めいてい君のブログ

小生は

Tax　 Haven 　を　Tax　 Heaven 　とばかり

思っていた。

「税の避難地」が「税の天国」と

勘違いするような金持ちには

「天国・ヘブン」であるからだ。

かつては「太陽が沈まない帝国」の

Great Britain・英国は

その「ヘイブン」をたくさん抱えている。

本日深夜から、イギリスの北アイルランド

のロックアーンでG8サミットが始まる。

主要議題は「グローバル企業、富裕層による

海外での税逃れ対策」であるといいのだが！！！

ヘイブン企業が国内で税支払いを逃れるため、

国民は増税、歳出削減緊縮財政で

痛みを強いられ、

ギリシャなどは

国家危機の要因となる。

その英国自体でも

スターバックスが1998年

進出以来の納税額1千万ポンド（15億円弱）

を1年間で支払うことを約束させられた。

米国のアマゾン、グーグル、アップル、

日本でもオリンパス事件などが非難を受けた。

☆

以下は、CIAのThe　World　Factbook、日経ビジネス、

朝日新聞などから「写経」してみる。

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＊タックスヘイブン（イギリス内）＊
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1.「英王室属領チャンネル諸島ジャージー管区」

＊概略：

ジャージー他のチャンネル諸島は仏・英を支配した

中世ノルマンジー公国の名残であり、第二次世界大戦中

独軍に占領された唯一の英領土である。

ジャージーは英王室属領であるが、英国領土でも、EUでも

ない。

しかしながら、英国政府は憲法上その国防責任があり、

国際的代表責任がある。

場所はイギリス海峡、仏の北西にある。

イギリス本土までは160kmだが、仏ノルマンディー沿岸部

まではわずか16kmと近い。

＊面積：

１１６平方ｋｍ（ワシントンDCの２／３、伊豆大島より少し大）

＊民族：

ジャージー51.1%,英国人34.8%,その他白人6.6%

＊言語：

英語94.5%,ポルトガル語4.6%

＊宗教：

プロテスタント、ローマカトリック

＊人口：

95,732人(2013.7)

＊政体：

英国王室属領チャネル諸島ジャージー管区で、

独自の議会と政府をもち、高度の内政自治権を持つ。

＊首都：

セントヘリア

　ロンドンからの大圏距離：295km

仏：ポールバイユからの大圏距離：34km

東京からの大圏距離：9,868km

＊象徴：

ジャージー牛

・・・小生は管区旗がXのかたちであり、

外枠とあわせて「OX」（＝雄牛）を指すのかと

思ったが「紅い十字架」のノルマン表現であるらしい。

ジャージー牛はJerseyで「cow」（＝雌牛）が似合う。・・・

＊経済：

国際金融サービス、農業、観光。金融業は

島の稼ぎの半分を占め、ポテト、カリフラワー、花きが

重要輸出作物で、主に英国に出荷される。

ジャージー酪農品種は世界に知られ、輸出所得の稼ぎ頭、

乳製品は英国をはじめその他のEU国に向い、観光は

GDPの１／４であり、近年、政府はジャージー内の軽工業を

奨励しており、伝統産業に代わりエレクトロニクス産業が

発展してきた。

原料やエネルギーの必要物はジャージーの食糧の大半と同様、

全て輸入されている。

軽微な関税、遺産相続課税が当島に有名なタックスヘイブン

を構築している。

2013年１月にジャージーはGuernsey（ガーンジー島：隣島で

同じく英王室属領チャンネル諸島に属し、最大のジャージー島を除く

チャンネル諸島群でガーンジー管区を形成）

及びマン島と、島の当局者が租税回避地を終わらせるべく

租税協定を締結した。

生活水準は英国に近い。

＊GDP:

51億ドル（2005年）

＊一人当たりGDP：

57,000ドル（PPP）

＊GDP構成：

農業2%,工業2%,サービス96%（2010年）

＊失業率：

1.7%(2012年)

＊ｲﾝﾌﾚ率（消費者価格）：

3.7%(2006)

＊金融事件：

2006年に日本の課税を免れようと

隣接・ガーンジー管区の日系子会社が親会社の益金を

不法に海外留保したとして、日本の親会社は東京地裁

から更正処分を受け、2007年には東京高裁も地裁の

判決を支持した金融事件が有名である。

2007年には100兆円もの租税回避地資金が集まって

いたが、批判に晒されて租税回避地税制を

2011年までに改正している。

その税収減を補うべく売上税の導入、本国への預金開示を

しなかった３／４の預金者への利子所得課税などを期待する。

＊面積：

78平方km（ワシントンDCの半分）

＊人口：

65，605人（2013年7月）

＊首都：

セントピーターポート

＊政体：

英王室属領チャンネル諸島ガーンジー管区

＊経済概況：

金融サービス（銀行、ファンドマネジメント、保険）

で雇用の23％、この小さな繁栄するチャンネル諸島経済の総所得

の55％を占める。

観光、製造業、トマトや切り花を主体とする園芸は減退している。

金融サービス、建設、小売、公共部門が成長中である。

軽い税負担、遺産相続税が著名なタックスヘイブンを形成、2013年

1月に、ジャージー及びマン島と租税協定を締結し、島当局が租税回避地

を終了させるための措置をとった。

EU加盟国の経済統合の動きがガーンジー管区の受ける環境を

変化させてきた。

＊GDP:

27億42百万ドル（2005年）

＊一人当たりGDP:

44,600ドル（2005年、PPP）

＊GDP構成：

農業3%,工業10%,サービス87%(2000年)

＊失業率：

0.9%(2006年3月)

＊ｲﾝﾌﾚ率：

3.4%(2006年6月)

＊参照：

データは古いが「日系ビジネス」記事が参考になる。

2008年3月21日のチャンネル諸島の「ジャージー管区」

および「ガーンジー管区」のタックスヘイブンへの

特集記事、

同じく2009年4月2日の、タックスヘイブンを

「腐敗のエンジン」「Criminogenic」と見る

「Tax　Justice　Network」主宰者・

クリステンセン（ジャージー島出身）の記事、

“Stop　Tax　Heaven　Abuse　Act”という

法案提出者・米上院議員カール・レビンの記事

がそれである。

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