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2010.07.25
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カテゴリ: 交流会

お陰さまで17名の参加を得て、実りある会合となりました。参加された皆様、どうもありがとうございました。残念ながら、今回は都合がつかず参加できなかった方は、下記概要報告と、メーリングリストのWebサイトに発表された資料は掲載しますので、そちらを参照願います。自分でもメーリングリストは参加登録ができますが、分からない方はメールアドレスを教えていただければ招待します。

実戦科学技術英語フォーラム平成22年度7月交流会

1. 活動報告


この活動を全国展開するためにソーシャルメデイアの活用について、調査検討した。特に、交流会を開催しても 北海道 や九州の方は参加が事実上、不可能なのでネット上で参加してもらえないか検討しました。検討結果下記の通り、
(1)Youtubeはリアルアイム放送ができるのかよく分からない。また、録画がしたものも10分くらいしかファイルとし掲載表示ができない。
(2)ニコニコ動画は動画やtwitter連携のコメント機能、投票機能などが使え、無料でネットTV放送ができそうだが、30分くらいしか使えない。
(3)UstreamはTwitterとの連携して、3時間くらいネットTV放送が可能である。画面にテキストを表示したり、Youtubeや画像ファイルも取り込み表示可能

また、米国の大学で使っているテクニカルコミュニケーションの教科書を入手したので、真のテクニカルコミュニケーションとは何か、内容を少しずつ確認を兼ねて勉強会を実施。米国では理系の大学生でも選択科目としてテクニカルライテイングやハイテクを利用したインターネットやWebでの情報作成発信まで体系的に教えているようだ。文系の大学でも修辞学などを教えているが、日本の大学ではそのような科目を選択できるのであろうか。ドキュメント制作の現場で試行錯誤しながら、皆さん、苦労して自分ありの手法を確立しているのが現状なのだろうか。

さらに私がたまたま国際会議への参加依頼を受けたので、国際会議の英語を勉強する必要があると思ったので、以前、この交流会で講演していただいた大原氏にご紹介いただいたRobert'sRules of Orderというのがあるのを思い出し手その内容も勉強を兼ねて検討することにした。フリーミアムというビジネスモデルの一つの例だと思われるのが、すべての内容がWeb上に掲載されているのだが、プリントしようとするとインク代がバカにならないし、工数もかかるので必要な人は有償で印刷物が購入できる仕組みとなっていることがわかった。一方、たまたま、VialJapanで会議の英語の特別勉強会が会ったのでその内容も紹介した。会議の進め方や会議で使われる用語や用例が意外とネット上でも公開されていることを教えてもらった。さらにいくつかのグループわかれて、楽天が英語を公用語にした是非論を英語で議論した。留学経験のある技術者の方や通訳を本業としている人が参加していた。英会話に自身のある方はこのような活動にどんどん参加して英語力を高めるのもよさそうに思われた。

石川 氏の講演概要「STEと一般消費財のユーザーガイド」

(1)STE(Simplified Technical English)とは何か?
Controled languageの一種だが、次の定義がある。

・英語を母国語にしない人にも分かりやすい英文
・STEは技術文書に適用するライテイング標準。定義された用語法とらい亭ングのルールで構成される
・用語は、標準として提供されている語句と社内で独自に追加する語句をあわせて使用。標準辞書には約900語の承認語と約2000語の非承認語がある。もちろん、必要な各専門用語の3000語以上も利用は可能。非承認語句には言い換えるための同義語が用意されている。
・ルールは約60あり、主に次のような内容で構成されている
ー短い文を用いる
ー優しい表現・構文を用いる
ー能動態を用いる
ー箇条書きを効果的に用いる
ー1文1トピックとする
ー現在官僚など複雑な動詞の用法を避ける
(2)STEを用いる事による効果

・翻訳コストの削減(再利用)
・チームワークライティングが可能
・短時間での市場投入が可能
・製造物リスクの軽減
・S1000Dなどの企画に準拠

(3)STEの歴史
(4)Electrolux社が抱えていた問題
・コンテンツを制作・編集する部門が欧州の至る所に分散している
・各部門では各国の言語でオリジナルのコンテンツを制作している(ソース言語が9通り)
・ユーザーガイドは47ヶ国語に翻訳展開と423通りの組み合わせ
・製品群が4つあり、各ユーザーガイドを制作
(5)問題解決への取り組み
・すべてのコンテンツ制作・編集部門がソース言語を一つに統一
・そのソース言語はコントロールド・ランゲージを活用
・コンテンツ制作・編集部門間でテキストを交換するにテキストの統一
・品質を高め、翻訳コストを低減するために用語の統一
(6)結論
・STEは一般消費財のユーザーガイドにも極めて有効
・標準のSTEに対し、ルールや用語法でのカスタマイズが必要

感想としては、これから、携帯端末ではキーワード検索で必要な情報だけを見るニーズが増えてくるが、そのためにはDITAというXML応用企画でトピックベースでコンテンツを用意する必要があるが、それも概念、作業手順、参照などのトピック別にコンテンツを準備することで、それを情報マッピングで自動組版処理すれば印刷も可能だが、ePub変換すれば、電子書籍も可能となるが、その元の原稿作りや翻訳でもSTEの思想を活用するとより制作品質が向上する可能性があると思われた。

3. 江上氏の講演概要「ライフスタイルを変えた、世界の経済を変えたブロードバンド(光ファイバー)」


(1)国際ビジネスコンサルの経験から、最近は米国、欧州、中国との事業展開の話が増えている。また、日本の優れた技術を消化しうるための英語に寄る海外向け情報発信の必要性も増している。

(2)よくある時代の産業変化でビジネスモデルの変化、フリーミアムが実行可能となってきているが、従来の印刷本と、電子書籍の対立はその典型例になる。

(3)電話やFAXからインターネットが普及して、HPやブログ、メールが盛んに利用されるようになる。ネット予約やネット販売で従来の営業や売り子は不要となる。個人や企業でもクラウドコンピューテイングのサービスが利用可能と鳴る。これらのインフラには光通信技術が活用されている。日本は個々の要素技術では優れているが、プラットフォームや利活用技術で遅れている。

(4)社内、生活の中のトポロジーもインターネットで可能となってきた。自社サーバーの構築、保守に多くの費用と工数を欠けていた時代から、変遷して今ではデータセンターの活用によるクラウド・コンピューテイングのサービスが実現可能となった。

(5)企業経営の大変革
ターゲット市場は自国から世界へ
? 本社機能、営業組織、生産形態の大変革
? 経営資源分散
? 小さな本社
? 小さな営業、ITツール依存営業、コスト削減
? 海外生産、委託生産(EMS、ファブレス)
? 迅速経営判断
? 24‐7 (24 hours in 7 days)
? Structured Management in English
? English Communication to link multiple‐cultures
? Evaluate and visualize intangible assets

(5)Individual Business Concerns
? Developing application of services and products in global
market beyond customer expectation
? Lead research activity with highly innovative people
? Benchmarking and competitive analysis
? Needs subcontractor management
? Communicate manufacturing designs with state of the art IT
tools
? Manage raw materials supply chain and procurement
? Manage world‐class quality with ISOs and response to quality
failure
? Maintain profitability and survive







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Last updated  2010.08.06 11:24:03
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