PR
Calendar
Keyword Search
Comments
Freepage List
Category
昨日のNHKニュースに続き、今朝の読売新聞に
脳卒中リスク因子検出のより詳しい具体的な説明がでていたので
追加して補足する。
「脳卒中」自体を詳しく知りたい方は学会情報誌を参考
日本全体ではないものの、小生の出身県も
含まれ ているので使えるかもと安心した。
具体的な「血管年齢」がでているので、
危険ゾーンが より自分に迫ってくる表現だ。
・・・・・・・・・・・・・・・
小生達は、昔々「企業審査システム」で
「財務指標の危険因子」を 探した経験があるが、
そのときは「精神分析プログラム」を利用した
ように記憶している、懐かしい思い出である。
このプログラムは統計的処理を行うのであるから、
そこで得られた係数は利用したデータに制約される
のであり、環境が変化すると構造(パラメーター)が
変わるのであり、数年おきに再計算する必要がある。
また、この計算式では捉えきれない異常な値の患者
が出てくるので、そのような患者も判断できるような
新しい危険因子を含む函数を開発する必要がある。
そのように、自分たちの開発した函数を絶えず見直し
たものであった。
調査対象
| 項目 |
内容 |
| 地域 |
茨城、新潟、高知、長崎、沖縄 |
| 調査期間 |
14年間 |
| 対象年齢 |
40~69歳(1993年) |
| 人数 |
15,672人 |
| 発症人数 |
790人 |
| 危険因子 |
年齢、性別、喫煙、肥満度、糖尿病有無、血圧(降圧剤使用有無) |
男・女の「血管年齢」における脳卒中発症リスク
脳卒中リスク評価
| 区分 |
合計点数=スコア |
10年間の発症確率 |
男性血管 年齢 |
女性血管 年齢 |
|---|---|---|---|---|
| 1 |
10以下 |
1%未満 |
42 |
47 |
| 2 |
11-17 |
1%以上- 2%未満 |
53 |
60 |
| 3 |
18-22 |
2%以上- 3%未満 |
59 |
67 |
| 4 |
23-25 |
3%以上- 4%未満 |
64 |
72 |
| 5 |
26-27 |
4%以上- 5%未満 |
67 |
76 |
| 6 |
28-29 |
5%以上- 6%未満 |
70 |
80 |
| 7 |
30 |
6%以上- 7%未満 |
73 |
83 |
| 8 |
31-32 |
7%以上- 8%未満 |
75 |
85 |
| 9 |
33 |
8%以上- 9%未満 |
77 |
90歳以上 |
| 10 |
34 |
9%以上-10%未満 |
79 |
|
| 11 |
35-36 |
10%以上-12%未満 |
82 |
|
| 12 |
37-39 |
12%以上-15%未満 |
85 |
|
| 13 |
40-42 |
15%以上-20%未満 |
90歳以上 |
|
| 14 |
43以上 |
20%以上 |
小生達がお世話になった函数はたしか、「 判別函数 」と言ったと思う。
昔の人間であり、f(x)= は 函数 function の方が 関数 relation
より親しみがある。
似たような分析であれば、あくまで「目安」にしか使うことができない。
確率論から導かれるものだから、「病理の可能性」を追求し、「個別に再度検証して、
当該患者に最も適した処方箋を書かねばならない。」
また、よく似た症状を間違って判断することも
ありうることを肝に銘じなければならない。
このような確率論は、「導いた結果」を使用する側に
責任が重たいのである。
頭脳よりも数字が先走る
「卦」
があるのが「世間」であったように思い出す。
分析精度を上げるための「補助用具」としてのみ
「判別関数」
は利用価値がある。
DayCareの「頭の体操」の紹介~昭和時代の… Jul 25, 2024
年寄りが近付けない~駅ビルのパン屋さん… Dec 29, 2021
美味しい高知県特産の黒耳枇杷を戴く May 10, 2021