猫旅に出る ~ある生物系学芸員の日記~

猫旅に出る ~ある生物系学芸員の日記~

標本作製その2.グロ画像注意!


分離した皮は1週間ほどなめし液に漬けました。
こうすると腐りにくく、毛が抜けにくくなるらしいです。
なめし液は水1リットルに食塩とミョウバンをそれぞれ50gづつ溶かしてつくります。
(多い分には問題ないだろうと思い、今回はかなり適当な配分にしましたが…)
なめし革の作り方の本に書いてあったそうです。
僕が調べたわけではないです。
インターネットで調べるといくつか引っかかるのですが、人によって分量が違います。
参考URL http://f13.aaa.livedoor.jp/~bunnet/bone/leather/leather1.htm

なめし液から出したら乾かします。

写真真ん中はアナグマ(♀)、左から2番目はニホンイタチ(♀)です。
それ以外の3頭はニホンイタチ(♂)。
生乾きの状態になったら皮を引っ張ります。
そうすると、ちゃんと肉を除去できている部分は白くなります。
肉が除去できていない部分は乾いてからピンセットとペンキはがしを使って剥がしていますが、難しいです。
特に脂ののったサンプルは大変。
なかなか取れません。

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