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「福島区役所」から、宿泊先のホテル・モンテレイ(京橋)に向かう際に、惨事にあってしまった。
(ホテルの正式名称は、「ホテル・モントレ ラ スール 大阪」 という長い名前であり、小生は、かつて調査で訪問したメキシコのヌエボ・レオン州都の「モンテレイ」市で覚えていた。)
幼子を連れての、大勢での移動であったので、タクシーのトランクにスーツケースと一緒に、「喪服の手提げ」などを詰め込んだ。
乗車時刻は、20日の黄昏時であり、帰宅の車が動き出し、大阪駅周辺は混雑している。
タクシーは東京にはいくらでもいるのに、この付近にはあまりいない。
手を挙げても止まってくれない。
やっと、空車を見つけて、誘導し荷物を積み込んだ。
外国のようにドア・マンがいて、荷物を運んでくれるような具合ではない。
チップを払うような具合なら運転手も手伝ってくれるだろうが、いつ襲われるかを心配してか、日本では運転席から出ては来ないのである。
途中の「土佐堀通り」は、這って歩いているような速度であり、「悪いと思ってか、」運転手はメーターを一時、切り替えてくれた。
そこを抜けたら空いていて、天満あたりではスイスイと走れた。
しかし、ホテル・モンテレイの側は、一方通行で大回りしたものである。
やっとついて、自分でトランクを空けて荷物を出して、連れが支払いを済ませてホテルのドアーを空けて、「喪服の手提げ」が見あたらないことに気がつき、後ろを見たが、件のタクシーは猛スピードで消え去っていた。
福島から京橋までを無駄に時間を費やしたので、その分を取り返すために「順番待ち」の場所に向かったのだろう。
連れは、運転手が混雑時にメーターを切ってサービスしてくれたこともあり、「領収書」を貰っていないので名前も判らない。
「大阪タクシー親交会」のマークが車内に張られていたが、具体的な会社名は車内には見あたらなかった。
タクシーメーター付近には、会社名、運転手名などもあったのだろうが、後ろの座席からは見えず、だれも憶えていない。
一人が、「青空交通」というマークがあったようだという。
とりあえず、「大阪タクシー親交会」に火曜日夕刻、福島区役所から天満駅近くの「ホテル・モンテレー」まで、「青空交通」らしきタクシーに乗り、「喪服の手提げ」をトランクに置き忘れたので、見つかった場合は、連絡して欲しい、と告げた。
自分できちんと管理しなかったのが最も悪いのであるが、昔なら、タクシーのトランクは運転手が開閉を行い、出し入れには注意を払ったものである。
いまなら、タバコの火でも、爆弾でもなんでも簡単にトランクに入れられておさらばできる。
運転手はトランクの出し入れぐらいは、危険でないところなら、お手伝いくらいしてくれてもいいのではないだろうかと思う次第。
いまだに、連絡は来ないので、無線を持たない「青空タクシー」の運転手(経費的に携帯電話を使用しているようだ)は、「協会からの無線」連絡も通じなくて、また、仕事明けにトランクを空けることもなく、喪服を乗せたままで、ひたすら走っているのだろう。
近しい人たちとの葬儀であり、なんとか事なきを得たのであるが、とんだ災難にあったものだった。
「喪服の手提げ」には、黒ネクタイ、白いシャツ、数珠が挟んであり、貴重品は無かったものの、ものがないと葬儀出席には支障があるものなので、大変困ったことではあった。
大阪行きの最新式「のぞみ」で隣の席の若者が、PCを使用していたが、「無線LAN」が巧く「ログイン」できず、遂に諦めていた。
PCは仕事の災難であるが、「葬儀」の「喪服の手提げ」紛失もおなじくらいの災難であった。
今年も、あともう少し。
最後の災難であって欲しいものである。
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