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2023.12.21
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カテゴリ: 政治経済

最近、エネルギーやカーボンニュートラルの問題を取り上げることが多いですが(本当にヤバいので)、ようやく「まともな方向」への動きがありました。


原子力規制委員会が、柏崎刈羽原発に対する運転停止命令をようやく解除する との報道が流れています。


 昨年の3月22日、首都圏はブラックアウト寸前にまで至りましたが、 柏崎が動いていれば「322」は起きなかった。


 しかも 、柏崎は東京電力の原発であり、さらにはBWR 。柏崎が動くとなると、その影響は大きいです。

柏崎刈羽原発の運転禁止命令、27日解除へ 規制委
 原子力規制委員会は20日、東京電力ホールディングス(HD)の柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)に出している事実上の運転禁止命令を27日に解除する方針を決めた。山中伸介委員長は東電の安全対策などを確認し「自律的な改善ができる状態にある」と評価した。(後略)』

 もちろん、規制委員会が運転禁止命令を解除したとしても、地元への説明、新潟県の同意取り付けなど、運転開始まではハードルが幾つかあります。


 とはいえ、とにもかくにも 規制委員会が「難癖」をやめたのは大きい。


 ちなみに、最近の三橋TVで解説してきた通り、発電の「仕組み」はすごく単純です。


 要は、磁石を巻いたコイルを回転させれば発電する。逆に言えば、コイルの中の磁石を回転させれば発電するのです。


 というわけで、発電の仕組みは「磁石をいかに回転させるのか?」に過ぎません(※太陽光発電は違いますが)。


 原子力発電は、水の中に燃料棒を挿入し、水を沸騰させ、蒸気をタービンに送り、タービンを回転させることで発電します。


 その際に、 放射線を帯びた水蒸気をそのままタービンに送るのがBWRで、熱交換をすることで、放射線を帯びない水蒸気をタービンに送るのがPWR です。


 現時点で、日本で動いている原子力発電はPWRのみで、BWRは一つもありません。


 というわけで、柏崎が動くことは重要なのです。

―――――――――――――――――続く――――――――――――――――――

記事タイトル: 柏崎刈羽原発、再稼働へ

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Last updated  2023.12.22 09:27:53
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