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小生が、国立市にいたころ、近くの多摩川に子供を連れて魚釣りのまねごとをしていたときに、(遊漁)入漁料と称して怪しげな若者が身分証明も持たずに、集金に回ってきて実に不愉快な思いをしたことがある。
通常の漁業鑑札は、その(遊漁)入漁料徴収額の4回分もあれば足りるのに毎回徴収するのである。
鑑札を売るか、毎回の徴収を受けるかの選択があり、有価の魚種を釣果として確認できたときに支払う方式など、具体的な明示があってしかるべきである。
漁業鑑札を持っていないものは川に放流する有価な魚を釣ってはならないのはわかるが、遊び心で子供と雑魚の釣りも出来ないのは寂しいものである。
たしかに、多摩川には有価な魚を放流している漁協がありそれを釣っているのであれば入漁料は必要であろう。
小生でも、このような暴力団的な、安易な徴収法がまかり通るのは、腹立たしく思ったものである。
尖閣列島での「中国漁船」の違法操業、韓国領海での中国漁船底引き網操業がなされている。
また、日本近海でも「韓国漁船」の底引き網漁業が操業されている。
彼等は、小生のような素人ではなく、漁業を生業としているプロ集団であり、取り締まりを腹立たしく思うのではなく、取り締まりは当たり前であることを知っていて、掴まらなければぼろ儲け、掴まっても多少の利があると踏んでいる。
日本沿岸では、同じ「日本人の漁業者ではない、素人の釣り人達」が違法な岸壁へ立ち入り、禁止されている海域での魚介類の採取を行うなどのトラブルが絶えない。
いまは、魚介類は希少な資源であり、再生サイクルの歯車として禁漁期間を設け、卵を孵化させ、幼魚に育ててから放流しないと「漁業自体が持たない時代」である。
底引き網など、あまりにも漁獲方法が発達したため、漁業資源が枯渇したからである。
さらに、人口増加による河川・港湾などの環境悪化で魚介類の生育環境が著しく悪化したことも漁業資源枯渇化の原因である。
漁師達は、自ら禁漁体勢、放流体勢を布いているのであるから、漁場に権利のない他国ものが立ち入るのは許されないのである。
こっそりと入り盗んだり、堂々と海上警察と集団で争うのは、いずれも許されぬ行為である。
しかし、日本の試験的な調査捕鯨はどのように世界に映っているのだろうか。
クジラは哺乳類であり、おなじ哺乳類の人間が、殺傷して食用にするのは「人道上許されない」というような趣旨が、環境保全団体から聞こえてきそうである。
では、かれらは、哺乳類を殺傷しないかというと、イスラム教はブタ、ヒンヅー教は牛を食べないが、よほどの菜食主義者でないかぎり、哺乳類や魚類などを食べないと生きてはいけない。
「クジラを少しも食べてはいけない」なら、エスキモー人の生存は危ういのである。
だから、人間も動・植物と「再生可能な共存生活を続けうる範囲」なら、動植物を摂取することが許されるのではあるまいか。
ただ、人間は単独では倫理性が高いものの、グループとしては欲望の強い、計画性のない側面をもっており(集団になると倫理の枠を簡単に外してしまう習性をもった)、困った生き物である。
中国の一漁民が誤って他国の漁場を荒らしているのではなく、数十隻も集団を組んで、まるで二人三脚のような行動に出ているのは、「交差点、赤信号も、みんなで渡れば怖くない。」の「衆偶政治」とおなじ行為である。
中国政府は、「意匠特許など違反行為」の取り締まりにしても、「さじを投げた」格好で、国民の統制が利いていない。
人間は放置しておくと、世界人口が70億人を越えてどこまで増えるか判らないような状況にある。
人類が、限られたこの地球という星に生存するためには、すでに先が見えてきているようにおもわれる。
日本をはじめ先進国の一部では環境保全のための対策を京都議定書で図ったが、大国・米国、中国などは無視しており、議定書加盟国は自分たちだけが取り残されかねない危惧を感じている。
人類は、ばらばらの方角に進み、混沌としたカオスに入ろうとしているのではなかろうか。
しかし、そうは言っても、世界にはすばらしい思想を持った賢人がいるはずである。
オウム真理教のような、偏った思想であると困るのだが、人類世界の普遍的な進路を示す哲学者が現れることを期待する。
それほどの賢人でなくとも、自らの国くらい、倫理的な規律を守らせる賢人・政治家が欲しい。
暴力的な手段でなく、民主的な手段で自らの国だけは、うまく治めて貰いたいものである。
覇権を主張し、超長期政権、強権的世襲制を確立する行為で治めるのでなく、みんなのための民主政治を行って欲しい。
いまの民主政治は、少数政党の乱立、他党が失敗するのを見守るような意地汚い姿勢に流れている。
「みんなのための政治」が行われるように、賢人達が「象牙の塔」から出て、自己犠牲で見守って指導して欲しい。
モーゼの時代には、脱エジプトで救われる道が出来たかも知れないが、現代は、70億人の住む地球であり、脱出するところが、今は見あたらない。
そのうちに、宇宙には、新たな地球が見つかるかも知れないが、人類の人口爆発状態では間に合うまい。
呆けにとっては、日本では、例えば、「日本学士院にいる賢人」達に、自己犠牲でもって、政治に介入することを期待するしかないのである。
ノーベル賞レベルの賢人に、世界の再生の道を探す、覚悟をお願いしたい。
このことに加えて、福島原発が津波とともに、原子炉の破壊、融解事故を起こしており、すでに大量の放射能が空に、海に拡散されてしまった。
いまだに、溶解して落ち込んだ原子炉燃料の回収もおぼつかないので、海の汚染・破壊が進む畏れもなしとはしない。
冷却が進んでいるというばかりで、燃料棒の回収段階がどのようになっているのか、賢人達の知恵を絞ってもらいたい。
日本が、「福島の冷却」が進んでいるから、安全であるなどと言っても、世界は「安全宣言」とはほど遠いものだと知っているのだから。
汚染水を含む海流は、黒潮に乗って米国に向かい、南米から再び日本に戻ってくるばかりではなく、世界を循環するのであり、日本の対策は世界の対策であらねばならないのだ。
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