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中国からは PM2.5
という環境汚染煤塵が
偏西風で日本に実際に空中散布され、
現地の上海では大量の豚の死骸が河川投棄
されているという、ニュースが流れてくる。
日本も嘗ては「 隅田川 」には「 墨田川 」という名前が
似合うような、まるで「どす黒く澱み、あちこち
で酷い臭い」がしたものである。
そのような状態ではコレラ菌(コロリ菌)などが
増えても、おかしくないほどであった。
今は、嘘のように、綺麗な流れを取り戻した「 澄田川 」だ。
日本では産業用水、生活用水は環境規制で
厳しく管理されており、少しの魚の死骸でも
見つかれば大騒ぎとなること請け合いである。
隅田川沿いにあった「 公害産業 」は移転し、
企業は公害防止機器を設置することを
義務づけられた。
それだけ国民の目線が日本で厳しくなったのは、
公害防止に立ち上がった 田中正造、山崎圭 氏など
の先人の苦労が実り、今では「 産業化 」には「 環境
保全 」は「 当たり前 」となったのである。
数年前からの鳥や家畜のインフルエンザウイルス
対策では、鳥・家畜には心情的には可哀想であるが、
他に方法がないとして、伝染を防ぐべく、大量の薬剤
散布、薬殺後に媒介物の埋め立て処分がなされてきた。
日本では、ウイルス拡大を防止するには、
感染動物をも全滅させるしか手段が無かった。
ところが、中国では、豚の死骸を大量に
上水道の取水を行う川に流している。
伝染病で死んだ豚の引き取りを解体業者に拒否され、
処置に困った揚げ句に投棄したらしい。
仮にウイルスを持っていないにしても、
大量の細菌が生まれる 根源 を川に放置した
ことになり、その ルツボ からどのような細菌が
生み出されるのか誰にも判らない。
不衛生というだけではなくて、
新たな種類の細菌・ウイルスが生まれるに
任せているかも知れない。
突然変異 という現象は想定できないのである。
環境汚染を防止することが人類にとって
如何に必要なのかを、
中国が自覚し、産業化を経験した先進国が
教える必要があると思う。
他人事と見過ごさずに、同じ人類であることを
考えて、日本が如何にして環境汚染と戦って
きたかを伝授するべきであろう。
日本による「 過去 」の戦争被害に焦点を当てて
相手を批判するより、現在、および直ぐ将来の
ことをまずは捉えようではないか。
これから大問題となる畏れのある中国国民の
健康被害を防止する手段・対策を技術等先進国
として伝授すべきである。
環境破壊 を放置したまま、 産業集中 に突き進むと
取り返し出来ない、人間が住めない都市づくりに
なる危険があることを日本は経験済みである。
中国の中央政府はすでに気付いているであろうから、
日本の政治家ではなくて、 自然&社会科学者 が
協力姿勢を見せるべきである。
PM2.5は偏西風依存だが、鳥は空中を自由に
飛来して、世界中にウイルス細菌を拡散できる
のであり、人類が最も注意すべき伝播媒体
であることを意識し、全人類は協調して警戒すべき
である。
少なくとも、鳥が豚の死骸を啄むような環境を放置
することは、政府として厳として禁止・処罰するような
法整備が必要だ。
日本でもまだまだ公害問題は眠っている部分がある
だろうから、互いに協力していくうちに良い方法が
見つかるかも知れない。
呆け頭でも気になっていることである。
P.S.
豚はイスラム教では 不浄の動物 とされて、
食用を禁止されているが、
イスラム圏以外でも飼育方法については衛生的な方法
が極めて困難であるようだ。
飲料水として取水する公共河川に、
よほど注意しなければいけない動物を、
死骸として流すことは
宗教的でなくても憚られる行為である。
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