪な事件に遭遇。さらに、ハーモニーの妹も謎の自殺を遂げ、事態は混沌の度を深めていく・・・。海外公式サイト:http://kisskiss-bangbang.warnerbros.com/日本公式サイト:http://www.kissbang.net/<STAFF>監督・・・・・・シェーン・ブラック 製作・・・・・・ジョエル・シルヴァー 製作総指揮・・・スーザン・レヴィン、スティーヴ・リチャーズ 原作・・・・・・ブレット・ハリデイ 脚本・・・・・・シェーン・ブラック 撮影・・・・・・マイケル・バレット<CAST>ハリー・・・・・ロバート・ダウニー・Jrペリー・・・・・ヴァル・キルマーハーモニー・・・ミシェル・モナハンスピード感あるストーリー展開と、主人公3人の個性的なキャラクターが次から次へと、おもしろ可笑しく動き回って飽きさせません。ブラックユーモア的な笑いが盛り沢山なんです。(特典映像では、ヴァル・キルマーが弾けてます。)ただ…ゆっくり、ジワジワな展開が好きな人には、ちょっと展開が早く感じてしまうかも(私も最初は付いていくのがやっとでした)ありえな~い!ていう展開も、明るく許せちゃうのは、出演者が楽しんでいるのが伝わってくるからかもしれない。
2006.10.22
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ハンニバル・レクターという殺人鬼に魅了される事間違いなし。<ストーリー>若い女性を殺害しその皮を剥ぐという猟奇事件が続発。捜査に行きづまったFBIは、元精神科医の殺人鬼ハンニバル・レクターに示唆を受けようとする。訓練生ながらその任に選ばれたクラリスは獄中のレクターに接触する。レクターはクラリスが、自分の過去を話すという条件付きで、事件究明に協力するが・・・。<STAFF>監督・・・・・・ジョナサン・デミ 製作・・・・・・エドワード・サクソン、ケネス・ウット、ロン・ボズマン製作総指揮・・・ゲイリー・ゲッツマン 原作・・・・・・トマス・ハリス 脚本・・・・・・テッド・タリー 撮影・・・・・・タク・フジモト 音楽・・・・・・ハワード・ショア <CAST> クラリス・・・・ジョディ・フォスターレクター・・・・アンソニー・ホプキンスただ一人の人物を思い、考え、求める姿は恋にも似ている。自分を一番理解してくれたのは元精神科医で殺人鬼。何だかそれだけでも切ないなぁ~って気分になってしまうのに、クラリスの悲しみが作品全体を包み込むように溢れ出していて、泣けてきちゃいました。残酷なシーンを「魅せる」映画が最近多いように感じますが、この映画の“蝶の標本のように吊るされた死体”は、インパクト強いですよね。
2006.10.15
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大好きなロバートが出ているんだけど、私には苦手な作品だったみたいです。コメディ好きな人には凄く楽しめる映画なんだろうな。<ストーリー>デイヴは出世に燃える地方検事代理。今ではすっかり家庭を顧みず、仕事中毒状態。そんな彼が新たに担当する裁判は動物研究所に関する事件。デイヴの長女カーリーの社会科の先生フォレスターが動物実験に反対して放火したというものだった。ある日、カーリーは先生の無実を証明しようと研究所に忍び込み、そこで出会ったむく犬を連れ帰り、シャギーと名付ける。ところが、その犬は特殊な犬だったのだ。そして、そのシャギーに手をかまれたデイヴは、ふと気づくと犬の姿に変身してしまっていたのだった・・・。海外公式サイト: http://disney.go.com/disneypictures/shaggydog/日本公式サイト: http://www.movies.co.jp/shaggydog/<STAFF>監督・・・・・・ブライアン・ロビンス 製作・・・・・・ティム・アレン 、デヴィッド・ホバーマン 製作総指揮・・・マシュー・キャロル、ウィリアム・フェイ、トッド・リーバーマン 他脚本・・・・・・コーマック・ウィバーリー、マリアンヌ・ウィバーリー、ジェフ・ロドキー 他<CAST>デイヴ・・・・・ティム・アレンコザック・・・・ロバート・ダウニー・Jr.レベッカ・・・・クリスティン・デイヴィスカーリー・・・・ジーナ・グレイジョッシュ・・・スペンサー・ブレスリン1959年の「僕はむく犬」のリメイク作品。オリジナル版は観た事がないのですが、もしかしたらそちらの方が面白かったのではないかと思います。確かに、テンポも良くコメディというだけあって楽しめる場面もあったのですが、CG技術が発達して、色んなことが可能になったのは良いのだけど、ちょっと「やり過ぎ」てしまっているように感じます。笑いという見せ場よりも、軸にある「家族」をもっと丁寧に描いて欲しかったなぁ~。その結果が、矛盾を感じるような展開になってしまったのでは?シャギーは最後まで犬らしいままでいて欲しかった…。(絶対途中で設定変えてるとしか思えないよ~!!)
2006.10.14
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1917年に行われた犬ぞりレースの実話を基に描いた作品。犬たちと一緒にワラの上で眠るウィルが羨ましい~!!<ストーリー>1917年の冬。17歳のウィルは大学進学という夢を持っていた。しかし突然の不慮の事故で父が亡くなり、夢も農場も、父の可愛がっていた犬達までも手放さなくてはいけなくなる。ある日ウィルは、父が大学進学の資金調達の為に犬ぞりレースに出ようとしていたことを知る。父と一緒に農場を経営していたネイティヴ・アメリカンのネッドの協力を得て、ウィルは家族の経済的な危機を救うために、父が育てた犬たちと零下40度、カナダ・ミネソタ間の800キロの道なき道の走破するという過酷なサバイバル・レースに出場し賞金1万ドル獲得に挑む・・・。<STAFF>監督・・・・・・チャールズ・ヘイド 製作・・・・・・パトリック・パーマー、ロバート・シュワルツ脚本・・・・・・ジョン・マイケル・ヘイズ 、ジョルジェ・ミリチェヴィ、ジェフ・アーチ<CAST>ウィル・・・・・マッケンジー・アスティンハリー・・・・・ケヴィン・スペイシーボルグ・・・・・ジョージ・ガーデスハーパー・・・・デイヴィッド・オグデン・スティアーズお父さんが凄くキラキラした人で、好感の持てる感じなだけに、冒頭の亡くなるシーンから涙が…。もうそれからず~っと、スイッチが入ったかのようにウルウルで、しかもウィルではなくガス(リーダー犬)に感情移入しちゃいました。これは、私が犬好きだからなのでしょうか!?感動作ということで、少しオーバーな感じで作られてはいますが、退くほどではなかったかな。ウィルを演じるマッケンジー・アスティンは、端正な顔立ちの人なのですが、ガスのインパクトに負けちゃってます(^^)ガスはとにかく強烈です!だからまた会いたくなるんだよね~。
2006.10.13
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キアヌ・リーブスも惚れた脚本ということで観た作品。役者が惚れる作品だけあって、とても難しい内容で、決して一般受けはしないと思うけど、とってもピュアなラブストーリーでした。<ストーリー>バレンタインデーを目前にしたある日、ジョエルは不思議な手紙を受け取った。そこには、最近ケンカ別れしてしまった恋人クレメンタインについてこう書かれていた。“クレメンタインはジョエルの記憶を全て消し去りました。今後、彼女の過去について絶対触れないようにお願いします。ラクーナ社”。仲直りしようと思っていた矢先にそんな知らせを受け、立ち直れないジョエル。そして彼も、彼女との記憶を消すことを決意し、ラクーナ医院を訪れる。そこでは、一晩寝ている間に脳の中の特定の記憶だけを消去できる施術を行なっていた・・・。<STAFF>監督・・・・・・・ミシェル・ゴンドリー 製作・・・・・・・アンソニー・ブレグマン、スティーヴ・ゴリン 製作総指揮・・・・デヴィッド・ブシェル、チャーリー・カウフマン、ジョルジュ・ベルマン 他原案・・・・・・・チャーリー・カウフマン、ミシェル・ゴンドリー、ピエール・ビスマス脚本・・・・・・・チャーリー・カウフマン 撮影・・・・・・・エレン・クラス<CAST>ジョエル・・・・・ジム・キャリークレメンタイン・・ケイト・ウィンスレットメアリー・・・・・キルステン・ダンストスタン・・・・・・マーク・ラファロパトリック・・・・イライジャ・ウッドDr.ハワード・・トム・ウィルキンソンブルース・オールマイティのようなジム・キャリーも好きですが、この作品のジム・キャリーはもっと好きかもしれない。「語るエピソードがないくらい平凡な人生」を送っているジョエルを、とっても繊細に演じていて、彼の表現力の凄さに改めて感心してしまいました。ケイト・ウィンスレットもこの作品だとすごく魅力的な女性で、とってもすてきなカップルでした。記憶が消されて、輝いてた思い出がどんどん色褪せていくシーンの映像は、色んなパターンがあって観ていてとても面白かった。人を好きになる時ってこういうもんだよ、恋愛ってこういうことだよって教えてもらった感じで、観終わった後、無性に人恋しくなりました。
2006.10.12
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映像は綺麗なんだけど~110分という時間で表現するにはあまりにも無茶だったのでは?と思う作品でした。惜しいな~。<ストーリー>ごく普通のアパート“コーブ・アパート”の管理人クリーブランド・ヒープは、廊下の掃除や電球の交換をするだけの単調な毎日を送っていた。ところがある晩、彼の前にストーリーと名乗る謎めいた女性が姿を現わす。クリーブランドは彼女がおとぎ話に登場する精霊(ニンフ)のような存在であることを突き止める。彼女は恐ろしい怪物に追われ、自分の世界に戻れずに、中庭のプールに身を潜めていたのだった。クリーブランドはアパートの住人たちと協力し、彼女を元の世界へ戻してあげようと奔走するのだが・・・。海外公式サイト: http://ladyinthewatermovie.warnerbros.com/ 日本公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/ladyinthewater/ <STAFF>監督・・・・・・M・ナイト・シャマラン 製作・・・・・・M・ナイト・シャマラン、サム・マーサー 脚本・・・・・・M・ナイト・シャマラン 撮影・・・・・・クリストファー・ドイル<CAST>クリーブランド・・ポール・ジアマッティストーリー・・・・ブライス・ダラス・ハワード実は自分たちは、お伽話の登場人物だったという設定は面白いと思うが、物語が意外にも壮大過ぎたために、なにかと説明が多くなってしまって、ファンタジー感を半減させているように感じました。説明が多いと言っても、まだ説明不足な部分もあったりして…凄くもったいないと思う。しかし、ストーリーを癒す為に必要な人物探しは、推理好きの私としては楽しめました。悔しいことに何人かは騙された~!正直あそこまで入れ替わるとは…ビックリです。引っ掛かる部分が結構あって、ハッピーエンドにもスッキリ出来ませんでしたが、きっとDVDでは沢山のシーンが追加されて、今より少しはスッキリさせてくれるのではないかと、ちょっと前向きにレンタルを持ちたいと思います。
2006.10.08
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お父さんの話は夢のようで本当の話。そんな夢のような話を映像として観れるなんて…幸せだなぁ~♪<ストーリー>出産間近の妻とパリで幸せに暮らすジャーナリストのウィル・ブルーム。彼の父エドワードは自分の人生を幻想的でマジカルな話として語り、聞く人を魅了し楽しい気分にさせる名人だった。ウィルも子どもの頃はそんな父の話を聞くのが大好きだった。しかし3年前の自分の結婚式で喧嘩して以来、父とは不和が続いていた。そんなある日、母から父の病状が悪化したとの報せを受け、ウィルは妻を連れて実家へと向かう。しかし、病床でも相変わらずホラ話を繰り返す父と、父の本当の姿を知りたいと願う息子の溝はなかなか埋まらなかった・・・。日本公式サイト: http://sonypictures.jp/homevideo/bigfish/site/noflash.html<STAFF>監督・・・・・・ティム・バートン 製作・・・・・・ブルース・コーエン、ダン・ジンクス、リチャード・D・ザナック製作総指揮・・・アーン・シュミット 原作・・・・・・ダニエル・ウォレス『ビッグフィッシュ 父と息子のものがたり』(河出書房新社刊)脚本・・・・・・ジョン・オーガスト <CAST>若き日のエドワード・・ユアン・マクレガーエドワード・・・・・・アルバート・フィニー ウィル・・・・・・・・ビリー・クラダップサンドラ・・・・・・・ジェシカ・ラングジェニファー/魔女・・ヘレナ・ボナム=カーター若き日のサンドラ・・・アリソン・ローマン何度観ても泣けちゃいますね。(ああ…思い出したら涙が…)素敵な思い出に、その時の感情なんかをプラスするとこんなにも素晴らしい物語になるのかと驚きました。エドワードの言葉で、思い出はいつまでも輝いていてくれる。サンドラがいかに幸せだったか、バスタブでのやり取りだけで十分伝わってきました。とっても大好きな作品です。
2006.10.06
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