ルルルの国から帰ってきました♪

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2002年01月16日
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 先般伊藤康成氏が防衛事務次官に就任するという話を書いた。これから書く話が的を得ているものかどうかはわからないが、新聞報道等から思ったことを書くことにした。

 佐藤防衛事務次官と首藤防衛局長が1月18日に退任し、その後任として事務次官に伊藤康成防衛施設庁長官、防衛局長に守屋防衛庁官房長が就任することになった。
 防衛庁において防衛局長というのは通常次の事務次官となる人が就くポストであり、通常であれば首藤防衛局長が次期防衛事務次官に就任し、首藤氏と入庁同期の伊藤氏は勇退というのが最もあり得る人事であった。

 伊藤氏は数年前に防衛庁で調達実施本部関連の問題で大揺れに揺れた時期に、その問題に対処すべしということで当時防衛庁の施設担当参事官であったところ官房長代理に起用され、その矢面に立った。伊藤氏より上の幹部の多くが身動きできない中、生え抜きである故仕方がない部分もあったと思われる。そして調本問題に区切りがついた段階で防衛庁の事務次官、官房長、施設庁長官等が辞任したり、異動になった。いきなり上にクラスの幹部がいなくなったこともあり、防衛庁としては大騒ぎになったようだが、伊藤氏は内閣安全保障・危機管理室長に起用された。同ポストは事務次官級のポストであり、それだけを見ると悪くはないが、防衛庁において局長を経験することなく、同ポストに就くということは次官の目がないというのも同様らしい。通常であればここで伊藤氏の役人としての行く末は決まったといっても過言ではなかった。

 伊藤氏は同室長を無難にこなされ、再び防衛庁に戻ってきた。防衛施設庁長官としてである。同長官としては基地問題を中心に活躍されてきた。しかしおそらくこのポストを最後に防衛庁を退官されるのではないかというのが一般的な見方であった。どう考えても事務次官という最終ポストについては同期の防衛局長である首藤氏の方が有利だからである。

 しかし風向きが変わった。新聞報道が正しいかどうか知らないが、それによると佐藤事務次官と首藤防衛局長による対テロ対策が評価に値するものではなく、事実上両名を更迭したのが今回の人事とのことである。さらにこの1月の通常国会では有事立法についての議論が開始されるよし。一般的に首藤氏は調整型で伊藤氏は実務派といわれているようだが、そうなってくるとやはり実務派がよいということで異例の伊藤氏の事務次官起用にもつながったのではとのことである。また内閣安全保障・危機管理室長を務めた経歴も評価の対象にもつながったらしい。

 仮に伊藤氏が調本問題の際に温存され、現在防衛庁の局長を務められていたら今回の次官起用はあったであろうか。おそらく答はノーであろう。紆余曲折したが、やはり遠回りしたのがかえって好結果を生んだという気がする。人生においてその時は損をしたという場面があってもいつそれが好結果を呼ぶかもしれない。今回の防衛庁という役所の人事を見てそう思った。こういうことは大なり小なり我々の人生にも起こりうることである。現状に不平を漏らすより、その間に力を蓄えて次の機会を待つ。また現在の経験が後々役に立つこともある。自分自身も我が身も振り返りながら今後について考えていきたいと思う。
 ということでではでは。
 ルルルルルル~♪





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最終更新日  2002年01月16日 20時39分36秒
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