<逆境を乗り越えるための言葉>


「逆境を乗り越えるリーダーの言葉」ビジネス哲学研究会編著角川書店より
■本などからの引用 ○私の意見


■人間は負けたら終わりなのではない。やめたら終わりなのだ。
 (第37代米大統領 リチャード・ニクソン)

○成功するには魔法も王道も近道もありません。成功するまであきらめない
で続けることしかないのです。


■私たちにとって最大の危機は、高い目標を目指して失敗することではなく、
低い目標を目指して達成することである。
 (ルネサンス期の芸術家 ミケランジャロ)

○ここに成果主義の陥穽があるように思います。


■私たちの最大の弱点は諦めることだ。成功するのに最も確実な方法は、
常にもう一度だけ試してみることだ。
 (発明家 トーマス・エジソン)

○あと一掘りしさえすれば、金脈に当たるかもわからないのにその前にや
める人のなんと多いことでしょうか。それは、あと何回掘ればゴールかがわ
からないからでしょう。


■私は意志が弱い。その弱さを克服するには、自分を引き下がれない状況
に追い込むことだ。
 (冒険家 植村直己)

○背水の陣をひく意味はここにありますね。しかし、戦争と違い、そんなに大
げさにしなくても自分を追い込む方法はあります。すなわち公言することです。
私が不言実行ではなく、有言実行にこだわる理由は自分を追い込むことにあ
ります。


■困難は避けるものではなく、解決するものである。
 (日産自動車CEO カルロス・ゴーン)

○同じように、「未来は予測するものではなく、自らの努力で創造するもの」
です。


■「失敗を恐れない」では弱すぎる。「必ず成功させてやる」という強い意志を
持て。
 (プロゴルファー ジャック・ニクラウス)

○必ず成功するかどうかは自分の努力ではできませんが、成功するまであき
らめないことは自分の意志だけでできます。
 必ず雨を降らせるという祈祷師は、天候を左右できるわけではなく、雨が降
るまで祈りをやめないのです。


■人生にはおもしろくないことがたくさん起こる。それは全て自分に責任があ
る。何かを気づかせるために起こるということを知っておいたほうがいい。
 (パナソニック創業者 松下幸之助)

○自分にとって好ましくないことが起こると、「何で私だけ」と思ってしまいます
が、嘆いても事態は好転しません。起こったことに如何に対応していくかで、
人は成長していくのです。
 問題そのものが問題ではなく、その問題への対応の仕方が問題なのです。


■間違いを犯したことのない人というのは、何も新しいことをしていない人の
ことだ。
 (物理学者 アルバート・アインシュタイン)

○挑戦なくして成果なしですね。退職の際の挨拶によくある「おかげさまで大
過なく」の意味するところは何も困難なことにチャレンジしてこなかったという
ことを告白しているようなものです。


■あら探しをするのではなく、改善策を考えるべきだ。
 (フォード・モーター創業者 ヘンリー・フォード)

○現状に課題を見つけたら後は、それを改善するのみです。


■剣は折れた。だが私は折れた剣の端を握ってあくまで戦うつもりだ。
 (フランス共和国大統領 シャルル・ド・ゴール)

○同じド・ゴールの言葉では、「状況は決して悪くない。腕まくりして頑張れば
もっとよくなる」というのが好きです。


■まだ笑うことが出来るかぎり、貧しいとはいえない。
 (映画監督 アルフレッド・ヒチコック)

○楽しいから笑うのではなくて、笑うから楽しくなるのです。


■成功は祝福せよ。失敗の中にはユーモアを見出せ。
 (ウォルマート創業者 サミュエル・ウォルトン)

○失敗など笑って吹き飛ばすくらいの度量を持ちたいものです。


■強い熱意と情熱に支えられた努力を続ければ、今日不可能なことも明日
は実現できる。
 (京セラ創業者 稲盛和夫)

○今日できないことは、明日も、将来もできない、ということでは決してない
のです。


■仕事というのはやめなければ本物になる。続ければ、必ずものになる。
 (セコム創業者 飯田亮)

○仕事においても「継続は力なり」です。


■中傷への最高の返答は、黙々と義務を遂行することである。
 (米初代大統領 ジョージ・ワシントン)

○中傷する人は相手が気にすることを喜ぶようにしているので、取り合わ
ず、己の使命を果たすことです。


■この世で、一番哀れな人は、目は見えていても未来への夢が見えない人
です。
 (社会福祉事業家 ヘレン・ケラー)

○ビッグピクチャーという夢を描いたらそれを実現するため、日々、スモール
ウィンを積み重ねていくだけです。


■波風は常に優秀な航行者に味方する。
 (歴史家 エドワード・ギボン)

○自らの力で前に進む者に環境も後押しするということですね。


■多くの人は現状を見て「なぜこうなのか」と考える。だが、私はまだ実現
していないことを夢見て「なぜできないのか」と考える。
 (米司法長官 ロバート・ケネディ)

○現実、現象は同じでも見る人、その捉え方によって180度変わってきます。
 コップ半分の水を見て「もう半分しかない」と思うか、「まだ、半分もある」と
思うかの差は大きいのです。


■他人の意見ではなく、自分の中の声に耳を傾ける。最も大切なのは、自分
の心と直感に従う勇気を持つことだ。
 (アップル創業者 スティーブ・ジョブス)

○他人の意見は聴いてもあくまで参考で、決めるのは自分です。


■最善の解決策は常に最も単純な解決策である。
 (哲学者 オッカム)

○「アマチュアは問題を複雑にし、プロは明晰さと簡潔さを求める」カルロス・
ゴーンの教師のラグロヴォール神父の言葉です。


■真剣に考えていれば、アイデアは必ず生まれる。
 (映画監督・俳優 チャールズ・チャプリン)

○俗に妙案が浮かぶのは、馬上、枕上、厠上と言いますが、真剣に考えて
いるからこそ、そうした場でふとアイデアが浮かぶのです。


■かけがえのない人間になるためには、常に他人と違っていなければならな
い。(ファッションデザイナー ガブリエル・シャネル)

○「変わっている」という言葉は日本ではマイナスイメージがありますが、米国
ではほめ言葉です。
 まずは、レストランへ入ってオーダーする際に、「私も同じ」という注文をやめ
てみませんか。


■他人に変わってほしいと思ったら、自ら率先して変化の原動力となるべきだ。
 (インド独立の指導者 マハトマ・ガンジー)

○過去と他人は変えられないと言いますが、他人に対する自分の見方はいくら
でも変えることができます。つまり、人間は変えられなくても人間関係は変えられ
るのです。


■どれだけ良いアイデアがあっても、実行しなければ成功もしないし、失敗もし
ない。それは時間の無駄でしかない。
 (ユニクロ創業者 柳井正)

○成功した人を見て「私もそうやろうと思っていた」というのは通用しない理屈
です。問題は、考えたかどうかではなく、やるかどうかです。


■凧が高く上がるのは、風に向かっている時である。風に流されている時では
ない。
 (英元大統領 ウィンストン・チャーチル)

○「好況良し、逆境また良し」です。アゲインストの風によって鍛えられること、
また逆境の際に学ぶことはいくらでもあります。
 「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」です。


■勇者とは怖れを知らない人のことではなく、怖れを克服した人のことである。
 (黒人開放運動指導者 ネルソン・マンデラ)

○「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」怖れを知らないで突き進むのは勇気
ではなく、無謀です。怖れを知った上で、準備し、勇気を鼓舞して立ち向かいたい
ものです。


■金を残して死ぬ者は下だ。仕事を残して死ぬ者は中だ。人を残して死ぬ者は
上だ。よく覚えておけ。
 (政治家 後藤新平)

○「米百俵」のたとえを引くまでもなく、人を残すには教育が大事です。


■夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行
なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。
 (学者・幕末の志士 吉田松陰)

○吉田松陰の言葉では、「人一日この世にあれば、一日の食を食い、一日の
衣を着、一日の家に住む、何ぞ一日の学問、一日の事業に励まざるべけんや」
というのを座右の銘にしています。



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